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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


7.1.1 XML形式の記述について

計測条件登録ファイル,コマンド登録ファイル,およびWebトランザクションファイルは,XML形式で作成します。XML形式で定義ファイルを作成する際の注意事項を説明します。

開始タグと終了タグ

XMLのタグは,必ず2つのタグ(開始タグと終了タグ)が対になる形式で,記述します。開始タグに対応する終了タグがない場合,および終了タグに対応する開始タグがない場合はエラーになります。なお,「<」と「>」で囲まれたタグ内には,空白,タブ,改行など,タグ名以外は入力しないでください。

要素

開始タグと終了タグに囲まれた部分を要素といいます。

<SAMPLE_TAG>・・要素・・</SAMPLE_TAG>

開始タグは,対応する終了タグと一致している必要があります。上記の例の場合,<SAMPLE_TAG>に対応する</SAMPLE_TAG>がなければエラーになります。

なお,要素がない場合は,開始タグと終了タグを1つにまとめて,次のように記述できます。

<SAMPLE_TAG/>
大文字・小文字の区別

XMLでは,大文字と小文字を区別します。各定義ファイルの書式に示されたとおりに,入力してください。

空白,タブ,改行の削除

要素の前後に入力された空白,タブ,および改行は削除され,要素として認識されません。

置き換えが必要な文字

次に示す文字は,XML構文で使用するため,要素の設定でこれらの文字の入力が必要な場合は,次の表に示す文字に置き換えてください。

表7‒2 置き換えが必要な文字

使用したい文字

置き換えて使用する文字列

&

&amp;

<

&lt;

>

&gt;

"

&quot;

'

&apos;

コメントの記述

コメントは,次の形式で記述します。

<!--コメント内容-->

なお,コメント中に「--」は記述できません。

改行コード

内容の途中に入力された改行コードはLF(0x0a)として扱われます。改行コードをCRLF(0x0d0a)として扱いたい場合は,改行コードの代わりに「&#xD;&#xA;」と入力してください。