PFM - Agent for Exchange Serverで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for Exchange ServerのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法について説明します。
Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先フォルダを変更したい場合は,jpcconf db define (jpcdbctrl config)コマンドで設定します。Storeデータベースの格納先フォルダを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db define (jpcdbctrl config)コマンドの-moveオプションを使用してください。jpcconf db define (jpcdbctrl config)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
jpcconf db define (jpcdbctrl config)コマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表3-3 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明 | オプション名 | 設定できる値 (Storeバージョン1.0)※ | 設定できる値 (Storeバージョン2.0)※ | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
パフォーマンスデータの作成先フォルダ | sd | 1~127バイトのフォルダ名 | 1~214バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store |
パフォーマンスデータの退避先フォルダ(フルバックアップ) | bd | 1~127バイトのフォルダ名 | 1~211バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store¥backup |
パフォーマンスデータの退避先フォルダ(部分バックアップ) | pbd | - | 1~214バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store¥partial |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | bs | 1~9 | 1~9 |
|
パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ | dd | 1~127バイトのフォルダ名 | 1~127バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store¥dump |
バフォーマンスデータのインポート先フォルダ | id | - | 1~222バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store¥import |
Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniを直接編集して変更できます。
jpcsto.iniファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表3-4 パフォーマンスデータの格納先の設定項目(jpcsto.iniの[Data Section]セクション)
説明 | ラベル名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0)※1 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
パフォーマンスデータの作成先フォルダ | Store Dir※2 | 1~127バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store |
パフォーマンスデータの退避先フォルダ(フルバックアップ) | Backup Dir※2 | 1~127バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store¥backup |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | Backup Save | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先フォルダ | Dump Dir※2 | 1~127バイトのフォルダ名 | インストール先フォルダ¥agty¥store¥dump |
手順を次に示します。