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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 画面・コマンド・APIリファレンス


7.5 [デバッグ]ビュー

[デバッグ]ビューは,デバッグタスクを管理したり,ステップ単位の実行方法を設定するための画面です。[デバッグ]ビューは,[デバッグ実行]ダイアログボックスで[実行]ボタンをクリックすると[エディタ]画面の左ペインに表示されます。

図7‒53 [デバッグ]ビュー

[図データ]

表示項目について説明します。

[図データ]([応答入力]ボタン)

クリックすると,[応答入力]ダイアログボックスが表示されます。タスク内で応答待ち中のステップが複数ある場合は,応答待ち中になったステップの順番に従い,[応答入力]ダイアログボックスが表示されます。

[図データ]([リトライ]リストボックス)

実行が失敗したタスクに対してリトライする方法を選択します。

  • 失敗したステップからリトライ

    失敗したステップからリトライするかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,失敗したステップからリトライされます。

  • 失敗した次のステップからリトライ

    失敗した次のステップからリトライするかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,失敗したステップの次のステップからリトライされます。

[図データ]([強制停止]ボタン)

クリックすると,強制停止するかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,デバッグタスクが停止中になったあと失敗になります。

[図データ]([再開]ボタン)

中断しているステップの実行が再開されます。サービステンプレートデバッグビューのフロービューで選択したステップの状態が中断中または中断中(実行後)の場合,設定できます。

タスク

タスクの情報が表示されます。

状態

デバッグタスクの状態が表示されます。

ステップ

サービステンプレートデバッグビューの[フロー]ビューで選択したステップの情報が表示されます。

ステップID

ステップIDが表示されます。

ステップ名

ステップの名称が表示されます。

状態

ステップの状態が表示されます。

[実行設定]リストボックス

中断しているステップの部品の処理を実行するかどうかを選択します。ステップの状態が中断中の場合に,設定できます。

  • 部品の処理を実行する

    部品の処理を実行する場合に選択します。

  • 部品の処理を実行しない

    部品の処理を実行しないで,スキップする場合に選択します。

[部品の処理後に中断する]チェックボックス

チェックすると,部品の処理が完了したあとステップが中断します。チェックを外すと,部品の処理が完了したあとステップは中断しないで,次のステップの開始まで実行します。ステップの状態が中断中の場合で,[実行設定]リストボックスで[部品の処理を実行する]を選択した場合に,設定できます。

[戻り値]テキストボックス

部品またはステップの戻り値が表示されます。部品またはステップの戻り値かどうかは,表示するタイミングによって異なります。

  • ステップの状態が完了の場合

    ステップの戻り値が表示されます。

  • ステップの状態が中断中の場合

    部品の戻り値が表示されます。なお,[実行設定]リストボックスで[部品の処理を実行しない]を選択したときに,またはステップの状態が中断中(実行後)の場合に,戻り値を指定できます。戻り値は,0〜127で指定してください。

[改行コード]ラジオボタン

部品のプロパティ値に使用する改行コードを選択します。ステップの状態が中断中または中断中(実行後)の場合に,設定できます。

  • CR+LF

    改行文字「CRLF(0x0d0a)」を使用する場合に選択します。

  • CR

    改行文字「CR(0x0d)」を使用する場合に選択します。

  • LF

    改行文字「LF(0x0a)」を使用する場合に選択します。

プロパティ一覧

ステップに追加されている部品のプロパティ一覧が表示されます。表示項目のタイトルをクリックすると,昇順,または降順でソートできます。デバッグ実行に必要なプロパティ値を設定できます。

表7‒35 プロパティ一覧の表示項目([デバッグ]ビュー)

表示項目

説明

プロパティの種別アイコン

プロパティの種別がアイコンで表示されます。

  • [図データ]

    入力プロパティを示すアイコンです。

  • [図データ]

    出力プロパティを示すアイコンです。

プロパティキー

プロパティキーが表示されます。

マッピングパラメータ

マッピングパラメータが表示されます。

プロパティ値

部品に入力するプロパティ値,および出力されたプロパティ値が表示されます。サービスプロパティをマッピングしている場合,ステップの実行を中断した時点のサービスプロパティの値が表示されます。データ型がpasswordの場合,入力した文字列は「●」で表示されます。入力プロパティは,ステップの状態が中断中の場合で,[実行設定]リストボックスで[部品の処理を実行する]を選択した場合,編集できます。出力プロパティは,ステップの状態が中断中の場合で,[実行設定]リストボックスで[部品の処理を実行しない]を選択したときに,またはステップの状態が中断中(実行後)の場合,編集できます。なお,プロパティ値は,1,024文字まで入力できます。

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