3.1.6 イベントログの監視例

イベントログのパフォーマンスを監視する方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 概要
(2) 監視方法

(1) 概要

OSやアプリケーションは,「エラー,警告,情報」などの情報をイベントビューアに出力しています。このため,イベントビューアのイベントログを監視することで,OSの不具合やプロセスの異常な動作を検知でき,早急に復旧できます。

イベントログを監視するためのレコードとフィールドを次の表に示します。

表3-8 イベントログに関連する主なフィールド

使用レコード使用フィールド値の見方(例)
PD_ELOGLog Nameイベントログの種類。Application,Security,Systemなどがある。
Event Type Nameイベントタイプの識別子名。異常(Error),警告(Warning)などがある。
Source Name作成したアプリケーション名など。生成したアプリケーションを特定する場合に利用する。
Event IDイベントID。アプリケーションのイベントログを一意に特定する場合に利用する。
Descriptionイベントログの説明。イベントログの詳細な情報が出力されている。

(2) 監視方法

・イベントログに出力されたすべてのエラーおよび警告を監視したい

イベントログに出力されたすべてのエラーおよび警告は,監視テンプレートで提供しているEvent Log(all)アラームを使用することで,監視できます。

イベントログに出力されたエラーおよび警告をアラームで監視できます。

詳細については,「3.2.6(1) 監視テンプレート」を参照してください。

・MSCSクラスタの動作を監視したい

MSCSクラスタの動作は,監視テンプレートで提供しているEvent Log(System)アラームを使用することで,監視できます。

MSCSが出力しているイベントログをアラームで監視できます。

詳細については,「3.2.6(1) 監視テンプレート」を参照してください。