PFM - Agent for Exchange Serverは，JP1/ITSLMと連携することによって，監視を強化できます。

PFM - Agent for Exchange Serverは，JP1/ITSLM上での監視を実現するために，JP1/ITSLM用のデフォルト監視項目をPFM - Managerに提供します。

複数インスタンスレコードの場合，キーに指定した値と一致したレコードを収集します。収集対象とするキーについては，各レコードの収集結果を確認してください。

表J-1　PFM - Agent for Exchange ServerがPFM - Managerに提供するデフォルト監視項目

JP1/ITSLMでの表示名	説明	レコード （レコードID）	キー （PFM - Manager名）	フィールド名
% Total Processor Time	プロセッサー時間の全割合。	System Parameters （PI_SYSP）	−	PER_TOTAL_PROCESSOR_TIME
% Total User Time	ユーザー時間の全割合。	System Parameters （PI_SYSP）	−	PER_TOTAL_USER_TIME
% Total Privileged Time	特権時間の全割合。	System Parameters （PI_SYSP）	−	PER_TOTAL_PRIVILEGED_TIME
Processor Queue Length	プロセッサーキュー長。	System Parameters （PI_SYSP）	−	PROCESSOR_QUEUE_LENGTH
Available Bytes	プロセスの実行のための有効な物理メモリーのバイト数。	Memory Parameters （PI_MP）	−	AVAILABLE_BYTES
Private Send Queue Size	メールボックスストアの送信キューにあるメッセージの数。	Message Queues （PI_MQ）	−	EXCH_IS_PVT_SEND_QUEUE_SIZE
Public Send Queue Size	パブリックストアの送信キューにあるメッセージの数。	Message Queues （PI_MQ）	−	EXCH_IS_PUB_SEND_QUEUE_SIZE
Database Cache % Hits	ファイル操作なしにデータベースキャッシュによって達成されたデータベースファイルページ要求の比率。	Performance Counters （PI）	−	DATABASE_CACHE_PER_HITS
Active Mailbox Queue Length	アクティブなメールボックス キュー内のアイテム数。	MTA queue Activity （PI_MTQA）	−	EXCH_MTA_ACTIVE_DELV_QUE_LEN
Retry Mailbox Queue Length	再試行メールボックス キュー内の再試行中のアイテム数。	MTA queue Activity （PI_MTQA）	−	EXCH_MTA_RETRY_DELV_QUE_LEN

（凡例）

−：なし

デフォルト監視項目をPFM - Managerに提供するためには，セットアップファイルをコピーして，セットアップコマンドを実行する必要があります。詳細は，「3.4.1　PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleへのPFM - Agent for Exchange Serverの登録」を参照してください。