PFM - Agent for OpenTP1が出力するメッセージと対処方法について説明します。PFM - Agent for OpenTP1のメッセージ一覧を次に示します。
KAVF20000-I
Agent Collector has started. (host=ホスト名, service=サービスID)
Agent Collectorが起動しました (host=ホスト名, service=サービスID)
- Agent Collectorサービスの起動および初期化が完了しました。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集を開始します。
KAVF20001-I
Agent Collector has stopped. (host=ホスト名, service=サービスID)
Agent Collectorが停止しました (host=ホスト名, service=サービスID)
- Agent Collectorサービスが正常終了しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
KAVF20002-E
Agent Collector has stopped abnormally. (host=ホスト名, service=サービスID)
Agent Collectorが異常停止しました (host=ホスト名, service=サービスID)
- Agent Collectorサービスが異常終了しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。要因が判明しない場合,保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20003-E
An attempt to start Agent Collector has failed. (host=ホスト名, service=サービスID)
Agent Collectorが起動失敗しました (host=ホスト名, service=サービスID)
- Agent Collectorサービスの起動および初期化に失敗したため,Agent Collectorサービスの処理を続行できません。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
KAVF20004-E
An attempt to move to the instance directory has failed. (directory=ディレクトリパス, reason=理由コード)
インスタンスディレクトリへの移動に失敗しました (directory=ディレクトリパス, reason=理由コード)
- ディレクトリへの移動に失敗しました。ディレクトリパスは最大127バイト表示されます。
理由コードにはerrnoが出力されます。ただし,該当する値がない場合は0が出力されます。 - (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- ディレクトリパスで示すディレクトリの有無と権限を確認してください。また,理由コードを参照して対処してください。
KAVF20005-E
An attempt to set an environment variable has failed. (variable=環境変数名)
環境変数の設定に失敗しました (variable=環境変数名)
- 環境変数の設定に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- メモリーなどのシステムリソースが不足していないか確認してください。
KAVF20006-E
An attempt to create a pipe has failed. (reason=理由コード)
パイプの生成に失敗しました (reason=理由コード)
- パイプの生成に失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 理由コードを参照して対処してください。
KAVF20007-E
An attempt to acquire OS system information has failed. (reason=理由コード)
OSのシステム情報の取得に失敗しました (reason=理由コード)
- OSのシステム情報の取得に失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 理由コードを参照して対処してください。
KAVF20008-E
An attempt to acquire instance information has failed.
インスタンス情報の取得に失敗しました
- インスタンス情報の取得に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 直前に出力されているメッセージを参照して対処してください。
KAVF20009-E
An attempt to initialize the Agent Collector has failed.
Agent Collectorの初期化に失敗しました
- Agent Collectorサービスの初期化に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20010-E
An attempt to acquire management information of the service-startup information file has failed. (file=ファイル名)
サービス起動情報ファイル管理情報の取得に失敗しました (file=ファイル名)
- サービス起動情報ファイル管理情報の取得に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20011-E
An attempt to acquire information from the service-startup information file has failed. (file=ファイル名, item=項目)
サービス起動情報ファイルからの情報取得に失敗しました (file=ファイル名, item=項目)
- サービス起動情報ファイル(jpcagt.ini)の項目が取得できませんでした。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- サービス起動情報ファイルがないか,サービス起動情報ファイルが壊れているおそれがあります。
- jpcagt.ini.modelファイルをjpcagt.iniファイルにコピーしてください。この場合,パフォーマンスデータの記録方法の設定内容はインスタンス環境を作成したときの状態になりますので,必要に応じて再度設定を行ってください。設定方法についてはマニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,パフォーマンスデータの記録方法の変更について説明している章を参照してください。
KAVF20012-E
An attempt to allocate memory has failed.
メモリ領域確保に失敗しました
- メモリー領域確保に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- メモリーなどのシステムリソースが不足していないか確認してください。
KAVF20013-E
An exception occurred.
