PFM - Agent for OpenTP1で監視するOpenTP1システムのインスタンス情報を設定します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。OpenTP1システムのインスタンス情報の詳細については,OpenTP1のマニュアルを参照してください。
表3-4 PFM - Agent for OpenTP1のインスタンス情報
項目 | 説明 | 設定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
DCDIR | 監視対象OpenTP1システムの環境変数DCDIRの値(OpenTP1ディレクトリのパス)。 | Linuxの場合:20バイト以内の半角文字列 Linux以外の場合:50バイト以内の半角文字列 | - |
DCCONFPATH | 監視対象OpenTP1システムの環境変数DCCONFPATHの値(OpenTP1システム定義ファイル格納ディレクトリのパス)。 | 512バイト以内の半角文字列 | - |
OPENTP1_ADMIN | OpenTP1管理者のユーザー名。 | 255バイト以内の半角文字列 | - |
OPENTP1_LIBPATH | OpenTP1管理者の共用ライブラリーパス。 AIXの場合:環境変数LIBPATHと同じ値 Linuxの場合:環境変数LD_LIBRARY_PATHと同じ値 | 512バイト以内の半角文字列 | - |
Store Version※ | 使用するStoreバージョン。 | {1.0 | 2.0} | 2.0 |
インスタンス環境を構築するには,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを使用します。インスタンス環境の構築手順を次に示します。
jpcconf inst setup -key OpenTP1 -inst SDC(jpcinssetup agth -inst SDC)
すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したインスタンス情報を変更したい場合は,再度jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを実行し,インスタンス環境を更新してください。インスタンス環境の更新については,「3.7.2 インスタンス環境の更新」を参照してください。
構築されるインスタンス環境を次に示します。
表3-5 インスタンス環境のディレクトリ構成
ディレクトリ名・ファイル名 | 説明 | ||
---|---|---|---|
agent | インスタンス名 | jpcagt.ini | Agent Collectorサービス起動情報ファイル |
jpcagt.ini.model※1 | Agent Collectorサービス起動情報ファイルのモデルファイル | ||
log | ログファイル格納ディレクトリ | ||
store | インスタンス名 | jpcsto.ini | Agent Storeサービス起動情報ファイル |
jpcsto.ini.model※1 | Agent Storeサービス起動情報ファイルのモデルファイル | ||
import※2 | インポート先ディレクトリ | ||
partial※2 | 部分バックアップ先ディレクトリ | ||
*.DAT | データモデル定義ディレクトリ | ||
dump | エクスポート先ディレクトリ | ||
backup | バックアップ先ディレクトリ | ||
log | ログファイル格納ディレクトリ |
プロダクトID 機能ID インスタンス番号 インスタンス名 [ホスト名]