Logged MessagesPL_MESS

機能

Logged Messages(PL_MESS)レコードには,Messages Fileプロパティ,またはイベントファイルで指定したログファイルに書き込まれたメッセージが格納されます。ログファイルに書き込まれたメッセージ1行ごとに1件のレコードが作成されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

なお,Messages Fileプロパティの詳細については,「付録F.2 Agent Collectorサービスのプロパティ一覧」を参照してください。イベントファイルの詳細については,「5. ログ情報の収集」を参照してください。

注意
  • Linuxの場合は,使用できません。
  • このレコードの監視対象となるログファイルは単調増加ファイルだけです。ログファイルの監視を開始してからの増分をデータとして取得します。増分がない場合は,データは取得されません。
  • 監視対象のログファイルは,絶対パスをMessages Fileプロパティまたはイベントファイルで指定してください。Messages Fileプロパティとイベントファイルの両方にログファイルが設定されている場合は,どちらのログファイルも監視対象となります。Messages Fileプロパティに指定したログファイルに誤りがあると,PFM - Agent for Platformを起動したときに,OSでエラーが発生し,KAVF10150-Wのメッセージが表示されます。イベントファイルに指定したログファイルに誤りがある場合は,KAVF10203-Wのメッセージが表示されます。これらのメッセージが出力されている場合は,ログファイルを変更して,PFM - Agent for Platformを再起動してください。
  • イベントファイル内で,同じパスと同じ識別子(id)を複数指定した場合,1つのレコードに集約されます。ただし,Messages Fileプロパティとイベントファイル両方に同じパスと識別子(id)を指定した場合,別のレコードとして記録されます。
  • ログファイルに空白を指定すると,ログファイルは監視されません。
  • このレコードをリアルタイムレポートで表示する場合,次のように表示が変わります。
    ・[デルタ値で表示]をチェックしていない場合,サービス起動時点から現在までに追加されたすべてのメッセージテキストが表示されます。
    ・[デルタ値で表示]をチェックしている場合,表示間隔の間に追加されたメッセージテキストだけが表示されます。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval60
Collection Offset0
LogNo
LOGIF空白
注※
指定できる値は,0~32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。
Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。

ODBCキーフィールド

PL_MESS_MESSAGE_TEXT

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名
(PFM-Manager名)
説明要約形式デルタサポート対象外データソース
Interval(INTERVAL)Logged Messages(PL_MESS)レコードが格納されたインターバル時間(秒単位)。常に「0」。ulongNoHP-UX,
Solaris,
AIX,
Linux
Message Text(MESSAGE_TEXT)メッセージテキスト。ログファイルから取った1行の情報で構成される。string(512)NoLinux
Record Time(RECORD_TIME)レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。time_tNoLinux
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)レコード種別。常に「MESS」。char(8)NoLinux