例外が発生しました
- 例外が発生しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- メモリーなどのシステムリソースが不足していないか確認してください。要因が判明しない場合,保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20014-E
An attempt to acquire user information of the OpenTP1 administrator has failed. (user=OpenTP1管理者のユーザ名, reason=理由コード)
OpenTP1管理者のユーザ情報の取得に失敗しました (user=OpenTP1管理者のユーザ名, reason=理由コード)
- OpenTP1管理者のユーザー情報の取得に失敗しました。UNIXの場合だけ出力されます。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- 該当する値がない場合:0
- なお,OpenTP1管理者のユーザ名は最大で127バイト表示されます。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- サービス起動情報ファイルの「OPENTP1_ADMIN」項目の指定を確認してください。
KAVF20015-E
The value specified in the service-startup information file is illegal.(item=ラベル名)
サービス起動情報ファイルに指定された値が不正です (item=ラベル名)
- サービス起動情報ファイルに指定された値が不正です。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- サービス起動情報ファイルの該当ラベル項目の指定を確認してください。
KAVF20016-E
The OpenTP1 product type could not be checked.(reason=理由コード)
OpenTP1の製品種別を確認できませんでした (reason=理由コード)
- OpenTP1の製品情報の取得に失敗したため,OpenTP1の製品種別(TP1/Server Base,TP1/LiNK)を確認できませんでした。Windowsの場合だけ出力されます。
理由コードには次の値が出力されます。 - Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。直前にメッセージが出力されていない場合は,理由コードを参照して対処してください。
KAVF20017-E
The same service cannot be started.
同じサービスを二重起動することはできません。
- 起動されたサービスは,すでに起動されているため,サービスの起動に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorの処理を終了します。
- (O)
- jpctool service list(jpcctrl list)コマンドを使用し,サービスの起動状況を確認してください。
KAVF20018-E
An attempt to initialize a service failed. (info=保守情報)
サービスの初期化処理に失敗しました(info=保守情報)
- サービスの初期化処理に失敗しました。
- (S)
- Agent Collectorの処理を終了します。
- (O)
- 保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20099-E
An unexpected abnormality occurred during Agent Collector processing. (info=保守情報)
Agent Collectorの処理中に予期しない異常が発生しました (info=保守情報)
- 予期しないエラーが発生しました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20101-E
Reception of signal interrupted service processing. (signal=シグナル番号)
シグナル受信によってサービスの処理は中断されました (signal=シグナル番号)
- シグナルを受け付けたためAgent Collectorサービスが中断されました。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
KAVF20102-W
Reception of signal caused the service to stop. (signal=シグナル番号)
シグナル受信によってサービスは停止処理を実行します (signal=シグナル番号)
- シグナルを受け付けたためAgent Collectorサービスを停止します。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
KAVF20103-E
The event has failed. (event=イベント名, reason=イベント要求に対するリターン値)
イベントが失敗しました (event=イベント名, reason=イベント要求に対するリターン値)
- レコード収集,エージェント構成情報取得,またはエージェント構成情報更新に対する イベント要求(NotifyEvent)が失敗しました。
イベント名には次のどれかが表示されます。 - Record collection
- Reference of agent composition information
- Update of agent composition information
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
KAVF20104-W
OpenTP1 has stopped.
OpenTP1 が停止状態です
- 監視対象のOpenTP1が起動していません。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 監視対象のOpenTP1が起動されているか確認してください。
KAVF20105-W
An attempt to collect records has failed. (record=レコードID)
レコードの収集に失敗しました (record=レコードID)
- レコード収集処理が失敗しました。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
KAVF20106-E
Command processing has failed. (command=OpenTP1コマンド名)
コマンド処理に失敗しました (command=OpenTP1コマンド名)
- コマンドの実行やコマンド出力結果の収集・編集に失敗しました。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
KAVF20107-W
There is no collection data required for record generation. (record=レコードID)
レコード生成に必要な収集データがありません (record=レコードID)
