2.4.9 JP1/Cm2の監視対象ノード削除
機能
JP1/Cm2/NNMiの監視対象から複数のノードを削除します。
このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。
・NNMiサーバ
JP1/Cm2/NNMiがインストールされているサーバです。
・監視対象ノード
JP1/Cm2/NNMiの監視対象から削除するサーバまたは機器です。
処理の概要を次に示します。
1.NNMiサーバのJP1/Cm2/NNMiのシードから指定した監視対象ノードのIPアドレスを削除します。
2.NNMiサーバのJP1/Cm2/NNMiから監視対象ノードを削除します。
前提条件
【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 10-52以降
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
(1) JP1/Cm2/Network Node Manager i 09-10〜10-10
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2003,Standard Edition/Enterprise Edition (x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2,Standard Edition/Enterprise Edition (x64)
(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
(1) JP1/AOサーバ上で,削除する監視対象ノードの名前解決ができること。
(2) このサービスを実行する場合,エージェントレス接続先としてJP1/AOサーバ("localhost"で解決されるループバックアドレス)およびNNMiサーバを設定する必要があります。
(3) JP1/Cm2/NNMi 09-10を使用する場合,NNMiサーバにおいて,アカウントクレデンシャル(JP1/Cm2/NNMiのスクリプトを実行するときのユーザー名とパスワードに使用される値)が設定済みであること。
注意事項
(1)このサービスを同一のNNMiサーバに複数同時に実行しないでください。
(2)このサービスから監視ノードを削除する場合は,次のどれかの名称が,JP1/Cm2/NNMiに登録されている監視対象ノードの[ホスト名]属性または[管理アドレス]属性と一致する必要があります。
・監視対象ノードのIPアドレスプロパティ(common.foreachIPaddress)に指定したIPアドレス
・監視対象ノードのIPアドレスプロパティ(common.foreachIPaddress)に指定したIPアドレスから,JP1/AOサーバ上で名前解決したホスト名
JP1/Cm2/NNMiに登録されている監視対象ノードの各種属性は,ノードとの通信結果や名前解決の結果によって変更されることがありますので,上記の条件を満たすようにしてサービスを実行してください。なお,監視対象ノードの削除に失敗した場合,サービスは異常終了します。サービスが異常終了した場合は手動でJP1/Cm2/NNMiから監視対象ノードを削除してください。
バージョン
01.52.00
カテゴリ
JP1_Operations/Configuration
プロパティ一覧
プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。
プロパティグループ |
説明 |
初期表示 |
---|---|---|
監視システム環境情報 |
NNMiサーバの環境情報を指定してください。 |
表示されます。 |
監視対象ノード情報 |
削除する監視対象ノードの情報を設定してください。 |
表示されます。 |
[サービス設定]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1cm2nnm.nnmHostName |
NNMiサーバのホスト名 |
JP1/Cm2/NNMiがインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
common.foreachIPaddress |
監視対象ノードのIPアドレス |
削除する監視対象ノードのIPアドレスを指定します。複数指定する場合はコンマで区切ってください。99個まで指定できます。IPv6アドレスには対応していません。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視対象ノード情報 |
[タスク詳細]ダイアログボックスにだけ表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
---|---|---|---|---|
common.taskResult |
繰り返しタスクの実行結果 |
タスクごとの成功(true),失敗(false)をコンマ区切りで出力します。 |
出力 |
無効 |
処理で値を引き継ぐためのワーク用変数として使用するプロパティの一覧を次に示します。このプロパティは,タスクログにだけ表示されます。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
---|---|---|---|---|
common.target |
監視対象ノードのホスト名 |
削除する監視対象ノードのホスト名が格納されます。 |
変数 |
無効 |
[サービス設定]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1cm2nnm.nnmHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
common.foreachIPaddress |
1024文字以内の半角数字および「.」,「,」。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]ダイアログボックスでの表示名 |
ステップ名 |
部品 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
部品名 |
バージョン |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
監視対象ノード削除 |
監視対象ノード削除 |
繰り返し実行部品 |
01.00.00 |
JP1/Cm2/NNMiの監視対象から複数のノードを削除します。 |
繰り返されるジョブネット内の指示に従ってください。 |