2.4.1 PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleへのPFM - Agent for OpenTP1の登録
PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - Agentを一元管理するために,PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleにPFM - Agent for OpenTP1を登録する必要があります。
PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合,PFM - Agentの登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM - Managerのリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンのPFM - Agentは,手動で登録する必要があります。なお,PFM - Agent for OpenTP1のデータモデルのバージョンについては,「付録I バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agentの登録の流れを次の図に示します。
図2-4 PFM - Agentの登録の流れ
![[図データ]](figure/zu02004.gif)
- 注意
- PFM - Agentの登録は,インスタンス環境を設定する前に実施してください。
- すでにPFM - Agent for OpenTP1の情報が登録されているPerformance Managementシステムに,新たに同じバージョンのPFM - Agent for OpenTP1を追加した場合,PFM - Agentの登録は必要ありません。
- バージョンが異なるPFM - Agent for OpenTP1を,異なるホストにインストールする場合,古いバージョン,新しいバージョンの順でセットアップしてください。
- PFM - Managerと同じホストにPFM - Agentをインストールした場合,jpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドが自動的に実行されます。共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追加セットアップは正常に終了しました」と出力されるので,結果を確認してください。コマンドが正しく実行されていない場合は,コマンドを実行し直してください。コマンドの実行方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) PFM - Agent for OpenTP1のセットアップファイルをコピーする
- (2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
- (3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
(1) PFM - Agent for OpenTP1のセットアップファイルをコピーする
PFM - Agent for OpenTP1をインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。
- PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleのサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- PFM - Agentのセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。
ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。
表2-2 コピーするセットアップファイル
コピー先 | PFM - Agentの セットアップファイル |
---|
PFMプログラム名 | OS | コピー先ディレクトリ |
---|
PFM - Manager | Windows | PFM - Managerのインストール先フォルダ¥setup¥ | インストール先フォルダ¥setup¥jpcagthw.EXE |
UNIX | /opt/jp1pc/setup/ | インストール先フォルダ¥setup¥jpcagthu.Z |
PFM - Web Console | Windows | PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ¥setup¥ | インストール先フォルダ¥setup¥jpcagthw.EXE |
UNIX | /opt/jp1pcwebcon/setup/ | インストール先フォルダ¥setup¥jpcagthu.Z |
(2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - ManagerでPFM - Agent for OpenTP1をセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcconf agent setup -key OpenTP1(jpcagtsetup agth)
- 注意
- コマンドを実行するローカルホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止していない状態でjpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドを実行した場合,エラーが発生することがあります。その場合は,Performance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止したことを確認したあと,再度jpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドを実行してください。
PFM - ManagerホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。
(3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web ConsoleでPFM - Agent for OpenTP1をセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。