4.5.13 JP1イベントの登録
機能
この部品は,指定したサーバのJP1/Baseに対してJP1イベントを登録します。
また,送信先イベントサーバ名を指定した場合は,JP1イベントの到達確認を行います。
この部品では,次のサーバを前提とします。
・エージェントサーバ(実行対象サーバ)
この部品を実行する対象です。JP1/Baseがセットアップされ,イベントサーバが起動している必要があります。
送信先イベントサーバ名が指定されている場合は,最初は3秒後にJP1イベントの到達確認を行います。そのあとは,確認間隔に指定した秒数ごとに,確認回数に指定した回数JP1イベントの到達確認を繰り返します。最大確認時間は,3+(確認間隔)*(確認回数)秒となります。
利用場面
JP1/AOの作業で発生した障害をJP1イベントとしてJP1/IM - Managerに登録します。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1)JP1/Automatic Operation 10-50以降
【実行対象サーバ内前提製品】
(1)JP1/Base 08-00以降
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)
(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(6) AIX V6.1,AIX V7.1
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
(1)JP1/Baseのイベントサービスが起動していること。
注意事項
(1)エージェントサーバの稼働OSがUNIXである環境に対してこの部品を実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(2)送信先イベントサーバ名を指定し,"KAJP1743-E 送信先イベントサーバへのイベントの到達を確認できませんでした"のメッセージが部品の標準出力として出力された場合,JP1イベントの送信は続行中です。その場合はJP1イベントを送信したホストのJP1/IM - ViewからJP1イベントが到達したか確認してください。
(3)拡張属性プロパティ(jp1base.extendedAttribute1〜jp1base.extendedAttribute20)に「=」で始まる値を指定した場合,そのプロパティは無視されます。
バージョン
01.51.00
カテゴリ
JP1/Base
タスクログに表示される部品の名称
jp1baseSendEvent
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
25 |
異常(環境不正) 通信エラー |
26 |
異常(連携製品トラブル) 内部エラー |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
42 |
異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
JP1Base.eventID |
イベントID |
登録するJP1イベントのイベントIDを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.message |
メッセージ |
登録するJP1イベントのメッセージを指定します。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.destinationEventServerName |
送信先イベントサーバ名 |
登録するJP1イベントを任意のイベントサーバに送信する場合は,送信先のイベントサーバ名を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.sourceEventServerName |
送信元イベントサーバ名 |
クラスタ構成の場合に,論理ホストのイベントサーバを指定します。送信先イベントサーバ名を指定しない場合は,このイベントサーバにJP1イベントを登録します。送信先イベントサーバ名を指定する場合は,このイベントサーバはJP1イベントの転送のために使用します。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.checkInterval |
確認間隔 |
登録したJP1イベントが指定した送信先イベントサーバに到達したか確認する間隔(秒)を指定します。確認回数と組み合わせて最大確認時間となります。送信先イベントサーバ名を指定した場合は必ず指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.checkCount |
確認回数 |
登録したJP1イベントが指定した送信先イベントサーバに到達したか確認する回数を指定します。送信先イベントサーバ名を指定した場合は必ず指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute1 |
拡張属性1 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute2 |
拡張属性2 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute3 |
拡張属性3 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute4 |
拡張属性4 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute5 |
拡張属性5 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute6 |
拡張属性6 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute7 |
拡張属性7 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute8 |
拡張属性8 |
発行するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute9 |
拡張属性9 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute10 |
拡張属性10 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute11 |
拡張属性11 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute12 |
拡張属性12 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute13 |
拡張属性13 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute14 |
拡張属性14 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute15 |
拡張属性15 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute16 |
拡張属性16 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute17 |
拡張属性17 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute18 |
拡張属性18 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute19 |
拡張属性19 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
JP1Base.extendedAttribute20 |
拡張属性20 |
登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |