Bufferpool Stat on Database IntervalPI_DBPI

機能

データベース・レベルのバッファー・プールに関する情報をある一定の時間を単位として格納しています。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値設定可否
Collection Interval60
Collection Offset0
LogYes
LOGIF空白

ODBCキーフィールド

なし

ライフタイム

1つ以上のアプリケーションがデータベースに接続しているか,データベースが活動化状態の間。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Interval
(INTERVAL)
情報が収集される時間。秒単位。COPYulongNoすべてRECORD_TIME - CURRENT
_SYSTEM_BOOT_TIME
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Data Reads
(POOL_ASYNC_DATA_READS)
バッファー・プールに非同期で読み取られるページ数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_ASYNC
_DATA_READS
詳細説明:
このエレメントとpool_data_p_readsを組み合わせて使用すると,同期で実行された物理読み取り数を計算できます。データベース・マネージャーのエージェントが実行したデータ・ページ物理読み取り数は,次の公式を使用します。

pool_data_p_reads-pool_async_data_reads

非同期読み取り数と同期読み取り数を比較すると,プリフェッチャーの動作状態がわかります。このエレメントは,num_ioservers構成パラメーターを調整するときに役に立ちます。
非同期読み取りは,データベース・マネージャーのプリフェッチャーが実行します。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Data Reads Rate
(POOL_ASYNC_DATA_READS_RATE)
データ・ページをバッファー・プールに入れるための入出力を必要とした読み取り要求の数に対する,プリフェッチャーが非同期でバッファー・プールに読み取るデータ・ページ数の割合。AVGfloatNoすべて( POOL_ASYNC_DATA_READS / POOL_DATA_P_READS ) * 100
詳細説明:
num_ioservers構成パラメーターを調整するときに役に立ちます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Data Writes
(POOL_ASYNC_DATA_WRITES)
非同期ページ・クリーナーまたはプリフェッチャーによってバッファー・プール・データ・ページがディスクに物理的に書き込まれた回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_ASYNC_DATA
_WRITES
詳細説明:
このエレメントとbuff_pool_data_writesを組み合わせて使用すると,同期で実行された物理書き込み要求の数を計算できます。データベース・マネージャーのエージェントが実行したデータ・ページ物理書き込み数は,次の公式を使用します。

pool_data_writes-pool_async_data_writes

非同期読み取り数と同期読み取り数を比較すると,バッファー・プール・ページ・クリーナーの動作状態がわかります。この比率は,num_iocleaners構成パラメーターを調整するときに役に立ちます。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Data Writes Rate
(POOL_ASYNC_DATA_WRITES_RATE)
バッファー・プール・データ・ページがディスクに物理的に書き込まれた回数に対する,非同期ページ・クリーナーまたはプリフェッチャーによってバッファー・プール・データ・ページがディスクに物理的に書き込まれた回数の割合。AVGfloatNoすべて( POOL_ASYNC_DATA_WRITES / POOL_DATA_WRITES ) * 100
詳細説明:
num_iocleaners構成パラメーターは,この値が100%に近く,かつ,POOL_ASYNC_INDEX_WRITES_RATEも100%に近い場合,小さくできます。また,この値が0%に近い場合,大きくする必要があります。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Index Reads
(POOL_ASYNC_INDEX_READS)
プリフェッチャーが非同期でバッファー・プールに読み取る索引ページ数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_ASYNC_INDEX
_READS
詳細説明:
このエレメントとpool_index_p_readsを組み合わせて使用すると,同期で実行された物理読み取り数を計算できます。データベース・マネージャーのエージェントが実行した索引ページ物理読み取り数は,次の公式を使用します。

