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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 運用ガイド


1.19.1 ダイレクトアクセスURLの指定形式と指定項目

ダイレクトアクセスURLは,表示する画面を指定するためのラウンチURLと,その画面で表示する情報を指定するためのクエリパラメータから構成されています。ラウンチURLとクエリパラメータは「?」で区切られています。

ダイレクトアクセスURLの先頭に指定する文字列は,WebブラウザーとJP1/AOサーバ間の通信方式によって異なります。ここではhttp接続の場合を記載していますが,必要に応じてhttpsに読み替えてください。

図1‒37 ダイレクトアクセスURLの指定形式([タスク詳細]ダイアログボックスの場合)

[図データ]

ラウンチURLの指定が不正な場合,[ログイン]画面は表示されないでWebクライアントまたはWebサーバのエラーメッセージが表示されます。

クエリパラメータの指定が不正な場合,[ログイン]画面にエラーが表示されます。

それぞれのダイアログボックスを表示する場合の,ダイレクトアクセスURLの指定形式を次に示します。

ダイレクトアクセスURLの指定項目

ダイレクトアクセスURLの指定項目を次に示します。

表1‒27 ダイレクトアクセスURLの指定項目

項番

構成要素

指定項目

説明

1

ラウンチURL

ホスト名

JP1/AOサーバのホスト名,またはIPアドレスを指定します。

2

ポート番号

JP1/AOのWebサーバのポート番号を指定します。

3

クエリパラメータ

rg=サービスのリソースグループ名

表示したいサービスが所属するリソースグループ名を,URLエンコード※1した文字列で指定します。

リソースグループ名は,操作画面での表示,またはサービスの一覧を出力するコマンド(listservices)で出力したファイルの「Resource Group」列に出力される値で確認できます。

4

sn=サービス名

表示したいサービス名をURLエンコード※1した文字列(文字セットはUTF-8)で指定します。

サービス名は,操作画面での表示,またはサービスの一覧を出力するコマンド(listservices)で出力したファイルの「Service Name」列に出力される値で確認できます。

5

task_id=タスクID

表示したいタスクIDを指定します。

タスクIDは,操作画面での表示,またはタスクの一覧を出力するコマンド(listtasks)で出力したファイルの「TaskID」列に出力される値で確認できます。

6

tn=タスク名※2

入力したいタスク名をURLエンコード※1した文字列(文字セットはUTF-8)で指定します。値に指定できる文字数は,最大128文字です。

7

td=タスクの説明※2

入力したいタスクの説明をURLエンコード※1した文字列(文字セットはUTF-8)で指定します。値に指定できる文字数は,最大256文字です。

8

pr_プロパティキー=プロパティ値※2

入力したいプロパティキーとそのプロパティ値を指定します。複数指定する場合は,「&pr_プロパティキー1=プロパティ値1&pr_プロパティキー2=プロパティ値2...」のように「&」を付与した形式で指定します。プロパティ値は,URLエンコード※1した文字列(文字セットはUTF-8)で指定してください。

なお,ダイレクトアクセスURL で指定したプロパティ値は[サービス実行]ダイアログボックスだけに反映されます。[サービス設定]ダイアログボックス,およびサービス共有プロパティの設定には反映されません。

注※1

URLエンコードとは,WebブラウザーがURLとして読み取れない文字をURLで使用できるように変換するための処理です。

例えば,[サービス設定]ダイアログボックスを表示する場合のURLを次に示します。

サービスの設定内容

ホスト名:host01

ポート番号:23015

リソースグループ名:All Resources

サービス名:JP1/AJSジョブネット実行登録

指定するURL

http://host01:23015/Automation/launcher/ConfigService?rg=All%20Resources&sn=JP1%2fAJS%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%96%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e5%ae%9f%e8%a1%8c%e7%99%bb%e9%8c%b2

注※2

クエリパラメータに指定できる文字数には制限があります。クエリパラメータの文字数を確認するための見積もり式については,「1.19.2 クエリパラメータの見積もり方法」を参照してください。

表示するダイアログボックスごとの指定項目の省略の可否を次に示します。

表1‒28 指定項目の省略の可否

項番

構成要素

指定項目

[サービス設定]ダイアログボックス

[サービス実行]ダイアログボックス

[タスク詳細]ダイアログボックス

1

ラウンチURL

ホスト名

× 

× 

× 

2

ポート番号

× 

× 

× 

3

クエリパラメータ

rg=サービスのリソースグループ名

× 

× 

− 

4

sn=サービス名

× 

× 

− 

5

task_id=タスクID

− 

− 

× 

6

tn=タスク名

− 

○ 

− 

7

td=タスクの説明

− 

○ 

− 

8

pr_プロパティキー=プロパティ値

− 

○ 

− 

(凡例)

○:省略できます。 ×:省略できません。 −:指定できません。

クエリパラメータ指定時の注意事項

「pr_プロパティキー=プロパティ値」の指定方法