パフォーマンスコンソールカウンター情報を収集するためのユーザーレコードの設定方法を示します。
- Windowsの[スタート]メニューからCollection Data Addition Utilityを起動する。
- 参考 プロダクト名表示
- 収集データ追加ユーティリティの[表示]メニューで[プロダクト名表示]を選択すると,メイン画面に表示されるサービス名をプロダクト名に切り替えることができます。
- ・通常の表示
- Agent Store:TS1ホスト名
- Agent Collector:TA1ホスト名
- ・プロダクト名表示
- Agent Store:ホスト名<Windows>(Store)
- Agent Collector:ホスト名<Windows>
- プロダクト名表示機能の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,機能について説明している章を参照してください。
- ツリーエリアからログオンしているホストのAgent Storeを選択し,リストエリアでAgent Collectorアイコンを右クリックして,[PI_GENI・PD_GENDレコードの追加・確認・削除]を選択する。
[PI_GENI・PD_GENDレコードの設定]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/zu03002.gif)
- [オブジェクト]から,収集するデータオブジェクトを選択する。
データオブジェクトを選択すると,選択したデータオブジェクトに対して設定できるデータカウンターが,[カウンター]に表示されます。また,設定できるデータインスタンス(マルチインスタンスオブジェクト)が,[インスタンス]に表示されます。
なお,選択したオブジェクトがシングルインスタンスオブジェクトの場合,設定できるデータインスタンスがないので,[インスタンス]には何も表示されません。
ここで選択したデータオブジェクトは,ユーザーレコードのObject Name(OBJECT_NAME)フィールドに格納されます。
- [カウンター]から,収集するデータカウンターを選択する。
データカウンターは,[Ctrl]キーを押しながら左クリックすることで,複数選択および選択の解除ができます。データカウンターを選択すると,[カウンターの説明]に,選択したデータカウンターの説明が表示されます。
ここで選択したデータカウンターは,ユーザーレコードのCounter Name(COUNTER_NAME)フィールドに格納されます。
なお,[カウンター]には収集データ追加ユーティリティで収集できるデータカウンターだけが表示されます。収集データ追加ユーティリティで収集できるデータカウンターは,次に示すパフォーマンスカウンターに対応しています。データカウンターとパフォーマンスカウンターとの関連については,Microsoft社にお問い合わせください。
- 100nSec Multi Timer
- 100nSec Multi Timer Inv
- 100nSec Timer
- 100nSec Timer Inv
- Average Bulk
- Average Timer
- Counter 100nSec Queuelen
- Counter Bulk Count
- Counter Counter
- Counter Delta
- Counter Large Delta
- Counter Large Queuelen
- Counter Large Rawcount
- Counter Large Rawcount Hex
- Counter Multi Timer
- Counter Multi Timer Inv
- Counter Object Time Queuelen
- Counter Queuelen
- Counter Rawcount
- Counter Rawcount Hex
- Counter Text
- Counter Timer
- Counter Timer Inv
- Elapsed Time
- Large Raw Fraction
- Object Time Timer
- Precision 100nSec Timer
- Precision Object Timer
- Precision System Timer
- Raw Fraction
- Sample Counter
- Sample Fraction
- [インスタンス]から,収集するデータインスタンスを選択する。
「インスタンス」に表示されている項目は,[Ctrl]キーを押しながら左クリックすることで,複数選択および選択の解除ができます。ここで選択したデータインスタンスは,ユーザーレコードのInstance(INSTANCE)フィールドに格納されます。
データインスタンスに何も表示されていなければ,設定できるデータインスタンスはありません。手順6に進んでください。
- [レコード]で[PD_GEND]または[PI_GENI]をチェックする。
PD_GENDレコードで性能値を収集したい場合は,[PD_GEND]をチェックします。
PI_GENIレコードで性能値を収集したい場合は,[PI_GENI]をチェックします。
- [追加]ボタンをクリックする。
[追加可能なカウンター]に表示されているオブジェクト,カウンター,およびインスタンスの情報が[追加されたカウンター]に反映されます。[追加されたカウンター]に反映されたパフォーマンスデータは,収集対象としてユーザーレコードに設定されます。
- 収集するパフォーマンスデータを,さらにユーザーレコードに追加する場合は,手順3から手順7を繰り返す。
- 設定が終わったら,[閉じる]ボタンをクリックする。
[PI_GENI・PD_GENDレコードの設定]ダイアログボックスが閉じます。
- 注意
- 収集するパフォーマンスデータとして追加できるオブジェクト数,カウンター数,インスタンス数に制限はありませんが,大量に設定するとPFM - Agent for Platformのデータ収集時にシステム負荷やディスク使用量が大きくなることがあります。そのため,通常は合計100個を上限としてください。
- Windows Server 2003 (x64),Windows Server 2008 (x64),Windows Server 2008 R2環境で,パフォーマンスコンソールカウンター情報は,WOW64で動作します。サポートしていないオブジェクトは,収集データ追加ユーティリティの[レコードの追加]画面に表示されません。64ビットパフォーマンスコンソールカウンターを取得する場合は,PI_GI64レコード,PD_GD64レコードを使用してください。PD_GENDレコード,PI_GENIレコードについては,「7. レコード」を参照してください。
ここで設定したユーザーレコードをデータベースに格納するかどうかを設定する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。