pool_index_p_reads-pool_async_index_reads

非同期読み取り数と同期読み取り数を比較すると,プリフェッチャーの動作状態がわかります。このエレメントは,num_ioservers構成パラメーターを調整するときに役に立ちます。
非同期読み取りは,データベース・マネージャーのプリフェッチャーが実行します。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Index Reads Rate
(POOL_ASYNC_INDEX_READS_RATE)
索引ページをバッファー・プールに入れるための物理読み取り要求の数に対する,プリフェッチャーが非同期でバッファー・プールに読み取る索引ページ数の割合。AVGfloatNoすべて( POOL_ASYNC_INDEX_READS / POOL_INDEX_P_READS ) * 100
詳細説明:
num_ioservers構成パラメーターを調整するときに役に立ちます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Index Writes
(POOL_ASYNC_INDEX_WRITES)
非同期ページ・クリーナーまたはプリフェッチャーによってバッファー・プール索引ページがディスクに物理的に書き込まれた回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_ASYNC_INDEX
_WRITES
詳細説明:
このエレメントとpool_index_writesを組み合わせて使用すると,同期で実行された物理索引書き込み要求数を計算できます。データベース・マネージャーのエージェントが実行した物理索引ページ書き込み数は,次の公式を使用します。

pool_index_writes-pool_async_index_writes

非同期読み取り数と同期読み取り数を比較すると,バッファー・プール・ページ・クリーナーの動作状態がわかります。この比率は,num_iocleaners構成パラメーターを調整するときに役に立ちます。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Index Writes Rate
(POOL_ASYNC_INDEX_WRITES_RATE)
バッファー・プール索引ページがディスクに物理的に書き込まれた回数に対する,非同期ページ・クリーナーまたはプリフェッチャーによってバッファー・プール索引ページがディスクに物理的に書き込まれた回数の割合。AVGfloatNoすべて( POOL_ASYNC_INDEX_WRITES / POOL_INDEX_WRITES )* 100
詳細説明:
num_iocleaners構成パラメーターは,この値が100%に近く,かつ,POOL_ASYNC_DATA_WRITES_RATEも100%に近い場合,小さくできます。また,この値が0%に近い場合,大きくする必要があります。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Read Time
(POOL_ASYNC_READ_TIME)
データベース・マネージャーのプリフェッチャーが読み取りに要した合計経過時間。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_ASYNC_READ
_TIME
詳細説明:
このエレメントを使用して同期読み取りの経過時間を計算するには,次の公式を使用します。

pool_read_time-pool_async_read_time

このエレメントを使用して平均非同期読み取り時間を計算するには,次の公式を使用します。

pool_async_read_time/pool_async_data_reads

これらの計算は,実行中の入出力操作を把握するときに使用します。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Read Time Avg
(POOL_ASYNC_READ_TIME_AVG)
データベース・マネージャーのプリフェッチャーが読み取りに要した合計経過時間の平均値。AVGfloatNoすべてPOOL_ASYNC_READ_TIME / ( POOL_ASYNC_DATA_READS + POOL_ASYNC_INDEX_READS )
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Total Reads
(POOL_ASYNC_TOTAL_READS)
プリフェッチャーが非同期でバッファー・プールに読み取るデータ・ページおよび索引ページの合計。COPYulongYesすべてPOOL_ASYNC_DATA_READS + POOL_ASYNC_INDEX_READS
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Total Writes
(POOL_ASYNC_TOTAL_WRITES)
非同期ページ・クリーナーまたはプリフェッチャーによってバッファー・プール・データ・ページまたは索引ページがディスクに物理的に書き込まれた回数。COPYulongYesすべてPOOL_ASYNC_DATA_WRITES + POOL_ASYNC_INDEX_WRITES
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Write Time
(POOL_ASYNC_WRITE_TIME)
データベース・マネージャーのページ・クリーナーがデータ・ページまたは索引ページをバッファー・プールからディスクに書き込むのに要した合計経過時間。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_ASYNC_WRITE
_TIME
詳細説明:
同期によるページ書き込みでの経過時間を計算するには,次の公式を使用します。

pool_write_time_-pool_async_write_time

このエレメントを使用すると,平均非同期読み取り時間も計算できます。次の公式を使用します。
pool_async_write_time/(pool_async_data_writes+pool_async_index_writes)

