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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


7.8.2 定義内容

IE Recorderセクション

IE Recorderに関する項目を定義します。

表7‒30 IE Recorderセクションの定義内容

キー名

必須

指定する値

replay_wait

((0〜99))(秒)《1》

各操作を再生するときの待ち時間を秒単位で指定します。省略した場合は,1(秒)となります。再生速度を遅くしたい場合に指定します。

operation_name

((操作名※1,記録対象タグ[,属性,...]))

操作リストに表示される操作名,標準で記録するタグ名,および属性※2を指定します。指定されたタグおよび属性の妥当性は検証されません。

address_bar

((URL))※3

アドレスバーのプルダウンリストに表示するURLを指定します。URLの先頭が「http://」または「https://」以外の場合は,先頭に「http://」が付加された形でプルダウンリストに表示されます。

よく使用するURLを記載することで,ブックマークのような使い方ができます。

ie_rec_browser_mode

((IE7,IE8,IE9,IE10,またはIE11))※4

IE Recorderを動作させるInternet Explorerのバージョンを指定します。

監視対象がサポートしているInternet ExplorerのバージョンとPFM - Agent for Service Responseがインストールされている環境にインストールされているInternet Explorerのバージョンを確認して設定してください。

デフォルトではInternet Explorer 7として動作します。

  • IE7

    監視対象がサポートしているInternet Explorerのバージョンが7のときに指定してください。このオプションはPFM - Agent for Service Responseがインストールされている環境にインストールされているInternet Explorerのバージョンが8以降のときに指定できます。

  • IE8

    監視対象がサポートしているInternet Explorerのバージョンが8のときに指定してください。このオプションはPFM - Agent for Service Responseがインストールされている環境にインストールされているInternet Explorerのバージョンが8以降のときに指定できます。

  • IE9

    監視対象がサポートしているInternet Explorerのバージョンが9のときに指定してください。このオプションはPFM - Agent for Service Responseがインストールされている環境にインストールされているInternet Explorerのバージョンが9以降のときに指定できます。

  • IE10

    監視対象がサポートしているInternet Explorerのバージョンが10のときに指定してください。このオプションはPFM - Agent for Service Responseがインストールされている環境にインストールされているInternet Explorerのバージョンが10以降のときに指定できます。

  • IE11

    監視対象がサポートしているInternet Explorerのバージョンが11のときに指定してください。このオプションはPFM - Agent for Service Responseがインストールされている環境にインストールされているInternet Explorerのバージョンが11以降のときに指定できます。

IEシナリオを作成したときに設定したInternet ExplorerのバージョンをProbe動作条件定義ファイルのIE Probeセクションのie_probe_browser_modeにも設定する必要があります。

値が設定されていない場合や不正な値が設定された場合には,Internet Explorer 7として動作します。

(凡例)

−:オプション項目

(( )):キー値の範囲

《 》:デフォルト値

注※1

操作名には日本語または英語だけ記載できます。

注※2

属性は,「属性名=属性値」で指定します。属性は省略したり,複数指定したりできます。

・属性を省略した場合

指定した記録対象タグ名に関する操作が,指定した操作名で操作リストに表示されます。

・属性を複数指定した場合

指定した記録対象タグ名でかつ,指定した属性がすべて含まれるタグに関する操作が,指定した操作名で操作リストに表示されます。なお,該当する記録対象タグおよび属性が複数定義されている場合,先に定義されているものが有効となるため,あとに定義されているものは無視されます。

注※3

ホスト名をIPアドレスで指定する際,IPアドレスがIPv4アドレスの場合は,10進ドット表記(例:http://172.16.233.12/example.html)で指定してください。IPアドレスがIPv6アドレスの場合は,16進コロン表記を[ ]で囲んで(例:http://[ACE6:45:75:91::1]/example.html)指定してください。

注※4

PFM - Agent for Service ResponseがサポートしていないInternet Explorerのバージョンは設定しないでください。