OSやアプリケーションは,「エラー,警告,情報」などの情報をイベントビューアに出力しています。このため,イベントビューアのイベントログを監視することで,OSの不具合やプロセスの異常な動作を検知でき,早急に復旧できます。
イベントログを監視するためのレコードとフィールドを次の表に示します。
表3-8 イベントログに関連する主なフィールド
使用レコード | 使用フィールド | 値の見方(例) |
---|---|---|
PD_ELOG | Log Name | イベントログの種類。Application,Security,Systemなどがある。 |
Event Type Name | イベントタイプの識別子名。異常(Error),警告(Warning)などがある。 | |
Source Name | 作成したアプリケーション名など。生成したアプリケーションを特定する場合に利用する。 | |
Event ID | イベントID。アプリケーションのイベントログを一意に特定する場合に利用する。 | |
Description | イベントログの説明。イベントログの詳細な情報が出力されている。 |
・イベントログに出力されたすべてのエラーおよび警告を監視したい
イベントログに出力されたすべてのエラーおよび警告は,監視テンプレートで提供しているEvent Log(all)アラームを使用することで,監視できます。
イベントログに出力されたエラーおよび警告をアラームで監視できます。
詳細については,「3.2.6(1) 監視テンプレート」を参照してください。
・MSCSクラスタの動作を監視したい
MSCSクラスタの動作は,監視テンプレートで提供しているEvent Log(System)アラームを使用することで,監視できます。
MSCSが出力しているイベントログをアラームで監視できます。
詳細については,「3.2.6(1) 監視テンプレート」を参照してください。