6.2.2 過去のバージョンとの機能差異

過去のバージョンの「アプリケーションの稼働・非稼働情報収集」と10-00以降の「プロセスの稼働・非稼働情報収集」の機能差異について次の表に示します。

表6-1 プロセスの稼働・非稼働情報収集に関する過去のバージョンとの機能差異

機能09-00以前の「アプリケーションの稼働・非稼働情報収集」09-10の「プロセスの稼働・非稼働情報収集」10-00以降の「プロセスの稼働・非稼働情報収集」
コマンドラインの取得
コマンドラインの取得できる最大値119バイト4,096バイト4,096バイト
特定のプロセス単位での性能情報の収集×※1※2※2
監視条件に指定できる最大値127バイト127バイト4,096バイト
PFM - Web Consoleで表示できる監視条件の最大値31バイト127バイト4,096バイト
監視対象の大文字と小文字の区別×※3※3
ラベルによる監視定義の識別×※4※4
プロセス監視を設定する際のグルーピング対象
  • プログラム(Name)
  • コマンドライン(Argument List)
  • プログラム(Program Name)
  • コマンドライン(Command Line)
  • プログラム(Program Name)
  • コマンドライン(Command Line)
(凡例)
○:実行できる。
×:実行できない。
注※1
すべてのプロセスの性能情報を収集します。
注※2
プロセス監視の設定を行っているプロセスだけ,性能情報を収集します。
注※3
デフォルトの設定では,監視対象の大文字と小文字を区別します。詳細については,「6.2.7 監視対象の大文字と小文字の区別」を参照してください。
注※4
MonitoringXX Labelフィールドを使用してプロセスを識別できます。

jpcappcvtコマンドを使用することで,09-00以前で設定したアプリケーション定義を,09-10以降のアプリケーション定義にバージョンアップできます。jpcappcvtコマンドの詳細については,「9. コマンド」を参照してください。

参考
09-00以前で設定したアプリケーション定義を拡張しない場合は,バージョンアップは必要ありません。