インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。
表3-8 PFM - Agent for IBM WebSphere MQのインスタンス情報
| 項目 |
説明 |
設定できる値 |
デフォルト値 |
| QManager_Name |
監視対象となるIBM WebSphere MQのキューマネージャー名 |
この値は更新できる
48バイト以内の半角文字列
指定できる文字
- アルファベット
[a-z] [A-Z]
- 数字
[0-9]
- 次の記号
「.」「/」「_」「%」
|
前回の設定値 |
| log_size |
エージェントログの1ファイルの最大サイズ |
この値は更新できる
1〜32(単位:メガバイト)
ただし,推奨は16以上 |
前回の設定値 |
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup)コマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for IBM WebSphere MQを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを実行します。
jpcconf inst list -key MQ (jpcinslist agt9)
設定されているインスタンス名がMQinstの場合,MQinstと表示されます。
- 更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for IBM WebSphere MQのサービスが起動されている場合は停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setup (jpcinssetup)コマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
- PFM - Agent for IBM WebSphere MQを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setup (jpcinssetup)コマンドを実行する。
インスタンス名がMQinstのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key MQ -inst MQinst (jpcinssetup agt9 -inst MQinst)
- PFM - Agent for IBM WebSphere MQのインスタンス情報を更新する。
表3-8に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
- 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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