5.6.7 監視対象の大文字と小文字の区別

監視対象となるプロセス名またはサービス名について,大文字と小文字を区別するかどうかを設定できます。デフォルトでは大文字と小文字が区別されません。

監視対象の大文字と小文字を区別するかどうかは,次の手順で変更します。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。
    [メイン]画面が表示されます。
  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームの[サービス階層]タブを選択する。
    [サービス階層]画面が表示されます。
  3. サービス階層からホスト名<Windows>(Agent Collectorサービス)を選択する。
    選択したAgent Collectorサービスにチェックマークが表示されます。
  4. メソッドフレームの[プロパティ]メソッドを選択する。
    [サービスのプロパティ]画面が表示されます。
  5. [Advanced application monitoring]-[Application monitoring setting]ツリーを選択する。
    インフォメーションフレームの下部に,プロパティ情報の入力画面が表示されます。
  6. Case Sensitiveプロパティの値を変更する。
    次のどちらかを選択します。
    • Yes:大文字と小文字を区別する
    • No:大文字と小文字を区別しない
  7. [OK]ボタンをクリックする。
    設定が反映されます。

Case Sensitiveプロパティの値による動作の違いについて,次の表に例を示します。

表5-9 Case Sensitiveプロパティの値による動作の違い

稼働しているプロセス名MonitoringXX Conditionプロパティの設定値Case Sensitiveプロパティの設定値プロセス数
ProcessA
PROCESSA
ProcessAYes1
No2
PROCESSAYes1
No2
processaYes0
No2
(凡例)
Yes:大文字と小文字を区別します。
No:大文字と小文字を区別しません。

ここでは,PFM - Agentホストで「ProcessA」,「PROCESSA」の2種類のプロセスが稼働している環境で,MonitoringXX ConditionプロパティおよびCase Sensitiveプロパティの設定値による,稼働していると判定されるプロセス数の違いを示しています。

注意
Case Sensitiveプロパティの設定は,すべてのアプリケーション定義に影響します。Case Sensitiveプロパティの設定を変更した場合,既存のアプリケーション定義を見直してください。