Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.11.2 OSユーザーの削除

機能

WindowsまたはUNIX環境でOSユーザーを削除します。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。前提条件に記載のWindowsまたはUNIXがセットアップされている必要があります。

Windowsの場合,ローカルユーザーまたはドメインユーザーを削除できます。

削除するユーザー種別に応じてプロパティWindows.userTypeに次の値を設定します。

 ・ローカルユーザーを削除する場合:local

 ・ドメインユーザーを削除する場合:domain

UNIXの場合,削除するOSユーザーのホームディレクトリもあわせて削除することができます。

プロパティUNIX.homeDirectoryDeleteに次の値を設定します。

 ・OSユーザーのホームディレクトリを削除する場合:yes

 ・OSユーザーのホームディレクトリを削除しない場合:no

利用場面

運用に使用するOSユーザーを削除する場合などに利用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 10-50以降

【実行対象サーバ内前提製品】

なし。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)

(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) AIX V6.1,AIX V7.1

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1)実行対象サーバがUNIXの場合,ユーザーのホームディレクトリを削除する場合は,必要に応じてホームディレクトリに格納されたデータを退避してください。

(2) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

バージョン

01.51.00

カテゴリ

OperatingSystem/Common/Basic

タスクログに表示される部品の名称

osDeleteUser

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

common.osUserName

OSユーザー名

削除するOSユーザーのユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

Windows.userType

OSユーザー種別

OSユーザーの種別をローカル(local)またはドメイン(domain)で指定します。domainの場合,操作対象サーバのドメインのプライマリドメインコントローラに対して操作を行います。このプロパティはWindowsだけで有効です。

local

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

Linux.homeDirectoryDelete

− 

− 

no

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△