10.2 トラブルシューティング

ここでは,Performance Management使用時のトラブルシューティングについて記述します。Performance Managementを使用しているときにトラブルが発生した場合,まず,この節で説明している現象が発生していないか確認してください。

Performance Managementに発生する主なトラブルの内容を次の表に示します。

表10-1 トラブルの内容

分類トラブルの内容記述個所
セットアップやサービスの起動について
  • Performance Managementのプログラムのサービスが起動しない
  • サービスの起動要求をしてからサービスが起動するまで時間が掛かる
  • Performance Managementのプログラムのサービスを停止した直後に,別のプログラムがサービスを開始したとき,通信が正しく実行されない
  • 「ディスク容量が不足しています」というメッセージが出力されたあとMaster StoreサービスまたはAgent Storeサービスが停止する
10.2.1
コマンドの実行について
  • jpctool service list (jpcctrl list)コマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される
  • jpctool db dump (jpcctrl dump)コマンドを実行すると,指定したStoreデータベースと異なるデータが出力される
10.2.2
レポートの定義について
  • 履歴レポートに表示されない時間帯がある
10.2.3
アラームの定義について
  • アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない
  • アラームイベントが表示されない
  • アラームしきい値を超えているのに,エージェント階層の[アラームの状態の表示]画面に表示されているアラームアイコンの色が緑のまま変わらない
10.2.4
パフォーマンスデータの収集と管理について
  • データの保存期間を短く設定したにも関わらず,PFM - AgentのStoreデータベースのサイズが小さくならない
  • 共通メッセージログに「Storeデータベースに不正なデータが検出されました」というメッセージが出力される
10.2.5
ハングアップや異常停止について
  • PFM Agent for Windowsサービスが起動中にも関わらず,パフォーマンス情報が収集されない
  • PFM Agent for Windowsサービスが異常終了する
  • PFM Agent for Windowsサービスを停止すると,KAVE05034-Eのエラーメッセージが出力される
10.2.6
<この節の構成>
10.2.1 セットアップやサービスの起動に関するトラブルシューティング
10.2.2 コマンドの実行に関するトラブルシューティング
10.2.3 レポートの定義に関するトラブルシューティング
10.2.4 アラームの定義に関するトラブルシューティング
10.2.5 パフォーマンスデータの収集と管理に関するトラブルシューティング
10.2.6 ハングアップや異常停止に関するトラブルシューティング
10.2.7 その他のトラブルに関するトラブルシューティング