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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


6.3.6 [トランザクションの設定]画面

Webトランザクションごとに,トランザクションを識別するための情報やプロキシ設定,SSL認証,Webトランザクションのリクエスト全体に関する情報などを設定する画面です。[Web Recorder](メイン)画面で[トランザクション]−[トランザクションの設定]を選択すると表示されます。なお,この画面には次の4つのタブがあります。

それぞれのタブごとに,表示項目について説明します。

〈この項の構成〉

(1) [トランザクション]タブ

Webトランザクションの識別情報が表示されます。この画面の各項目には,Webトランザクション作成時に指定した内容が表示されます。

図6‒23 [トランザクションの設定]画面([トランザクション]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[Webトランザクション名]

選択または編集しているWebトランザクションの名称が表示されます。変更はできません。

[保存先ファイル名]

選択または編集しているWebトランザクション情報の保存先Webトランザクションファイル名が表示されます。変更はできません。

[コメント]

選択または編集しているWebトランザクションに設定されているコメントが表示されます。また,255バイト以内で編集できます。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

[文字セット]

Webトランザクション内で取得するHTMLファイルの,デフォルト文字セットを設定します。トランザクション内に文字セットの指定がないステップがある場合,そのステップで取得したHTMLに対して,ここで指定した文字セットが設定されます。

プルダウンメニューから,「Shift_JIS」,「EUC-JP」,「ISO-2022-JP」,「UTF-8」,「指定しない」のどれかを選択してください。デフォルトは「指定しない」です。なお,「指定しない」は「Shift_JIS」と同じです。

注意事項

文字セットを誤って指定すると,レスポンス判定の条件を設定している場合や,可変文字列を設定している場合に,Webトランザクションの監視に失敗するおそれがあります。

参考

[文字セット]の設定に関係なく,WebトランザクションファイルはShift_JISで出力されます。

[取得したHTMLおよびHTTPヘッダーをファイルに出力する]チェックボックス

当該トランザクションで取得したHTMLおよびHTTPヘッダーを,ファイルに出力する場合にチェックします。デフォルトではチェックされていません。

(2) [リクエスト情報]タブ

Webトランザクションのリクエスト全体に関する情報を設定する画面です。

図6‒24 [トランザクションの設定]画面([リクエスト情報]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[埋め込みリソースの取得]

ページに埋め込まれている画像などのリソースを取得するかどうかを指定します。デフォルトは「行う」です。

[キャッシュ参照の許可]

キャッシュの参照を許可するかどうかを指定します。デフォルトは「行う」です。

[持続的接続]

持続的接続を行うかどうかを指定します。デフォルトは「行わない」です。

[ユーザーエージェント]

Webトランザクション監視の際に使用するUser-Agentヘッダーの値を255バイト以内で指定します。デフォルトは「PFM - Agent for Service Response (Windows)」です。特に指定がなければ,デフォルト値を使用します。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

(3) [デフォルトプロキシ]タブ

プロキシの利用に関する情報を設定する画面です。この画面で設定する情報は,そのWebトランザクションのすべてのステップで共通に使用されるプロキシ設定のデフォルトになります。

図6‒25 [トランザクションの設定]画面([デフォルトプロキシ]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[プロキシを利用]チェックボックス

プロキシを利用する場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。

[プロキシホスト名]

ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。[プロキシを利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。ホスト名をIPv4アドレスで指定する場合は,10進ドット表記(例:172.16.233.12)で指定してください。IPv6アドレスで指定する場合は,16進コロン表記(例:ACE6:45:75:91::1)で指定してください。

[プロキシポート番号]

プロキシサーバのポート番号を1〜65535の範囲で指定します。[プロキシを利用]をチェックした場合は,必ず指定してください。

[プロキシ認証を行う]チェックボックス

プロキシ認証をする場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。

[プロキシユーザー名]

ユーザー名を64バイト以内で指定します。[プロキシ認証を行う]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

[パスワードユーティリティを使用]チェックボックス

プロキシパスワードを,パスワードユーティリティを使用して登録する場合にチェックします。デフォルトはチェックされています。なお,この項目をチェックする場合は,パスワードユーティリティでパスワードが登録されている必要があります。パスワードユーティリティを使用しない場合は[プロキシパスワード]を設定します。

[プロキシパスワード]

[パスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,プロキシ認証に使用するパスワードを64バイト以内で指定します。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

注意事項

[プロキシパスワード]は平文でWebトランザクションファイルに出力されるため,パスワードユーティリティを使用することをお勧めします。

(4) [SSL認証]タブ

SSL認証に関する情報を設定する画面です。

図6‒26 [トランザクションの設定]画面([SSL認証]タブ)

[図データ]

表示項目について説明します。

[サーバ認証エラー]

サーバ認証時に発生したエラーを無視するかどうかを指定します。デフォルトは「無視しない」です。

[クライアント認証を行う]チェックボックス

クライアント認証をする場合にチェックします。デフォルトはチェックされていません。

[クライアント認証書ファイル名]

クライアント証明書のファイル名を255バイト以内で指定します。[クライアント認証を行う]をチェックした場合は,必ず指定してください。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

[パスワードユーティリティを使用]チェックボックス

パスワードユーティリティを使用する場合に指定します。デフォルトはチェックされています。この項目をチェックする場合は,パスワードユーティリティでパスワードが登録されている必要があります。パスワードユーティリティを使用しない場合は[秘密鍵パスワード]を設定します。

[秘密鍵パスワード]

[パスワードユーティリティを使用]をチェックしない場合は,秘密鍵パスワードを1,023バイト以内で指定します。なお,入力した文字列の前後に空白,タブ,および改行がある場合は,削除されます。

注意事項

[秘密鍵パスワード]は平文でWebトランザクションファイルに出力されるため,パスワードユーティリティを使用することをお勧めします。