11.3.2 トラブルシューティング時に参照するログファイルおよびディレクトリ一覧
ここでは,Performance Managementから出力されるログ情報について説明します。稼働状況ログの出力先ファイル名やファイルサイズについては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 共通メッセージログ
- (2) トレースログ
(1) 共通メッセージログ
ここでは,Performance Managementのログ情報のうち,共通メッセージログについて,ログの出力元であるサービス名または制御名,ログファイル名,およびディスク使用量を,次の表に示します。
表11-2 共通メッセージログのファイル名
ログ情報の種類 | 出力元 | ファイル名 | ディスク使用量※1(キロバイト) |
---|
共通メッセージログ | Performance Management | /opt/jp1pc/log/jpclog{01|02}※2 | 2,048 (*2) |
/opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02}※2 | 2,048 (*2) |
- 注※1
- ( )内の数字は,1つのサービスに対して作成されるログファイルの数を示します。例えば,「2,048(*2)」の場合,ディスク使用量が2,048キロバイトのログファイルが最大で2つ作成されることを示します。この場合,ディスク使用量は合計で4,096キロバイトとなります。
- 注※2
- 共通メッセージログのログファイル名には,末尾に「01」または「02」が付加されます。
- シーケンシャルファイル(jpclog)方式の場合
- ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,上書きされます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。
- ラップアラウンドファイル(jpclogw)方式の場合
- ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ファイル名の末尾が「02」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「02」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,一度データをすべて削除し,先頭行からログが出力されます。そのあとログの出力ファイルが交互に入れ替わります。
- ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。
(2) トレースログ
ここでは,Performance Managementのログ情報のうち,PFM - Agentのトレースログの出力元であるサービス名または制御名,および格納先ディレクトリ名を,次の表に示します。
表11-3 トレースログの格納先ディレクトリ名
ログ情報の種類 | 出力元 | ディレクトリ名 |
---|
トレースログ | Agent Collectorサービス | /opt/jp1pc/agtu/agent/log/ |
Agent Storeサービス | /opt/jp1pc/agtu/store/log/ |
Performance Managementコマンド | /opt/jp1pc/tools/log/ |