2.2.7 障害発生時の資料採取の準備

トラブルが発生した場合にメモリーダンプおよびクラッシュダンプが必要となることがあります。トラブル発生時にこれらのダンプを採取する場合は,あらかじめメモリーダンプおよびクラッシュダンプが出力されるように,次の設定をしてください。

メモリーダンプの出力設定
ここでは,Windows Server 2003の場合の設定方法を説明します。Windows Server 2008では設定する必要はありません。
  1. [コントロールパネル]から[システム]をダブルクリックする。
  2. [詳細設定]ページの[起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。
  3. [デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリダンプ]を選択し,出力先のファイルを指定する。
    注意
    メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。詳細は,OS付属のドキュメントを参照してください。
クラッシュダンプの出力設定
ここでは,Windows Server 2003の場合の設定方法を説明します。Windows Server 2008では設定する必要はありません。
  1. スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。
  2. テキストボックスに「drwtsn32」と入力し,[OK]ボタンをクリックする。
    ワトソン博士のダイアログボックスが開きます。
  3. [クラッシュ ダンプ ファイルの作成]チェックボックスをチェックし,[クラッシュダンプ]テキストボックスに出力先のファイルを指定する。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
    注意
    クラッシュダンプに出力される情報はJP1だけでなく,ほかのアプリケーションプログラムのトラブル情報も出力されます。また,クラッシュダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。クラッシュダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域を確保しておいてください。