PFM - Agent for Exchange Serverを使用すると,Exchange Serverのシステムリソースなどのパフォーマンスデータが収集できます。
PFM - Agent for Exchange Serverでは,パフォーマンスデータは,次のように利用できます。
- Exchange Serverの稼働状況をグラフィカルに表示する
パフォーマンスデータは,PFM - Web Consoleを使用して,「レポート」と呼ばれるグラフィカルな形式に加工し,表示できます。レポートによって,Exchange Serverの稼働状況がよりわかりやすく分析できるようになります。
レポートには,次の種類があります。
- リアルタイムレポート
監視しているExchange Serverの現在の状況を示すレポートです。主に,システムの現在の状態や問題点を確認するために使用します。リアルタイムレポートの表示には,収集した時点のパフォーマンスデータが直接使用されます。
- 履歴レポート
監視しているExchange Serverの最近から現在までの状況を示すレポートです。主に,システムの傾向を分析するために使用します。履歴レポートの表示には,PFM - Agent for Exchange Serverのデータベースに格納されたパフォーマンスデータが使用されます。
- 問題が起こったかどうかの判定条件として使用する
収集されたパフォーマンスデータの値が何らかの異常を示した場合,ユーザーに通知するなどの処置を取るように設定できます。