これらの計算は,実行中の入出力操作を把握するときに使用します。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Async Write Time Avg
(POOL_ASYNC_WRITE_TIME_AVG)
データベース・マネージャーのページ・クリーナーがデータ・ページまたは索引ページをバッファー・プールからディスクに書き込むのに要した合計経過時間の平均値。AVGfloatNoすべてPOOL_ASYNC_WRITE_TIME / ( POOL_ASYNC_DATA_WRITES + POOL_ASYNC_INDEX_WRITES )
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Data From Estore
(POOL_DATA_FROM_ESTORE)
拡張ストレージからコピーされたバッファー・プールのデータ・ページの数。監視対象がDB2のV9.1以降の場合は,非推奨となるため正しい値を収集できません。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DATA_FROM
_ESTORE
詳細説明:
必要なページがバッファー・プールになく,拡張ストレージにある場合は,そのページは拡張ストレージからバッファー・プールにコピーされます。このコピー処理によって共有メモリー・セグメントへの接続コストが必要になりますが,ディスク読み取りコストを節約できます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Data Hit Rate
(POOL_DATA_HIT_RATE)
データ・ページ・ヒット率。AVGfloatNoすべて( 1 - ( POOL_DATA_P_READS / POOL_DATA_L_READS ) ) * 100
詳細説明:
バッファー・プール当たりのデータ・ページ・ヒット率です。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Data L Reads
(POOL_DATA_L_READS)
バッファー・プールを通ったデータ・ページの論理読み取り要求の数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DATA_L
_READS
詳細説明:
このカウントには,次のデータへのアクセスが含まれます。
  • データベース・マネージャーがページの処理を必要としたときにバッファー・プールにすでにあるデータ。
  • データベース・マネージャーがページを処理する前にバッファー・プールに読み取られたデータ。
pool_data_p_readsと組み合わせて使用すると,次の公式でバッファー・プール当たりのデータ・ページ・ヒット率を計算できます。

1-(pool_data_p_reads/pool_data_l_reads)

pool_data_p_reads,pool_index_p_reads,およびpool_index_l_readsと組み合わせて使用すると,次の公式で総合バッファー・プール・ヒット率を計算できます。

1-((pool_data_p_reads+pool_index_p_reads)/(pool_data_l_reads+pool_index_l_reads))

バッファー・プール・サイズを大きくすると,一般的にヒット率は高くなりますが,ある点を超えると逆に低くなります。理想的には,データベース全体を保管できるような大きなバッファー・プールを割り振ることができれば,システムが稼働中のヒット率は100%になります。しかし,現実的にはそうしたことは起こりません。実際には,使用するデータのサイズとそのデータへのアクセス方法によってヒット率の意味は異なります。非常に大きなデータベースでアクセスが均等な場合は,ヒット率が低くなります。表が非常に大きな場合は,対応する方法はほとんどありません。この場合,より小さく,頻繁にアクセスがあるような表,および索引に焦点を当ててください。そして,ヒット率を高くしたいバッファー・プールにこれらを個別に割り当ててください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Data P Reads
(POOL_DATA_P_READS)
データ・ページをバッファー・プールに入れるための入出力を必要とした読み取り要求の数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DATA_P
_READS
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Data To Estore
(POOL_DATA_TO_ESTORE)
拡張ストレージにコピーされたバッファー・プールのデータ・ページの数。監視対象がDB2のV9.1以降の場合は,非推奨となるため正しい値を収集できません。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DATA_TO
_ESTORE
詳細説明:
ビクティム・ページとして選択されたページは,バッファー・プールから拡張ストレージにコピーされます。このコピー処理が必要になるのは,バッファー・プール内に新しいページのためのスペースが必要な場合です。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Data Writes
(POOL_DATA_WRITES)
バッファー・プール・データ・ページがディスクに物理的に書き込まれた回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DATA_WRITES
詳細説明:
pool_data_p_readsのパーセンテージが高いためにバッファー・プール・データ・ページがディスクへ書き込まれる場合は,データベースで利用できるバッファー・プール・ページ数を増やすとパフォーマンスを改善できます。
バッファー・プール・データ・ページをディスクに書き込む理由は次のとおりです。
  • バッファー・プール内のページを解放して,次のページを読み取れるようにする。
  • バッファー・プールを空にする。
システムがあるページを書き込むときに,新しいページのためのスペースを用意するとは限りません。そのページが更新されていなければ,単純に置換されます。このエレメントでは,このような置換はカウントされません。
データ・ページは,バッファー・プール・スペースが必要になる前に,非同期ページ・クリーナー・エージェントによって書き込まれます。非同期ページの書き込みは,同期ページの書き込みと合わせて,このエレメントの値に含まれます。
このパーセンテージを計算するときは,バッファー・プールを最初に埋めるために必要となる物理読み取り数は無視してください。書き込みページ数は,次のように求めます。
  1. アプリケーションを実行する(バッファーをロードする)。
  2. このエレメントの値を書き取る。
  3. アプリケーションを再び実行する。
  4. このエレメントの新しい値から手順2で記録した値を引く。
アプリケーションを終了してから次に実行するまでの間にバッファー・プールの割り振りが解除されるのを防止するには,次のどちらかをします。
  • ACTIVATEDATABASEコマンドを使用してデータベースをアクティブにする。
  • アイドル状態のアプリケーションをデータベースに接続する。
すべてのアプリケーションがデータベースを更新するような場合は,ほとんどのバッファー・プール・ページが更新されたデータを含んでおり,これをディスクに書き込む必要があるので,バッファー・プールのサイズを大きくしてもパフォーマンスはあまり改善されません。ただし,更新されたページを書き出す前に,ほかの作業単位がこのページを使用できるときは,バッファー・プールが書き込み操作と読み取り操作を節約できるので,パフォーマンスが向上することがあります。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Drty PG Steal Clns
(POOL_DRTY_PG_STEAL_CLNS)
データベースのビクティム・バッファー置換の際に同期書き込みが必要になりページ・クリーナーが呼び出された回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DRTY_PG
_STEAL_CLNS
詳細説明:
次の公式を使用すると,クリーナー呼び出しの合計に占めるこのエレメントのパーセンテージを計算できます。

