JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB

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2.4.2 インスタンス環境の設定

インスタンス環境の設定では,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境を設定する場合は,この手順を繰り返し実施します。

インスタンス環境の設定は,システムマネジャが稼働するホストで実施してください。なお,システムマネジャが稼働していないホストでは,インスタンス環境の設定は実施しないでください。

設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。HiRDBのインスタンス情報の詳細については,HiRDBのマニュアルを参照してください。

表2-3 PFM - Agent for HiRDBのインスタンス情報

項目 説明 設定できる値 デフォルト値
PDDIR 監視対象のHiRDBシステムのシステムマネジャを含むHiRDBユニットのHiRDB運用ディレクトリのパス(環境変数PDDIRの値)。 200バイト以内のパス名 なし
PDCONFPATH 監視対象のHiRDBシステムのシステムマネジャを含むHiRDBユニットの環境変数PDCONFPATHの値。
「PDDIRの値\conf」が設定されます。
205バイト以内のパス名
HiRDB_user DBA権限を持つHiRDB認可識別子。大文字と小文字を区別する場合は全体を"(引用符)で囲んでください。囲まなければすべて大文字として扱われます。 10バイト以内の文字列
HiRDB_password HiRDB_userに対応するパスワード。大文字と小文字を区別する場合は全体を"(引用符)で囲んでください。囲まなければすべて大文字として扱われます。 32バイト以内の文字列
HiRDB_admin HiRDB管理者。 128バイト以内の文字列
Store Version Storeバージョン。 {1.0|2.0} 2.0
注※
PFM - Agent for HiRDBと同一ホスト上のPFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-10以降で,初めてインスタンス環境を設定する場合に必要です。

インスタンス環境を構築するには,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを使用します。インスタンス環境の構築手順を次に示します。

  1. サービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを実行する。
    例えば,PFM - Agent for HiRDBのインスタンス名HRD1のインスタンス環境を構築する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
    jpcconf inst setup -key HiRDB -inst HRD1
    (jpcinssetup agtb -inst HRD1)
     
    agtb:HiRDBエージェントを示します。
    jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。
  2. HiRDBのインスタンス情報を設定する。
    表2-3に示した項目を,コマンドの指示に従って入力してください。各項目とも省略できません。

すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したインスタンス情報を変更したい場合は,再度jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを実行し,インスタンス環境を更新してください。インスタンス環境の更新については,「2.7.3 インスタンス環境の更新」を参照してください。

構築されるインスタンス環境を次に示します。

<この項の構成>
(1) インスタンス設定ファイルを作成する

(1) インスタンス設定ファイルを作成する

インスタンス設定ファイル(インストール先フォルダ\agtb\agent\インスタンス名\jpcagtbdef.ini)に次の構成および情報を設定します。

なお,インスタンスを作成すると,jpcagtbdef.iniファイルは初期化されます。

インスタンス設定ファイルのフォーマットを次の図に示します。

図2-5 インスタンス設定ファイルjpcagtbdef.iniのフォーマット(Windowsの場合)

[図データ]

注意
  • jpcagtbdef.iniファイルの中で「=」の左右に指定する文字列の両端には,余分な文字(空白文字,引用符など)を挿入しないでください。