- レコード生成に必要な収集データがありません。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- OpenTP1のdcreportコマンドで出力されるべき統計情報IDに対するデータがすべて出力されるか確認してください。データが出力されない場合はOpenTP1管理者に問い合わせてください。
KAVF20108-E
The command file does not exist. (command=OpenTP1コマンド名)
コマンドファイルが存在しません (command=OpenTP1コマンド名)
- コマンドファイルが存在しないか,ファイルの権限確認が失敗しました。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- サービス起動情報ファイルの「DCDIR」項目の指定を確認してください。また,「DCDIR」項目で指定したディレクトリ階層のbinディレクトリ内にコマンドファイルがあるか確認してください。
KAVF20109-E
Execution permissions for the command are lacking. (command=OpenTP1コマンド名, reason=理由コード)
コマンドの実行権限がありません (command=OpenTP1コマンド名, reason=理由コード)
- コマンドの実行権限がないか,ファイルの権限確認が失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 理由コードを参照して対処してください。また,サービス起動情報ファイルの「DCDIR」,「DCCONFPATH」,「OPENTP1_ADMIN」,「OPENTP1_LIBPATH」項目の指定を確認してください。「DCDIR」項目で指定したディレクトリ階層のbinディレクトリ内にあるコマンドファイルの権限を確認してください。
KAVF20110-E
An attempt to create a command process has failed. (reason=理由コード)
コマンドプロセスの生成に失敗しました (reason=理由コード)
- OpenTP1コマンドプロセスの生成に失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 理由コードを参照して対処してください。また,メモリーなどのシステムリソースが不足していないか確認してください。
KAVF20111-E
Processing of a command process has failed. (reason=理由コード)
コマンドプロセスでの処理に失敗しました (reason=理由コード)
- OpenTP1コマンドプロセスのコマンド実行処理の初期化に失敗しました。続いて標準エラー出力にエラー情報を出力するため,KAVF20112-Wが出力されます。UNIXの場合だけ出力されます。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。直前にメッセージが出力されていない場合は,理由コードを参照して対処してください。
KAVF20112-W
Data was output to the standard error output. (data=標準エラー出力データ)
標準エラー出力にデータが出力されました (data=標準エラー出力データ)
- 標準エラー出力にデータが出力されました。標準出力エラー出力データは最初の改行文字までのデータのうち,最大127バイト表示されます。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 標準エラー出力データが示す出力データを参照して対処してください。ただし,このメッセージに続いてKAVF20104-Wが出力されている場合は,そのメッセージの対処方法に従ってください。
KAVF20113-E
An attempt to read data from a pipe has failed. (reason=理由コード)
パイプからのデータ読み込みに失敗しました (reason=理由コード)
- パイプからのデータ読み込み処理に失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 理由コードを参照して対処してください。
KAVF20114-E
An attempt to edit command output data has failed. (data=標準出力データ)
コマンド出力データ編集処理に失敗しました (data=標準出力データ)
- OpenTP1のコマンド出力データ編集処理に失敗しました。
標準出力データは,編集対象である標準出力データが最大127バイト表示されます。 - (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20115-E
An attempt to clear the pipe buffer has failed. (reason=理由コード)
パイプバッファのクリアに失敗しました (reason=理由コード)
- パイプバッファの初期化処理に失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 理由コードを参照して対処してください。
KAVF20116-W
A field with an invalid value set exists in the corresponding record. (record=レコードID, date=レコード収集日時)
当該レコードには無効な値が設定されたフィールドがあります (record=レコードID, date=レコード収集日時)
- レコードに設定する値の一部に無効な値があります。
無効な値が設定されたフィールドについては,このメッセージに続いて出力されるKAVF20123-Wを参照してください。
なお,同じ要因によってこのメッセージが連続して出力される場合,2回目以降の出力は抑止されます。ただし,PI_RTSSレコードのデータ収集の場合は抑止されません。 - (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- データソースがdcreport -cの場合,レコードフィールドには0または前回収集時の値※が設定されます。レコードは,レコードIDおよびレコード収集日時を基に特定してください。また,このエラーは,OpenTP1を再起動するかOpenTP1のシステム統計情報をリセットすれば対処できます。OpenTP1を再起動,またはOpenTP1のシステム統計情報をリセットした直後の収集時にKAVF20120-Wが出力されるので,そのメッセージの対処方法に従ってください。
- データソースがdcreport -c以外の場合,レコードフィールドには0が設定されます。レコードは,レコードIDおよびレコード収集日時を基に特定してください。また,収集間隔を見直してください。
- 注※
- 次の場合には,前回収集時の値が設定されます。
- 「デルタ」が「No」の平均値フィールド(ただし,収集間隔または分単位での平均値フィールドは除く)または累計値フィールドに対して,2回目以降の収集値が無効な値の場合
- 「デルタ」が「Yes」のフィールドに対して,PFM - ViewまたはPFM - Web Consoleの画面で,[デルタ値で表示]のチェックをしないでリアルタイム収集を行い,2回目以降の収集値が無効な値の場合
KAVF20117-W
The OpenTP1 state could not be checked.
