1.6.3　タスクの進捗管理について

タスクの進捗は，ユーザーの目的に合わせて，次のような確認方法があります。

ログインユーザーが実行したタスクの状態確認

ログインユーザーが実行したタスクの状態を，タスクサマリーで状態別に確認できます。

タスクサマリーで各状態に該当するタスクの一覧を表示して，詳細の確認や対処をすることもできます。

すべてのタスクの状態確認

ユーザーに参照権限のある，すべてのタスクの状態を一覧で確認します。

タスクの一覧に表示される各タスクの状態（実行中，正常終了など）を確認することで，対応する自動処理の状態を把握できます。

タスクの状態のほかに，タスクの処理が開始した日時，終了した日時，実行者などの情報も確認できます。

進捗状況の確認

自動処理の進捗を確認できます。

タスク全体の処理がどの程度進んでいるか，現在どの部品が処理の対象となっているかなどを確認できます。

〈この項の構成〉

(1)　タスク全体の進捗

タスクの詳細情報には，タスクに対応する最上位のフローの進捗が次のように表示されます。

（（処理が終了したステップの数）＋（処理が不要になったステップの数））／（そのフローに含まれるすべてのステップの数）

フローの例を次に示します。

図1‒14　タスクの進捗例

このようなフローの場合，進捗は次のように計算されます。

進捗＝（3＋1）／6

　　＝4／6

タスクの詳細情報には，ステップ名ごとに，状態，戻り値，開始日時，終了日時，および説明が表示されます。このうち「状態」には，ステップの状態，またはタスク処理エンジンでの状態が表示されます。

「状態」の表示内容は，プロパティファイル（config_user.properties）で変更できます。デフォルトでは，ステップの状態が表示されます。

ステップの状態として表示される内容を次に示します。

タスク処理エンジンでの状態として表示される内容を次に示します。

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