PFM - Agent for Microsoft SQL Serverのアンセットアップでは,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境をアンセットアップする場合は,この手順を繰り返し実施します。
手順について次に説明します。
(a) インスタンス環境を削除する
インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - Agentホストで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを使用します。また,構築したインスタンス環境を削除するには,jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドを使用します。
インスタンス環境をアンセットアップする手順を次に示します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist)コマンドを実行します。
jpcconf inst list -key SQL (jpcinslist agtq)
設定されているインスタンス名がSQL1の場合,SQL1と表示されます。
- インスタンス環境のPFM - Agentのサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- インスタンス環境を削除する。
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドを実行します。
設定されているインスタンス名がSQL1の場合,次のように指定します。
jpcconf inst unsetup -key SQL -inst SQL1 (jpcinsunsetup agtq -inst SQL1)
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドが正常終了すると,インスタンス環境として構築されたフォルダ,サービスIDおよびWindowsのサービスが削除されます。
インスタンス名に「default」を指定すると,Microsoft SQL Serverの既定のインスタンスを監視するためのインスタンス環境が削除されます。
- 注意
- インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service list (jpcctrl list)コマンドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service delete (jpcctrl delete)コマンドを使用してサービスの情報を削除したあと,PFM - Managerを再起動してください。
- PFM - Web Consoleホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service syncコマンドを実行して,PFM - Manager ホストとPFM - Web Consoleホストのエージェント情報を同期する必要があります。
- 次に指定例を示します。
- インスタンス名:SQL1
- ホスト名:host1
- Agent CollectorサービスのサービスID:QA1SQL1[host01]
- Agent StoreサービスのサービスID:QS1SQL1[host01]
jpctool service delete -id Q?1SDC[host01] -host host01 (jpcctrl delete Q?1SQL1[host01] host=host01)
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。