論理ホスト環境をアンセットアップします。アンセットアップ手順には,実行系ノードの手順と,待機系ノードの手順があります。実行系ノード,待機系ノードの順にアンセットアップしてください。
PFM - Agent for Exchange Serverのアンセットアップ手順について説明します。
実行系ノードで,PFM - Agent for Exchange Serverの論理ホストの環境をアンセットアップします。
クラスタソフトからの操作で,実行系ノードで起動しているPerformance Managementのプログラムおよびサービスを停止してください。停止する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。共有ディスクがオンラインになっていない場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンラインにしてください。
この手順は,ファイアウォールを使用する環境で,セットアップ時にjpcconf port define (jpcnsconfig port)コマンドでポート番号を設定した場合だけに必要な手順です。
ポート番号の解除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Windows用のインストールとセットアップについて説明している章,およびクラスタシステムでの運用について説明している章を参照してください。
手順を次に示します。
jpcconf ha list -key all -lhost 論理ホスト名
(jpchasetup list all -lhost 論理ホスト名)
jpcconf ha unsetup -key agty -lhost 論理ホスト名
(jpchasetup delete agty -lhost 論理ホスト名)
jpcconf ha list -key all
(jpchasetup list all)
PFM - Agent for Exchange Serverのほかに,同じ論理ホストからアンセットアップするPFM - Agentがある場合は,この段階でアンセットアップしてください。
アンセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの運用について説明している章,または各PFM - Agentマニュアルの,クラスタシステムでの運用について説明している章を参照してください。
論理ホストのPFM - Agent for Exchange Serverを削除したら,環境定義をファイルにエクスポートします。
Performance Managementでは,環境定義のエクスポートおよびインポートによって実行系と待機系の環境を合わせる方式を採っています。
実行系ノードでエクスポートした環境定義(Performance Managementの定義が削除されている)を,待機系ノードにインポートすると,待機系ノードの既存の環境定義(Performance Managementの定義が削除前のままの状態で定義が残っている)と比較して差分(実行系ノードで削除された部分)を確認してPerformance Managementの環境定義を削除します。
手順を次に示します。
jpcconf ha export -f lhostexp.txt
(jpchasetup export -f lhostexp.txt)
「(f) 論理ホスト環境定義をエクスポートする」でエクスポートしたファイルを,実行系ノードから待機系ノードにコピーします。
クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオフラインにして,作業を終了します。なお,その共有ディスクを続けて使用する場合は,オフラインにする必要はありません。
実行系ノードでエクスポートしたファイルを待機系ノードにコピーし,待機系ノードで,論理ホスト環境をアンセットアップします。なお,待機系ノードでは,アンセットアップの時に共有ディスクをオンラインにする必要はありません。
手順を次に示します。
クラスタソフトからの操作で,待機系ノードで起動しているPerformance Managementのプログラムおよびサービスを停止してください。停止する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードに反映させるためにインポートします。なお,待機系ノードでは,インポート時に共有ディスクをオフラインにする必要はありません。
手順を次に示します。
jpcconf ha import -f lhostexp.txt
(jpchasetup import -f lhostexp.txt)
jpcconf ha list -key all
(jpchasetup list all)
クラスタソフトから,論理ホストのPFM - Agent for Exchange Serverに関する設定を削除してください。
設定を削除する方法は,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
接続先PFM - Managerを解除する場合は,PFM - Web ConsoleでPFM - Managerにログインし,接続しているPFM - Agent for Exchange Serverに関連する定義を削除する必要があります。手順を次に示します。
手順を次に示します。
jpctool service delete -id サービスID -host jp1-halsr -lhost jp1-hal
(jpcctrl delete サービスID host=jp1-halsr lhost=jp1-hal)
なお,接続先を別のPFM - Managerに変更する場合は,「4.3.4(2)(c) 接続先PFM - Managerを設定する」を参照してください。