SMTP(PI_SMTP)
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機能
SMTP(PI_SMTP)レコードには,SMTPサービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
360 |
○ |
Collection Offset |
0 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
ODBCキーフィールド
PI_SMTP_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
-
固定部:681バイト
-
可変部:320バイト
フィールド
View名 (Manager名) |
説明 |
要約ルール |
形式 |
デルタ |
データソース |
---|---|---|---|---|---|
Data Transfer Time (DATA_TRANS_TIME) |
データ転送時間(秒)。図9-8の(7)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
DNS Time (DNS_TIME) |
DNS時間(秒)。図9-8の(4)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Preprocessing Time (PRE_PROCESS_TIME) |
前処理時間(秒)。図9-8の(6)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Setup Time (SETUP_TIME) |
セットアップ時間(秒)。図9-8の(2)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
SMTP Time (SMTP_TIME) |
SMTP時間(秒)。図9-8の(3)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
TCP Connection Time (TCP_CON_TIME) |
TCP接続時間(秒)。図9-8の(5)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Throughput (THROUGHPUT) |
スループット(ビット/秒)。送信したメールサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Amount of Data (TOTAL_DATA_SIZE) |
SMTPプローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
Total Response Time (TOTAL_RESP_TIME) |
総応答時間(秒)。図9-8の(1)。 |
AVG |
double |
No |
Probe Daemon |
SMTPシーケンスを次の図に示します。
SMTPの動作環境および注意事項
SMTPプローブは,指定されたメッセージサイズの本文を生成し,宛先アドレスに対してメッセージ送信が完了するまでに掛かった時間を計測します。
SMTPの動作環境および注意事項について,次に説明します。
Subject
計測用メールヘッダーのSubjectは,"Test mail from PFM - Agent for Service Response."とします。
本文
計測用メールの本文は,文字「o」で構成される文字列になります。
添付ファイル
SMTPプローブは,ヘッダーと本文だけを送信し,計測用メールには添付ファイルを付けません。
送信した計測用メールの扱い
SMTPプローブは計測用メールを計測対象サーバに対して送信したあと,プローブ自身がメール削除をすることはありません。したがって,長期的な計測をする場合は送信された計測用メールが膨大に蓄積されるため,送信先のメールサーバのディスクが圧迫されることがあります。これを避けるため,次のどちらかの方法で送信先のメールサーバから定期的にメールを削除する必要があります。
-
計測条件の登録によるメール削除
メール削除指定を有効にしたPOP3またはIMAP4の計測条件を登録し,それらの計測によってメールを削除します。
-
ユーザーによるメール削除方法
SMTPプローブが送信した計測用メールをユーザーが定期的に削除してください。
準拠するRFC
-
RFC1939:Post Office Protocol - Version 3
-
RFC2821:Simple Mail Transfer Protocol
-
RFC2822:Internet Message Format
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。