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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


6.3.8 [可変文字列の設定]画面

動的セッション管理に対応するための,可変文字列と代替文字列を設定する画面です。[プロパティ]画面の[可変文字列]タブで[追加]ボタンまたは[編集]ボタンを選択すると表示されます。[可変文字列の設定]画面には,次の2つのタブがあります。

また,[可変文字列の設定]画面には,次のボタンが表示されています。

[取込]ボタン

設定済みの可変文字列および代替文字列の設定を取り込みます。ほかのステップで設定した可変文字列および代替文字列の設定も取り込むことができます。クリックすると[可変文字列設定の取込元選択]画面が表示されます。可変文字列の設定を取り込むと,それに対応する代替文字列の設定も取り込まれます。

[可変文字列]タブ,[代替文字列]タブのそれぞれの表示項目について説明します。

〈この項の構成〉

(1) [可変文字列]タブ

記録したURLやメッセージボディ,Cookieの中で可変である文字列を設定する画面です。

図6‒33 [可変文字列の設定]画面([可変文字列]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[可変文字列の設定]

可変文字列が含まれる個所と,記録時の可変文字列の組み合わせを設定します。

可変文字列が含まれる個所

可変文字列が含まれる個所を「URL」,「メッセージボディ」,「Cookie」の中から選択します。デフォルトでは「URL」が選択されています。

[記録時の可変文字列]

可変文字列部分の,記録した時点での文字列を,1〜4,095バイトで指定します。必ず入力してください。

「URL」,「メッセージボディ」,「Cookie」で設定した個所内に,[記録時の可変文字列]で設定した文字列が複数存在する場合,先頭から検索して初めに一致した文字列に対して設定が有効になります。複数の文字列を同様に置き換えたい場合は,記録されているURLやメッセージボディ,Cookieの可変文字列部分を「$VAR1$」,「$VAR2$」などに変更することを推奨します。URLやメッセージボディ,Cookieの可変文字列部分の修正は,修正対象ステップのプロパティ画面から操作してください。

[記録時の情報]

記録時の情報が表示されます。

記録時のURL,メッセージボディ,Cookieが,それぞれの欄に表示されます。入力はできません。

(2) [代替文字列]タブ

[可変文字列]タブで設定した可変文字列を置き換える文字列を設定する画面です。

図6‒34 [可変文字列の設定]画面([代替文字列]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[HTMLまたはHTTPヘッダーから取得]

このステップより前のステップで取得したHTMLファイル,またはHTTPヘッダーから代替文字列を取得する場合に選択します。

[代替文字列の設定一覧]

設定されている代替文字列の一覧が表示されます。画面表示時には何も選択されていません。

なお,[文字列生成コマンドから取得]を選択している場合,それぞれの代替文字列の設定は,[文字列生成コマンド]で設定したコマンドの引数として上から順に渡されます。

[追加]ボタン

代替文字列の設定を新しく追加します。クリックすると[代替文字列の設定]画面が表示されます。

なお,[HTMLまたはHTTPヘッダーから取得]を選択していて,すでに代替文字列が設定されている場合,[追加]ボタンは非活性です。

[編集]ボタン

[代替文字列の設定一覧]で選択した代替文字列の設定を編集します。クリックすると[代替文字列の設定]画面が表示されます。[代替文字列の設定一覧]で代替文字列の設定を選択していない場合,エラーメッセージが表示されます。

[削除]ボタン

[代替文字列の設定一覧]で選択した代替文字列の設定を削除します。[代替文字列の設定一覧]で代替文字列の設定を選択していない場合,エラーメッセージが表示されます。

[文字列生成コマンドから取得]

コマンドを使用して代替文字列を取得する場合に選択します。

[文字列生成コマンド]

コマンドの絶対パスと,動的に変化しない引数を,1〜4,095バイトで指定します。[文字列生成コマンドから取得]を選択した場合,必ず入力してください。入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

注意事項

実行コマンドのパスは,「"(ダブルクォーテーション)」で囲むことをお勧めします。

実行コマンドのパスを「"(ダブルクォーテーション)」で囲まないで,かつ実行コマンドのパスに空白が含まれていると,コマンドが正しく実行されないことがあります。

[代替文字列の設定一覧]

設定されている代替文字列の一覧が表示されます。画面表示時には何も選択されていません。

なお,[文字列生成コマンドから取得]を選択している場合,それぞれの代替文字列の設定は,[文字列生成コマンド]で設定したコマンドの引数として上から順に渡されます。

[追加]ボタン

代替文字列の設定を新しく追加します。クリックすると[代替文字列の設定]画面が表示されます。

なお,[HTMLまたはHTTPヘッダーから取得]を選択していて,すでに代替文字列が設定されている場合,[追加]ボタンは非活性です。

[編集]ボタン

[代替文字列の設定一覧]で選択した代替文字列の設定を編集します。クリックすると[代替文字列の設定]画面が表示されます。[代替文字列の設定一覧]で代替文字列の設定を選択していない場合,エラーメッセージが表示されます。

[削除]ボタン

[代替文字列の設定一覧]で選択した代替文字列の設定を削除します。[代替文字列の設定一覧]で代替文字列の設定を選択していない場合,エラーメッセージが表示されます。

[代替文字列への置き換え時に全ての文字をURLエンコードする]チェックボックス

代替文字列を可変文字列と置き換える場合に,すべての文字に対してURLエンコードが必要な場合にチェックします。チェックしない場合,URLエンコードしない設定になります。デフォルトはチェックされていません。

URLエンコードする場合,次のように変換されます。

代替文字列

変換処理

英数字

変換されません。

次の記号文字

* - . @ _

変換されません。

半角スペース

「+」に変換されます。

上記以外の文字

1バイトごとに「%xy」の3文字の文字列に変換されます(xyはそれぞれ4ビットを16進数で表現した値)。

注意事項

代替文字列の設定は,[HTMLまたはHTTPヘッダーから取得]を選択した場合は1つだけを,[文字列生成コマンド]を選択した場合は複数を設定できます。

参考

デフォルトでは,[HTMLまたはHTTPヘッダーから取得]が選択されています。