PFM - Agent for Microsoft SQL Serverは,JP1/ITSLM連携することによって,監視を強化できます。
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverは,JP1/ITSLM上での監視を実現するために,JP1/ITSLM用のデフォルト監視項目をPFM - Managerに提供します。
PFM - Agent for Microsoft SQL ServerからPFM - Managerに提供するデフォルト監視項目は次のとおりです。
また,複数インスタンスレコードの場合は,キーに指定した値と一致したレコードを収集します。収集対象とするキーについては,各レコードの収集結果にて確認してください。
表K-1 PFM - Agent for Microsoft SQL ServerがPFM - Managerに提供するデフォルト監視項目
JP1/ITSLMでの表示名 | 説明 | レコード (レコードID) | キー (PFM - Manager名) | フィールド名 |
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キャッシュ・ヒット率 | ディスクからの読み込みの代わりに,データキャッシュ内で要求が見つかった回数の割合を監視します。 | Server Overview (PI_SERV) | - | CACHE_HIT_RATIO |
CPU使用率 | 現在セッションがCPUサイクルを消費している割合を監視します。 | Global Server Summary (PI) | - | PERC_BUSY |
データベース空き容量率 | 各データベースのスペースの空き容量の割合を監視します。 | Database Space Detail (PD_DS) | DB_NAME,DBID | PERC_FREE |
ログスペース使用率 | トランザクションログが使用しているログスペースの割合を監視します。 | Transaction Log Overview (PI_TLOG) | DB_NAME | LOG_SPACE_USED_PCT |
これらのデフォルト監視項目はPFM - Agent for Microsoft SQL Serverのインストール時にPFM - Managerに自動的に追加されます。PFM - Agent for Microsoft SQL Server側の設定はありません。PFM - Manager側でセットアップコマンドを実行する必要があります。