3.4.1 PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleへのPFM - Agent for Exchange Serverの登録

PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - Agentを一元管理するために,PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleにPFM - Agent for Exchange Serverを登録する必要があります。

PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合,PFM - Agentの登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM - Managerのリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンのPFM - Agentは手動で登録する必要があります。なお,PFM - Agent for Exchange Serverのデータモデルのバージョンについては,「付録H バージョン互換」を参照してください。

PFM - Agentの登録の流れを次に示します。

図3-6 PFM - Agentの登録の流れ

[図データ]

注意
  • PFM - Agent for Exchange Serverの情報を登録する作業では,PFM - Web Consoleの[レポート階層]タブおよび[アラーム階層]タブに「Exchange」という名前のフォルダが作成されます。すでに「Exchange」という名前のフォルダまたはファイルがある場合には,名前を変更してから作業を始めてください。
  • すでにPFM - Agent for Exchange Serverの情報が登録されているPerformance Managementシステムに,新たに同じバージョンのPFM - Agent for Exchange Serverを追加した場合,PFM - Agentの登録は必要ありません。
  • バージョンが異なるPFM - Agent for Exchange Serverを,異なるホストにインストールする場合,古いバージョン,新しいバージョンの順でセットアップしてください。
  • PFM - Managerと同じホストにPFM - Agentをインストールした場合,jpcconf agent setup (jpcagtsetup)コマンドが自動的に実行されます。共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追加セットアップは正常に終了しました」と出力されるので,結果を確認してください。コマンドが正しく実行されていない場合は,コマンドを実行し直してください。コマンドの実行方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
<この項の構成>
(1) PFM - Agent for Exchange Serverのセットアップファイルをコピーする
(2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
(3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する

(1) PFM - Agent for Exchange Serverのセットアップファイルをコピーする

PFM - Agent for Exchange ServerをインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。

  1. PFM - Web Consoleが起動されている場合は,停止する。
  2. PFM - Agent のセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。
    ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。

    表3-2 コピーするセットアップファイル

    コピー先PFM - Agent の
    セットアップファイル
    PFMプログラム名OSコピー先フォルダ
    PFM - ManagerWindowsPFM - Managerのインストール先フォルダ¥setup¥インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtyw.EXE
    UNIX/opt/jp1pc/setup/インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtyu.Z
    PFM - Web ConsoleWindowsPFM - Web Consoleのインストール先フォルダ¥setup¥インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtyw.EXE
    UNIX/opt/jp1pcwebcon/setup/インストール先フォルダ¥setup¥jpcagtyu.Z

(2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する

PFM - ManagerでPFM - Agent for Exchange Serverをセットアップするための次のコマンドを実行します。

 

jpcconf agent setup -key Exchange (jpcagtsetup agty)

ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf agent setupコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf agent setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

注意
コマンドを実行するローカルホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止していない状態でjpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドを実行した場合,エラーが発生することがあります。その場合は,Performance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止したことを確認したあと,再度jpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドを実行してください。

PFM - ManagerホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除してもかまいません。

(3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する

PFM - Web ConsoleでPFM - Agent for Exchange Serverをセットアップするための次のコマンドを実行します。

 

jpcwagtsetup

PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。