Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.11.9 ファイルのコピー

機能

この部品は,指定したパスのファイルまたはフォルダを,指定したファイルまたはフォルダにコピーします。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・実行対象サーバ

 ファイルまたはフォルダのコピーを実行するサーバです。

実行対象サーバのOSがUNIXの場合,プロパティcommon.permissionOptionに1を設定することで,オーナー,グループ,パーミッション,タイムスタンプを保持したままコピーを実施します。UNIXにおいてこれらの属性の保持を行わずにコピーを実施したい場合,またはOSがWindowsの場合は該当プロパティの値を0に設定してください。

利用場面

アプリケーションの定義ファイルを退避する,コマンドの実行結果をファイル出力してコピーするなどに利用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 10-50以降

【実行対象サーバ内前提製品】

なし。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)

(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) AIX V6.1,AIX V7.1

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1)プロパティcommon.destFilePathに既存のファイルやフォルダを指定した場合,上書きコピーを実施します。

バージョン

01.51.00

カテゴリ

OperatingSystem/Common/Basic

タスクログに表示される部品の名称

osCopyFile

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

localhost

入力

○ 

common.sourceFilePath

コピー元ファイルのフルパス

コピー元ファイルまたはフォルダをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.destFilePath

コピー先ファイルのフルパス

コピー先ファイルまたはフォルダをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.permissionOption

ファイルの属性を保持するかどうか

ファイルの属性(mode,ownership,timestamps)をコピーするかどうかを指定します。コピーする場合は1,コピーしない場合は0を指定します。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

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