PFM - Agent for IBM WebSphere MQは,IBM WebSphere MQのパフォーマンスを監視するために,パフォーマンスデータを収集および管理するプログラムです。
PFM - Agent for IBM WebSphere MQの特長を次に示します。
- IBM WebSphere MQの稼働状況を分析できる
監視対象のIBM WebSphere MQから,現在キューに入っているメッセージの数などのパフォーマンスデータをPFM - Agent for IBM WebSphere MQで収集および集計し,その傾向や推移を図示することで,IBM WebSphere MQの稼働状況を容易に分析できます。
PFM - Agent for IBM WebSphere MQでは,IBM WebSphere MQのキューマネージャー単位にインスタンスを生成して監視します。これによって,同一ホスト上の複数のキューマネージャーを監視できます。
- IBM WebSphere MQの運用上の問題点を早期に発見し,トラブルの原因を調査する資料を提供できる
監視対象のIBM WebSphere MQでキューに入っているメッセージが滞留するなどのトラブルが発生した場合,Eメールなどを使ってユーザーに通知することで,問題点を早期に発見できます。また,その問題点に関連する情報を図示することで,トラブルの原因を調査する資料を提供できます。
PFM - Agent for IBM WebSphere MQを使用するには,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleが必要です。
PFM - Agent for IBM WebSphere MQについて次に説明します。
- <この節の構成>
- 1.1.1 IBM WebSphere MQのパフォーマンスデータを収集できます
- 1.1.2 パフォーマンスデータの性質に応じた方法で収集できます
- 1.1.3 パフォーマンスデータを保存できます
- 1.1.4 IBM WebSphere MQの運用上の問題点を通知できます
- 1.1.5 アラームおよびレポートが容易に定義できます
- 1.1.6 クラスタシステムで運用できます