PFM - Agent for HiRDBで収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for HiRDBのAgent StoreサービスのStoreデータベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法について説明します。
Storeデータベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先ディレクトリを変更したい場合は,jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドで設定します。Storeデータベースの格納先ディレクトリを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドの-moveオプションを使用してください。jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してください。
注※ Storeバージョン2.0使用時だけ設定できます。
jpcconf db define(jpcdbctrl config)コマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表3-21 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明 | オプション名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0) | 設定できる値(Storeバージョン2.0) | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
パフォーマンスデータの作成先ディレクトリ | sd | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | 1~214バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名 |
パフォーマンスデータの退避先ディレクトリ(フルバックアップ) | bd | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | 1~211バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名/backup |
パフォーマンスデータの退避先ディレクトリ(部分バックアップ) | pbd | - | 1~214バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名/partial |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | bs | 1~9 | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先ディレクトリ | dd | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名/dump |
バフォーマンスデータのインポート先ディレクトリ | id | - | 1~222バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名/import |
Storeバージョン1.0使用時は,jpcsto.iniを直接編集して変更できます。
jpcsto.iniファイルは,/opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名に格納されています。
jpcsto.iniファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表3-22 パフォーマンスデータの格納先の設定項目(jpcsto.iniの[Data Section]セクション)
説明 | ラベル名 | 設定できる値(Storeバージョン1.0)※1 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
パフォーマンスデータの作成先ディレクトリ | Store Dir※2 | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名 |
パフォーマンスデータの退避先ディレクトリ(フルバックアップ) | Backup Dir※2 | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb/store/インスタンス名/backup |
パフォーマンスデータを退避する場合の最大世代番号 | Backup Save | 1~9 | 5 |
パフォーマンスデータのエクスポート先ディレクトリ | Dump Dir※2 | 1~127バイトの絶対パス名または相対パス名 | /opt/jp1pc/agtb /store/インスタンス名/dump |
手順を次に示します。