Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


Web Transaction(PI_WT)

〈このページの構成〉

機能

Web Transaction(PI_WT)レコードには,Webトランザクションに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。各スコープがインスタンスとなります。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

360

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

ODBCキーフィールド

PI_WT_MSR_COND_ID,PI_WT_SCOPE_NAME

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

View名

(Manager名)

説明

要約ルール

形式

デルタ

データソース

Data Transfer Time

(DATA_TRANS_TIME)

データ転送時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

DNS Time

(DNS_TIME)

DNS時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

HTTP Time

(HTTP_TIME)

HTTP時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Request Count

(REQ_COUNT)

リクエスト数(回)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Scope Name

(SCOPE_NAME)

スコープ名。トランザクション全体の場合はALLが格納されている。スコープ名には,scope Nが格納される(Nは1〜8)。

COPY

string(31バイト以内)

No

Probe Daemon

Server Processing Time

(SERV_PROCESS_TIME)

サーバ処理時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Setup Time(SETUP_TIME)

セットアップ時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

TCP Connection Time

(TCP_CON_TIME)

TCP接続時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Throughput

(THROUGHPUT)

スループット(ビット/秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Amount of Data

(TOTAL_DATA_SIZE)

総データ量(バイト)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Resource Size

(TOTAL_RES_SIZE)

総リソースサイズ(バイト)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Response Time

(TOTAL_RESP_TIME)

総応答時間(秒)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Webトランザクションの動作環境および注意事項

Webトランザクションプローブは,1回のリクエスト・レスポンスの計測だけでなく,複数のHTTP(S)のリクエスト・レスポンスから成る一連の作業を1つのWebトランザクションとして計測します。

なお,Webトランザクションの計測結果には,Webトランザクションを再生した全体の結果が出力されます。また,指定したスコープ(任意のページ遷移)の計測結果についても同様に出力されます。

Webトランザクションプローブは,Webトランザクションファイルで定義した内容を,計測条件に基づいて再生します。指定したURLのレスポンスに対し,Webトランザクションファイルで定義したレスポンス判定情報に従ってチェックし,条件に一致していない場合は計測失敗となります。レスポンス判定情報に従ってチェックするのは,指定したURLから取得したレスポンスがHTML形式(Content-Typeがtext/html)の場合に限ります。ただし,受信したデータが圧縮されて送信されていた場合は,指定した文字列が含まれていない場合と同じ結果となります。埋め込みリソースの取得の場合はチェックされません。

Webトランザクションの動作環境および注意事項について,次に説明します。

HTTPバージョン

HTTP/1.0を使用します。

Refererヘッダー

Webトランザクションプローブでは,発行するリクエストにRefererヘッダーは付加しません。

準拠するRFC

  • RFC1866 Hypertext Markup Language - 2.0

  • RFC2616 Hypertext Transfer Protocol - HTTP/1.1

  • RFC2396 Uniform Resource Identifiers (URI) : Generic Syntax

  • RFC2818 HTTP over TLS

RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。

HTTP(S)処理シーケンス

Webトランザクションで行うHTTP(S)の通信処理のシーケンスは,この章の「HTTP(PI_HTP)」および「HTTPS(PI_HTPS)」を参照してください。