3.4.2 PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleへのPFM - Agent for HiRDBの登録
PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - Agentを一元管理するために,PFM - ManagerおよびPFM - Web ConsoleにPFM - Agent for HiRDBを登録する手順を説明します。
PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合,PFM - Agentの登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM - Managerのリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンのPFM - Agentは手動で登録する必要があります。なお,PFM - Agent for HiRDBのデータモデルのバージョンについては,「付録I バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agentの登録の流れを次に示します。
図3-4 PFM - Agentの登録の流れ
![[図データ]](figure/zub03s04.gif)
- 注意
- PFM - Agentの登録は,インスタンス環境を設定する前に実施してください。
- すでにPFM - Agent for HiRDBの情報が登録されているPerformance Managementシステムに,新たに同じバージョンのPFM - Agent for HiRDBを追加した場合,PFM - Agentの登録は必要ありません。
- バージョンが異なるPFM - Agent for HiRDBを,異なるホストにインストールする場合,古いバージョン,新しいバージョンの順でセットアップしてください。
- PFM - Managerと同じホストにPFM - Agentをインストールした場合,jpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドが自動的に実行されます。共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追加セットアップは正常に終了しました」と出力されるので,結果を確認してください。コマンドが正しく実行されていない場合は,コマンドを実行し直してください。コマンドの実行方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。
- PFM - Agent for HiRDBの情報を登録する作業では,PFM - Web Consoleの[レポート階層]タブおよび[アラーム階層]タブに「HiRDB」という名前のフォルダが作成されます。[レポート階層]タブで,すでに独自に「HiRDB」という名前のフォルダまたはファイルを作成していた場合には,名前を変更してから作業を始めてください。
- <この項の構成>
- (1) PFM - Agent for HiRDBのセットアップファイルをコピーする
- (2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
- (3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
(1) PFM - Agent for HiRDBのセットアップファイルをコピーする
PFM - Agent for HiRDBをインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。
- PFM - Web Consoleが起動されている場合は,停止する。
- PFM - Agentのセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。
ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。
表3-3 コピーするセットアップファイル
PFM - Agentの セットアップファイル | コピー先 |
---|
PFMプログラム名 | OS | コピー先ディレクトリ |
---|
/opt/jp1pc/setup/jpcagtbw.EXE | PFM - Manager | Windows | インストール先フォルダ¥setup¥ |
/opt/jp1pc/setup/jpcagtbu.Z | UNIX | /opt/jp1pc/setup/ |
/opt/jp1pc/setup/jpcagtbw.EXE | PFM - Web Console | Windows | インストール先フォルダ¥setup¥ |
opt/jp1pc/setup/jpcagtbu.Z | UNIX | /opt/jp1pcwebcon/setup/ |
(2) PFM - Managerホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - ManagerでPFM - Agent for HiRDBをセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcconf agent setup -key HiRDB
(jpcagtsetup agtb)
- 注意
- コマンドを実行するローカルホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止していない状態でjpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドを実行した場合,エラーが発生することがあります。その場合は,Performance Managementのプログラムおよびサービスが完全に停止したことを確認したあと,再度jpcconf agent setup(jpcagtsetup)コマンドを実行してください。
PFM - ManagerホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除してもかまいません。
(3) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web ConsoleでPFM - Agent for HiRDBをセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - Agentのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。