pool_drty_pg_steal_clns/(pool_drty_pg_steal_clns+pool_drty_pg_thrsh_clns+pool_lsn_gap_clns)

この比率が低い場合は,定義したページ・クリーナー数が多過ぎることを示します。chngpgs_threshをあまり低く設定すると,ダーティー・ページになるページを書き出すおそれがあります。クリーニングをあまり積極的にすると,バッファー・プールの1つの目的である,書き込みをできるだけ遅らせることができなくなります。
この比率が高い場合は,定義したページ・クリーナー数が少な過ぎることを示します。ページ・クリーナー数が少な過ぎると,障害が発生したときのリカバリー時間が長くなります。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。
注:
ダーティー・ページはディスクに書き出されますが,バッファー・プールに新しいページを読み取るためのスペースが必要な場合を除いて,このページはバッファー・プールからすぐには除去されません。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Drty PG Steal Clns Rate
(POOL_DRTY_PG_STEAL_CLNS_RATE)
クリーナー呼び出しの合計に対する,データベースのビクティム・バッファー置換の際に同期書き込みが必要になりページ・クリーナーが呼び出された回数の割合。AVGfloatNoすべてPOOL_DRTY_PG_STEAL_CLNS / ( POOL_DRTY_PG_STEAL_CLNS + POOL_DRTY_PG_THRSH_CLNS + POOL_LSN_GAP_CLNS )
詳細説明:
この比率が低い場合は,定義したページ・クリーナー数が多過ぎることを示します。chngpgs_threshをあまり低く設定すると,ダーティー・ページになるページを書き出すおそれがあります。クリーニングをあまり積極的にすると,バッファー・プールの1つの目的である,書き込みをできるだけ遅らせることができなくなります。
この比率が高い場合は,定義したページ・クリーナー数が少な過ぎることを示します。ページ・クリーナー数が少な過ぎると,障害が発生したときのリカバリー時間が長くなります。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Drty PG Thrsh Clns
(POOL_DRTY_PG_THRSH_CLNS)
バッファー・プールがデータベースのダーティー・ページしきい値基準に達したためにページ・クリーナーが呼び出された回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_DRTY_PG
_THRSH_CLNS
詳細説明:
しきい値はchngpgs_thresh構成パラメーターによって設定されます。この値は,バッファー・プール・サイズに適用されるパーセンテージです。プール内のダーティー・ページ数がこの値を超えると,クリーナーを起動します。
この設定値が低過ぎると,ページの書き出しが早過ぎて,再読み取りが必要になります。設定値が高過ぎると,累積されるページ数が多くなり,ページを同期で書き出す必要が生じます。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Index From Estore
(POOL_INDEX_FROM_ESTORE)
拡張ストレージからコピーされたバッファー・プール索引ページの数。監視対象がDB2のV9.1以降の場合は,非推奨となるため正しい値を収集できません。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_INDEX_FROM
_ESTORE
詳細説明:
必要な索引ページがバッファー・プールになく,拡張ストレージにある場合は,そのページは拡張ストレージからバッファー・プールにコピーされます。このコピー処理によって共有メモリー・セグメントへの接続コストが必要になりますが,ディスク読み取りコストを節約できます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Index Hit Rate
(POOL_INDEX_HIT_RATE)
索引ページ・ヒット率。AVGfloatNoすべて( 1 - ( POOL_INDEX_P_READS / POOL_INDEX_L_READS ) ) * 100
詳細説明:
バッファー・プールの索引ページ・ヒット率です。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Index L Reads
(POOL_INDEX_L_READS)
バッファー・プールを通った索引ページの論理読み取り要求の数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_INDEX_L_READS
詳細説明:
このカウントには,次の索引ページへのアクセスが含まれます。
  • データベース・マネージャーがページの処理を必要としたときにバッファー・プールにすでにあるデータ。
  • データベース・マネージャーがページを処理する前にバッファー・プールに読み取られたデータ。
pool_index_p_readsと組み合わせて使用すると,次の公式でバッファー・プールの索引ページ・ヒット率を計算できます。

