5.2.3 ログ情報の収集の注意事項
Notes Log Check(PL_PLNL)レコードを使用して,メッセージを監視する場合の注意事項を次に示します。
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アラーム定義の条件式で監視できる文字列は,Notes Log Check(PL_PLNL)レコードに格納される132バイトまでです。Notes Log Check(PL_PLNL)レコードに格納される文字列には,識別子などのヘッダー情報が含まれるため,監視できるメッセージの長さは,132バイトからヘッダー情報の分だけ短くなります。
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133バイト以上の文字列を監視するためには,PFM - Agent for DominoのIncludeファイルの設定で監視したい文字列をフィルター条件として設定します。このときにメッセージに任意の識別子も設定します。この識別子をアラーム定義の条件式に設定することで,フィルター条件として設定した文字列を含むメッセージを監視できるようになります。
例えば,文字列ABCを含むメッセージを監視したい場合,PFM - Agent for DominoのIncludeファイルの設定で識別子に@ERRORを設定し,フィルター条件にABCを設定します。
[@ERROR] ABC
その後,PFM - Web Consoleの[アラームウィザード - アラーム条件式]ダイアログボックスで,異常値または警告値にしきい値として*@ERROR*を設定します。
この設定によって,文字列ABCを含むメッセージには@ERRORという識別子がヘッダー情報として設定されます。PFM - Web Consoleでは@ERRORの文字列を含むメッセージが発生するとアラームが通知されます。文字列の監視については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。
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Notes Log Check(PL_PLNL)レコードの1回の収集で検索条件に合致するログ情報が複数個ある場合,収集できるレコード数は256までです。監視対象のView名を複数指定した場合,それぞれのViewで収集できるレコード数は指定数で割った数字となりますので,Viewを2つ指定した場合は,それぞれ128レコード,Viewを3つ指定した場合は,それぞれ85レコードが上限となります。検索条件に合致するログ情報が257レコード以上ある場合は,検索条件を絞り込んでください。