4.14.1 Windowsファイアウォールの設定
機能
この部品は,指定したプログラムやポートをWindowsファイアウォールの例外に登録します。
この部品では,以下のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
Windowsファイアウォールの例外登録を実施するサーバです。
登録したい対象に応じて,以下のいずれかのプロパティ群を指定して実行します。
プログラムの登録を行う場合は,プロパティOS.programPathName, OS.programNameを指定する必要があります。
ポートの登録を行う場合は,プロパティOS.protocol,OS.portNumber, OS.portNameを指定する必要があります。
指定したプログラムまたはポートが既に登録されていた場合,情報メッセージをタスクログに出力して登録処理をスキップします。
利用場面
アプリケーションをインストールした後,アプリケーションが正常に動作するようにファイアウォールの設定を行う場合などに利用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 10-12以降
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)
(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
【実行対象サーバの使用条件】
(1)Windows Firewall/Internet Connection Sharing (ICS) サービスが開始していること。
バージョン
01.12.00
カテゴリ
OperatingSystem/Windows/Basic
タスクログに表示される部品の名称
osSetFirewallDef
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
OS.programPathName |
プログラムパス名 |
Windowsファイアウォールの例外に登録するプログラムのファイルパスをフルパスで指定します(プログラム登録の場合必須)。 |
− |
入力 |
△ |
OS.programName |
プログラム名 |
Windowsファイアウォールの例外に登録するプログラム名称を指定します(プログラム登録の場合必須)。 |
− |
入力 |
△ |
OS.protocol |
プロトコル |
Windowsファイアウォールの例外に登録するポートのプロトコル(TCP,UDP,ALL(全て)のどれか)を指定します(ポート登録の場合必須)。 |
− |
入力 |
△ |
OS.portNumber |
ポート番号 |
Windowsファイアウォールの例外に登録するポート番号を指定します(ポート登録の場合必須)。 |
− |
入力 |
△ |
OS.portName |
ポート名 |
Windowsファイアウォールの例外に登録するポートの名称を指定します(ポート登録の場合必須)。 |
− |
入力 |
△ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |