2.5.9 JP1ユーザーの一覧取得
機能
このサービステンプレートは,JP1/Baseの認証サーバに登録されているJP1ユーザー一覧を取得します。
次の作業を実施します。
(1)設定されているJP1/Base認証サーバから指定されたファイルにJP1ユーザー一覧をテキスト形式で出力します。ファイルの出力形式は,JP1/Baseのjbslistuserコマンドの出力結果と同じ形式です。
前提条件
【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 10-50以降
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
(1) JP1/Baseが稼働していること。
JP1/Base 08-00以降
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)
(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(6) AIX V6.1,AIX V7.1
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
(1) 認証サーバの設定がされていること。
(2) JP1/Baseのjbslistuserコマンドの使用条件を満たしていること。
注意事項
(1) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(2) リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(3) リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。
バージョン
01.52.00
カテゴリ
JP1_Operations/Management
プロパティ一覧
プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。
プロパティグループ |
説明 |
初期表示 |
---|---|---|
監視システム環境情報 |
JP1/Baseの環境情報を指定してください。 |
表示されます。 |
JP1ユーザー取得情報 |
取得するJP1ユーザーに関する情報を指定してください。 |
表示されます。 |
[サービス設定]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1base.listJP1UserOutputFileNameRemote |
JP1ユーザー一覧出力ファイル名(リモート) |
認証サーバとして動作しているJP1/Baseのホスト上にJP1ユーザー一覧を出力するファイル名をフルパスで指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1ユーザー取得情報 |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1base.jp1BaseHostName |
JP1/Baseのホスト名 |
JP1/Baseがインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
jp1base.jp1BaseLHostName |
JP1/Baseの論理ホスト名 |
エージェントサーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,JP1/Baseの論理ホスト名を指定します。 |
入力 |
無効 |
△ |
監視システム環境情報 |
jp1base.listJP1UserOutputFileNameLocal |
JP1ユーザー一覧出力ファイル名(ローカル) |
JP1ユーザー一覧を取得するJP1/AOサーバのファイル名をフルパスで指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
JP1ユーザー取得情報 |
[サービス設定]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1base.listJP1UserOutputFileNameRemote |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」,「/」を除く。 |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1base.jp1BaseHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
jp1base.jp1BaseLHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
jp1base.listJP1UserOutputFileNameLocal |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」,「/」を除く。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]ダイアログボックスでの表示名 |
ステップ名 |
部品 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
部品名 |
バージョン |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
JP1ユーザー一覧取得 |
JP1ユーザー一覧取得 |
JP1ユーザー一覧取得 |
01.51.00 |
JP1ユーザー一覧を取得します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
2 |
ファイル転送 |
ファイル転送 |
ファイル転送部品 |
01.50.00 |
JP1ユーザーの一覧を転送します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
3 |
一時ファイル削除 |
一時ファイル削除 |
ファイル削除 |
01.51.00 |
一時ファイルを削除します。 |
対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。 |