JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)
VMware/KVMは,Intelアーキテクチャー上で仮想化システムを実現するソフトウェアです。ソフトウェア上で仮想化システムを実現するためはん用性が高く,さまざまな環境で柔軟な動作を提供します。
・VMware/KVMの機能
VMware/KVMが提供する機能は,ほかの仮想化システムと同様に,次のようなものがあります。
上記機能をVMware/KVMが管理し,組み合わせることで仮想的なマシンであるVM(Virtual Machine)を作成します。作成されたVMは,ほかのホストからは1つのホストとして認識され,通常の物理マシンと同様に扱えます。
VMは複数作成して稼働できるため,LinuxやWindowsなどのOSを同時に動作させることもできます。
・VMware/KVMの構造
VMware/KVMはホストOSとゲストOSという区分を作り,仮想化システムを実現します。仮想化システムの手順を簡単に説明します。
上記の手順からわかるように,VMware/KVMはホストOS上でゲストOSを実行することによって仮想化システムを実現するという,親子構造に似た形式をしています。
VMwareの特徴として,ホストOSはWindowsやLinuxなどのOSではなく,専用のカスタムOSが使用されます。つまり,専用のカスタムOSがホストOSとしてあり,その上でWindowsやLinuxが動作する仮想化システムを実現します。
VMware/KVMの種類によってはホストOSがカスタムOSではなく,WindowsやLinuxの場合もあります。
図2-13 VMwareの構造
・VMware/KVM上でのPFM - Agent for Platformの利用
VMware/KVM上でPFM - Agent for Platformを利用するに際には,次の点に注意してください。
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