アラーム一覧

PFM - Agent for Exchange Serverの監視テンプレートで定義されているアラームは,「PFM Exchange Template Alarms 10.00」というアラームテーブルにまとめられています。「10.00」は,アラームテーブルのバージョンを示します。

Exchange Server 2007および2010の役割に対応したアラームテーブルがあります。

PFM Exchange Template Alarms [CLA] 10.00 :クライアントアクセスの役割:

PFM Exchange Template Alarms [HUB] 10.00 :ハブトランスポートの役割:

PFM Exchange Template Alarms [MAL] 10.00 :メールボックスの役割:

PFM Exchange Template Alarms [UFM] 10.00 :ユニファイドメッセージングの役割:

PFM Exchange Template Alarms [EDG] 10.00 :エッジトランスポートの役割:

また,Exchange Server 2013の役割に対応したアラームテーブルもあります。

PFM Exchange Template Alarms [CAS] 10.00 : クライアントアクセスの役割:

PFM Exchange Template Alarms [MBX] 10.00 :メールボックスを含む役割:

このアラームテーブルは,PFM - Web Consoleの[アラーム階層]タブに表示される「Exchange」フォルダに格納されています。

監視テンプレートで定義されているアラームを次の表に示します。

表5-1 アラーム一覧

アラーム名説明
% Free Space論理ディスクの総容量に対し,使用できるディスク容量を監視します。この値は,監視間隔の平均値となります。
% Tot Processor Time休止状態でない,スレッドのプロセッサータイムを監視します。この値はプロセッサーの基本情報です。サービスが休止状態の時間を計算し"100%"から引いた値となります。この値は,監視間隔の平均値となります。
% Usageページファイルインスタンスの総計を監視します。メモリーボトルネックが存在する場合に,使用中であるページファイルがどの程度かを示します。この値は,監視間隔の平均値となります。
Error Access Permクライアントからのアクセスが失敗した回数を監視します。この値は不適切なアクセスが実行された回数を示します。この値は,監視間隔の平均値となります。
Errors System内部サーバエラーが発生した数を監視します。予期されないサーバエラーは,サーバ内部に問題があります。この値は,監視間隔の平均値となります。
Interrupts/secハードウェア割り込みが発生した平均値を監視します。システムクロック,ディスクドライブ,マウスなどのデバイスに対する割り込み状況を示します。この値は,監視間隔の平均値となります。
Mem Available Bytes利用可能な物理メモリーのサイズを監視します。システムや実行中のプロセスが現在使用していないメモリー容量を示します。この値は,監視間隔の平均値となります。
Pages/secページフォールトを解決するためにディスク読み込み/書き込みされたページの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Disk Reads/secディスク読み込みの1秒当たりの回数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Disk Writes/secディスク書き込みの1秒当たりの回数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Pooled Non Page Bytesサーバが使用しているメモリーでページに使用されないバイト数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Retry Mailbox Q-Len再試行メールボックス キュー内の再試行中のアイテム数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Active Mailbox Q-Lenアクティブなメールボックス キュー内のアイテム数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
SMTP Sent Msgs/sec1秒間にSMTPSendコネクタによって送信されたメッセージの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
SMTP Rcvd Msgs/sec1秒間にSMTPサーバで受信したメッセージの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Avg Receive Byte/Msg受信したメッセージごとの平均バイト数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
MTA Work Q-LenMSExchange IP Private(ハブトランスポート機能のサーバ内蓄積)についてのある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータです。この値は,監視間隔の平均値となります。
Msgs Delivered/secすべての受信者にメッセージが配信される1秒当たりの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Msgs Sent/secトランスポートに送信されるメッセージの1秒当たりの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
Msg Rec Del/min MPTSプライベートシステムインフォメーションストアに配信されたメッセージの1分当たりの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
RPC Slow Packets過去1024パケットの中で待ち時間が2秒を超えるRPCパケットの数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
RPC Avg LatencyRPCの待ち時間(過去1024パケットの平均をミリ秒単位で表示)です。この値は,監視間隔の平均値となります。
RPC Ops/secRPC処理の速度です。この値は,監視間隔の平均値となります。
RPC Reqインフォメーション ストアで現在処理されているクライアント要求の数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
OWA Req/sec1秒間にOutlook Web Accessによって処理された要求の数です。この値は,監視間隔の平均値となります。
OWA Avg Response TmOEHまたはASPX要求の開始から終了までに要した平均時間 (ミリ秒)です。この値は,監視間隔の平均値となります。