OpenTP1の状態を確認することができませんでした
- OpenTP1のprclsコマンド処理に失敗しました。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- 共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
KAVF20118-E
The state of the command process could not be checked.(pid=プロセスID, reason=理由コード)
コマンドプロセスの状態を確認することができませんでした (pid=プロセスID, reason=理由コード)
- OpenTP1のプロセスの状態確認が失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- プロセスIDが示すコマンドプロセスが残っている場合は,UNIXのときはkillコマンドで,Windowsのときはタスクマネージャなどで強制終了させてください。
KAVF20119-W
An attempt to kill the command process has failed.(pid=プロセスID, reason=理由コード)
コマンドプロセスの強制終了に失敗しました (pid=プロセスID, reason=理由コード)
- OpenTP1のコマンドプロセスの強制終了が失敗しました。
理由コードには次の値が出力されます。 - UNIXの場合:errno
- Windowsの場合:GetLastError関数値
- 該当する値がない場合:0
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- プロセスIDが示すコマンドプロセスが残っている場合は,UNIXの場合はkillコマンドで,Windowsの場合はタスクマネージャなどで強制終了させてください。
KAVF20120-W
An attempt to acquire set valid value in corresponding record has failed.(record=レコードID, field=レコードフィールド名, info=保守情報)
当該レコードに設定する有効データの取得に失敗しました (record=レコードID, field=レコードフィールド名, info=保守情報)
- レコードに設定する有効データの取得に失敗しました。要因として次のことが考えられます。
- 前回のレコードの収集との間にOpenTP1を再起動した
- 前回のレコードの収集との間にOpenTP1のシステム統計情報をリセットした
- (S)
- レコードは生成されませんが,OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。また,次回のレコードの収集は初回の収集として処理します。
- (O)
- このメッセージが連続して出力されている場合,保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF20121-W
The corresponding record cannot be collected for the monitored OpenTP1.(record=レコードID)
監視対象のOpenTP1に対して当該レコードは収集できません (record=レコードID)
- 監視対象のOpenTP1に対してレコードは収集できません。要因として次のことが考えられます。
- 監視対象のOpenTP1がレコードのサポート対象外
- (S)
- レコードは生成されませんが,OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- レコードを参照するレポートは表示させないでください。また,レコードの履歴データを収集している場合は収集をやめてください。
KAVF20122-E
The directory does not exist.(directory=ディレクトリパス)
ディレクトリが存在しません (directory=ディレクトリパス)
- ディレクトリが存在しません。ディレクトリパスは最大127バイト表示されます。
- (S)
- Agent Collectorサービスの処理を終了します。
- (O)
- ディレクトリパスの妥当性を確認してください。ディレクトリパスが正しい場合はディレクトリパスが示すディレクトリを作成してください。
KAVF20123-W
An invalid value was set.(field=フィールド名, fact=要因, key=キー情報, info=保守情報)
無効な値が設定されました(field=フィールド名, fact=要因, key=キー情報, info=保守情報)
- 収集したデータが無効な値であったため,直前のKAVF20116-Wで出力されたレコードに無効な値が設定されました。なお,同じ要因によってこのメッセージが連続して出力される場合,2回目以降の出力は抑止されます。ただし,PI_RTSSレコードのデータ収集の場合は抑止されません。
要因には次のどれかが表示されます。 - Overflow value:データソースの出力結果がオーバーフロー
- Negative value:データソースの出力結果が負数
- Calculation overflow:Agent Collectorによって計算した値がオーバーフロー
- キー情報には,状況によって次のどれかが表示されます。
- データソースがdcreport -cの場合,dcreportコマンドの統計情報ID
- データソースがrtsls -cの場合,リアルタイム統計情報項目ID,サーバ名(取得対象名1),およびサービス名(取得対象名2)の値
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
- (O)
- KAVF20116-Wの対処方法に従ってください。
KAVF20124-I
The suppression of the message output is ended.(msgid=メッセージID, info=[メッセージ情報], count=メッセージ出力抑止回数)
メッセージ出力の抑止を終了します(msgid=メッセージID, info=[メッセージ情報], count=メッセージ出力抑止回数)
- メッセージが同じ要因で連続して出力されないようにメッセージ出力を抑止していましたが,メッセージの出力要因が解消された,または変更されたためメッセージ出力の抑止を終了します。
メッセージ情報には次の情報が出力されます。 - record=レコードID(メッセージIDがKAVF20116-Wの場合にメッセージ出力の抑止が終了したとき)
- field=フィールド名,fact=要因(メッセージIDがKAVF20123-Wの場合にメッセージ出力の抑止が終了したとき)
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。
KAVF20125-I
OpenTP1 has started.
OpenTP1が起動状態になりました
- 監視対象のOpenTP1が停止状態から起動状態になりました。
- (S)
- OpenTP1システムのパフォーマンスデータの収集処理を続行します。