8.6.5 importservicetemplate(サービステンプレートのインポート)

機能

サービステンプレートをJP1/AOに追加します。JP1/AOにサービステンプレートを追加することを,サービステンプレートのインポートといいます。

1つのサービステンプレートパッケージ,または複数のサービステンプレートパッケージをまとめたzipファイルを指定してコマンドを実行すると,指定したサービステンプレートパッケージをJP1/AOにインポートできます。

形式

importservicetemplate

    /file サービステンプレートパッケージまたは複数のサービステンプレートパッケージをまとめたzipファイル

    /user ユーザーID

    {/password パスワード | /passwordfile パスワードファイルパス}

引数
/file サービステンプレートパッケージまたは複数のサービステンプレートパッケージをまとめたzipファイル
インポートするサービステンプレートパッケージまたは複数のサービステンプレートパッケージをまとめたzipファイルを絶対パスまたは相対パスで指定します。
/user ユーザーID
JP1/AOのユーザーIDを指定します。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,半角英数字および「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「-」,「.」,「=」,「@」,「¥」,「^」,「_」,「|」です。
大文字と小文字は区別しません。
/password パスワード
/userオプションで指定した,ユーザーのパスワードを指定します。
このオプションまたは/passwordfileオプションのどちらかを指定する必要があります。両オプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,/userオプションと同じです。
/passwordfile パスワードファイルパス
/userオプションで指定した,ユーザーのパスワードが格納されているファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。
このオプションまたは/passwordオプションのどちらかを指定する必要があります。両オプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。
格納先

JP1/AOのインストール先フォルダ¥bin

実行権限

AdminロールまたはDevelopロールかつOSのAdministrators権限を持つユーザーで実行してください。Administrators権限がない場合は,権限昇格を求めるメッセージが表示されます。

注意事項

複数のサービステンプレートパッケージをまとめたzipファイルをインポートする場合,一部のサービステンプレートパッケージのインポートに失敗してもインポートを続行します。特定のサービステンプレートパッケージのインポートに失敗したことを示すメッセージが表示されたときは,メッセージの内容を確認し,失敗の原因を取り除いた上で,インポートに失敗したサービステンプレートパッケージを再度インポートしてください。

戻り値

コマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値説明
0正常に終了しました。
1引数が不正です。
2コマンドの実行を中断しました。
3サービスの状態が不正です。
4ほかのコマンドを実行中です。
5通信に失敗しました。
6認証に失敗しました。
7パスの指定が不正です。
9指定したパスが存在しません。
14コマンドの実行権限がありません。
180サービステンプレートのインポートに失敗しました。
255異常終了しました。
使用例

次の場合のコマンドの使用例を示します。

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