監視テンプレート,および監視テンプレート以外の定義例について説明します。
・プロセッサに関連する監視テンプレートのアラーム
プロセッサに関連する監視テンプレートのアラームは,PFM Windows Template Alarms [CPU] 09.00アラームテーブルに格納されています。
表3-15 プロセッサの監視テンプレートのアラーム
監視テンプレートのアラーム | 使用レコード | 使用フィールド | 異常条件 | 警告条件 | 値の見方 |
---|---|---|---|---|---|
CPU Usage | PI | CPU % | >= 90 | > 80 | プロセッサの使用率(%)が継続して高い場合,プロセッサがシステムのボトルネックになっているおそれがある。過度にプロセッサを使用しているプロセスを見つけ,対策を立てる必要がある。プロセスに問題がない場合,限界を超えるシステム環境のため,プロセッサをアップグレードするか,プロセッサを追加するなどの対策が必要である。 |
Processor Queue | PI | Processor Queue Length | >= 10 | >= 2 | 要求数が継続してしきい値以上の場合,プロセッサが混雑していることを示す。 |
SVR Processor Queue | PI_SVRQ | Queue Length | >= 3 | >= 2 | キューの長さが継続してしきい値以上の場合,プロセッサに大きな負荷が掛かっていることを示す。 |
・プロセッサに関連する監視テンプレートのレポート
表3-16 プロセッサの監視テンプレートのレポート
レポート名 | 表示する情報 |
---|---|
CPU Status (Multi-Agent) | 最近24時間の複数のエージェントについてのCPU使用率の要約(時単位)。 |
CPU Trend | 最近1か月間のユーザーモードと特権モードで実行されたCPU使用率(日単位)。 |
CPU Trend (Multi-Agent) | 最近1か月間の複数システムのCPU使用率(日単位)。 |
CPU Usage Summary | 最近1時間のCPU使用率の要約(分単位)。 |
既存レポートの設定内容については,「6. 監視テンプレート」を参照してください。
・プロセッサ使用率が高いプロセスを確認するリアルタイムレポート
表3-17 定義例
項目 | 内容 | ||
---|---|---|---|
名前と種別 | レポート名 | PD_PDI - Memory | |
プロダクト | Windows (6.0) | ||
レポート種別 | ○リアルタイム(1つのエージェント) | ●チェックする | |
○履歴(1つのエージェント) | - | ||
○履歴(複数のエージェント) | - | ||
フィールド | レコード | PD_PDI | |
選択されたフィールド | Program PID CPU % Privileged CPU % User CPU % | ||
フィルター | 条件式: | ●拡張フィルター | |
条件式の定義 | Program <> "_Total" AND PID <> "0" | ||
表示時に指定 | □チェックしない | ||
表示設定 | □ 表示時に指定 | ■チェックする | |
□ デルタで表示 | □チェックしない | ||
更新間隔 | □ 自動更新しない | □チェックしない | |
初期値 | 30 | ||
最小値 | 30 | ||
ランキング表示 | フィールド | CPU % | |
表示数 | 10 ※ | ||
□ 降順 | □チェックしない | ||
表示形式 | 表 | 全フィールド | |
一覧 | - | ||
グラフ | Privileged CPU % User CPU % | ||
表示キー | フィールド | (なし) | |
降順 | - | ||
グラフのプロパティ | グラフの種類 | 積み上げ横棒 | |
系列 | 行 | ||
軸ラベル | X軸 | プロセス名(プロセスID) | |
Y軸 | CPU % | ||
データラベル | データラベル1 | プロセス名 | |
データラベル2 | プロセスID | ||
ドリルダウン | レポートのドリルダウン | 任意 | |
フィールドのドリルダウン | 任意 |