1-(pool_index_p_reads/pool_index_l_reads)

ヒット率が低い場合は,バッファー・プール・ページ数を増やすと,パフォーマンスが向上する場合があります。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Index P Reads
(POOL_INDEX_P_READS)
索引ページをバッファー・プールに入れるための物理読み取り要求の数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_INDEX_P
_READS
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Index To Estore
(POOL_INDEX_TO_ESTORE)
拡張ストレージにコピーされたバッファー・プール索引ページの数。監視対象がDB2のV9.1以降の場合は,非推奨となるため正しい値を収集できません。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_INDEX_TO
_ESTORE
詳細説明:
ビクティム・ページとして選択されたページは,バッファー・プールから拡張ストレージにコピーされます。このコピー処理が必要になるのは,バッファー・プール内に新しいページのためのスペースが必要な場合です。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Index Writes
(POOL_INDEX_WRITES)
バッファー・プール索引ページがディスクに物理的に書き込まれた回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_INDEX_WRITES
詳細説明:
データ・ページと同様に,バッファー・プール索引ページは次の理由でディスクに書き込まれます。
  • バッファー・プール内のページを解放して,次のページを読み取れるようにする。
  • バッファー・プールを空にする。
システムがあるページを書き込むときに,新しいページのためにスペースを用意するとは限りません。そのページが更新されていなければ,単純に置換されます。このエレメントでは,このような置換はカウントされません。
索引ページは,バッファー・プール・スペースが必要になる前に,非同期ページ・クリーナー・エージェントによって書き込まれます。非同期索引ページの書き込みは,同期索引ページの書き込みと合わせて,このエレメントの値に含まれます。
pool_index_p_readsのパーセンテージが高いためにバッファー・プール索引ページがディスクに書き込まれる場合は,データベースで利用できるバッファー・プール・ページ数を増やすとパフォーマンスを改善できます。
このパーセンテージを計算するときは,バッファー・プールを最初に埋めるために必要となる物理読み取り数は無視してください。書き込みページ数は,次のように求めます。
  1. アプリケーションを実行する(バッファーをロードする)。
  2. このエレメントの値を書き取る。
  3. アプリケーションを再び実行する。
  4. このエレメントの新しい値から手順2で記録した値を引く。
アプリケーションを終了してから次に実行するまでの間にバッファー・プールの割り振りが解除されるのを防止するには,次のどちらかをします。
  • ACTIVATEDATABASEコマンドを用意してデータベースをアクティブにする。
  • アイドル状態のアプリケーションをデータベースに接続する。
すべてのアプリケーションがデータベースを更新するような場合は,ほとんどのページが更新されたデータを含んでおり,これをディスクに書き込む必要があるので,バッファー・プールのサイズを大きくしてもパフォーマンスはあまり改善されません。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Lsn Gap Clns
(POOL_LSN_GAP_CLNS)
使用されているロギング・スペースがデータベースの定義済み基準に達したためにページ・クリーナーが呼び出された回数。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_LSN_GAP
_CLNS
詳細説明:
このエレメントは,ロギングに十分なスペースがあるかどうか,またログ・ファイルやさらに大きなログ・ファイルの追加が必要かどうかを判別するときに利用できます。
ページ・クリーニングの基準は,softmax構成パラメーターの設定値によって決定されます。バッファー・プール内の最も古いページに含まれている更新内容が現行ログ位置と比較して基準よりも古いログ・レコードによって記述されている場合に,ページ・クリーナーが起動されます。
