PFM - Agent for WebSphere Application Serverのアンセットアップでは,インスタンス環境の削除を実施します。複数のインスタンス環境をアンセットアップする場合は,繰り返し実施します。
(a) インスタンス環境を削除する
インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - Agentホストで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを使用します。また,構築したインスタンス環境を削除するには,jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドを使用します。
インスタンス環境を削除する手順を次に示します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for WebSphere Application Serverを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを実行します。
インストール先フォルダ¥tools¥jpcconf inst list -key WAS (インストール先フォルダ¥tools¥jpcinslist agt2)
設定されているインスタンス名がAPSVの場合,APSVと表示されます。
- インスタンス環境のPFM - Agentのサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- インスタンス環境を削除する。
PFM - Agent for WebSphere Application Serverを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドを実行します。
設定されているインスタンス名がAPSVの場合,次のように指定します。
インストール先フォルダ¥tools¥jpcconf inst unsetup -key WAS -inst APSV (インストール先フォルダ¥tools¥jpcinsunsetup agt2 -inst APSV)
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドが正常終了すると,インスタンス環境として構築されたフォルダ,サービスID,およびWindowsのサービスが削除されます。
- 注意
- インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service list (jpcctrl list)コマンドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service delete (jpcctrl delete)コマンド使用してサービスの情報を削除してください。
- PFM - Web Consoleホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service syncコマンドを実行して,PFM - Manager ホストとPFM - Web Consoleホストのエージェント情報を同期する必要があります。
- 次に指定例を示します。
- インスタンス名:APSV
- ホスト名:host01
- Agent CollectorサービスのサービスID:2A1APSV[host01]
- Agent StoreサービスのサービスID:2S1APSV[host01]
インストール先フォルダ¥tools¥jpctool service delete -id 2?1APSV[host01] -host host01 (インストール先フォルダ¥tools¥jpcctrl delete 2?1APSV[host01] host=host01)
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。