フィールドの値
ここでは,各フィールドに格納される値について説明します。
データソース
各フィールドには,Performance Managementや監視対象プログラムから取得した値や,これらの値をある計算式に基づいて計算した値が格納されます。各フィールドの値の取得先または計算方法は,フィールドの表の「データソース」列で示します。
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverの「データソース」列の文字列は,Microsoft SQL Serverから取得したパフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定している場合,そのフィールドに設定される値の計算方法を示します。それ以外は,Microsoft SQL Serverのシステムテーブル名,またはデータ取得に使用するTransact-SQLコマンドバッチを示します。
なお,データソースに示す文字が大文字の場合,DBCCで始まる場合はMicrosoft SQL ServerのDBCC ステートメントを,その他の場合は,同レコード内のフィールドのPFM - Manager名を示します。
デルタ
変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。例えば,1回目に収集されたパフォーマンスデータが「3」,2回目に収集されたパフォーマンスデータが「4」とすると,変化量として「1」が格納されます。各フィールドの値がデルタ値かどうかは,フィールドの表の「デルタ」列で示します。
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverで収集されるパフォーマンスデータは,次の表のように異なります。
表5-6 PFM - Agent for Microsoft SQL Serverで収集されるパフォーマンスデータ
レコードタイプ | デルタ | データ種別 | [デルタ値で表示]のチェック※ | レコードの値 |
---|---|---|---|---|
PIレコードタイプ | Yes | リアルタイムデータ | あり | 変化量が表示される。 |
なし | 収集時点の値が表示される。 | |||
・履歴データ ・アラームの監視データ | - | 変化量が表示される。 | ||
No | リアルタイムデータ | あり | 収集時点の値が表示される。 | |
なし | 収集時点の値が表示される。 | |||
・履歴データ ・アラームの監視データ | - | 収集時点の値が表示される。 | ||
PDレコードタイプ | Yes | リアルタイムデータ | あり | 変化量が表示される。 |
なし | 累積値が表示される。 | |||
・履歴データ ・アラームの監視データ | - | 累積値が表示される。 | ||
No | リアルタイムデータ | あり | 収集時点の値が表示される。 | |
なし | 収集時点の値が表示される。 | |||
・履歴データ ・アラームの監視データ | - | 収集時点の値が表示される。 |
パフォーマンスデータが収集される際の注意事項を次に示します。