詳細については,DB2のマニュアルを参照してください。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Read Time
(POOL_READ_TIME)
ディスクまたはバッファー・プールからデータ・ページまたは索引ページを物理的に読み取る必要があった読み取り要求の処理に要した合計時間。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_READ_TIME
詳細説明:
このエレメントとpool_data_p_readsおよびpool_index_p_readsを組み合わせて使用すると,ページ読み取りの平均時間を計算できます。この平均値は,入出力待ちがあるかどうかを示すので重要です。これによって,データをほかの装置に移動する必要があるかどうかが示されます。
データベースおよび表スペースのレベルでは,このエレメントにはpool_async_read_timeの値が含まれます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Read Time Avg
(POOL_READ_TIME_AVG)
ディスクまたはバッファー・プールからデータ・ページまたは索引ページを物理的に読み取る必要があった読み取り要求の処理に要した合計時間の平均値。AVGfloatNoすべてPOOL_READ_TIME / ( POOL_DATA_P_READS + POOL_INDEX_P_READS )
詳細説明:
この平均値は,入出力待ちがあるかどうかを示します。これによって,データをほかの装置に移動する必要があるかどうかが示されます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Total Hit Rate
(POOL_TOTAL_HIT_RATE)
総合バッファー・プール・ヒット率。AVGfloatNoすべて( 1 - ( ( POOL_DATA_P_READS + POOL_INDEX_P_READS ) / ( POOL_DATA_L_READS + POOL_INDEX_L_READS ) ) ) * 100
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Total Writes
(POOL_TOTAL_WRITES)
バッファー・プール・データ・ページとバッファー・プール索引ページがディスクに物理的に書き込まれた回数の合計。COPYulongYesすべてPOOL_DATA_WRITES + POOL_INDEX_WRITES
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Write Time
(POOL_WRITE_TIME)
データ・ページまたは索引ページをバッファー・プールからディスクに物理的に書き込むのに要した合計時間。COPYulongYesすべてSQLM_ELM_POOL_WRITE_TIME
詳細説明:
このエレメントとbuffer_pool_data_writesおよびpool_index_writesを組み合わせて使用すると,ページ書き込みの平均時間を計算できます。この平均値は,入出力待ちがあるかどうかを示すので重要です。これによって,データをほかの装置に移動する必要があるかどうかが示されます。
データベースおよび表スペースのレベルでは,このエレメントにはpool_async_write_timeの値が含まれます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Pool Write Time Avg
(POOL_WRITE_TIME_AVG)
データ・ページまたは索引ページをバッファー・プールからディスクに物理的に書き込むのに要した合計時間の平均値。AVGfloatNoすべてPOOL_WRITE_TIME / ( POOL_DATA_WRITES + POOL_INDEX_WRITES )
詳細説明:
この平均値は,入出力待ちがあるかどうかを示すので重要です。これによって,データをほかの装置に移動する必要があるかどうかが示されます。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。COPYtime_tNoすべてAgent Collector
詳細説明:
特になし。

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートVR制約データソース
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。常に「DBPI」。COPYchar(8)NoすべてAgent Collector
詳細説明:
特になし。