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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Virtual Machine


レコードの注意事項

レコードを収集する場合の注意事項を次に示します。

〈このページの構成〉

パフォーマンスデータ収集前の注意事項

パフォーマンスデータ収集前の注意事項について次に示します。

レジストリの変更について

この注意事項は,Hyper-V固有のものです。

PFM - RM for Virtual Machineは,OSが提供する標準的な方法で設定された環境での動作だけをサポート対象としています。

Microsoftのサポート技術情報で公開されている情報でも,レジストリエディターでレジストリ情報を直接編集するなど,OSに対して特殊な設定をしている場合,パフォーマンスデータが正しく収集できないことがあります。

履歴データの収集について

PFM - RM for Virtual Machineでは,レコードごとに,インスタンス内のすべての監視対象の履歴データ,またはグループエージェントで集約された履歴データが,同じデータファイルに格納されます。各データファイルのサイズの上限は2GBのため,インスタンス内に多数の監視対象がある場合,またはレコードのインスタンス数が多い場合,履歴データがStoreデータベースに格納できなくなることがあります。

特に,グループエージェントで集約された履歴データは,データファイルを圧迫するおそれがあります。そのため,グループエージェントで監視を行う場合は,データファイルのサイズが2GBを超えないように,インスタンス内の監視対象数を減らすか,LOGIFを使用してStoreデータベースに格納するデータを抑える必要があります。

Storeデータベースのディスク占有量を見積もる方法については,「付録A システム見積もり」を参照してください。

監視対象ホストのシステムリソースを変更するときの注意事項

監視対象ホストのシステムリソースを変更する場合の注意事項を次に示します。

システムリソースの変更前後のパフォーマンスデータについて

監視対象ホストのシステムリソースを変更した場合,変更前と変更後とのパフォーマンスデータとの連続性はありません。したがって,変更前と変更後のパフォーマンスデータを,別のパフォーマンスデータとして扱う必要があります。

データを取得できない場合のレコード生成結果

フィールドに格納するデータを取得できない場合のレコード生成結果について説明します。

レコードが生成されない

次の場合,レコードは生成されません。

  • ODBCキーフィールドとして定義されたフィールドに格納するパフォーマンスデータをPFM - RM for Virtual Machineが収集できない場合

Hyper-Vの仮想マシン名称についての注意事項

Virtage環境の監視においての注意事項

Hyper-V,KVMのレコード収集の注意事項

PIレコードタイプで,2回以上パフォーマンスデータが収集されている必要があるフィールドがあります。

フィールドの値が0になる

次の場合,フィールドの値は0になります。

  • 2回以上パフォーマンスデータが収集されている必要があるフィールドで,前回のパフォーマンスデータが収集されていない場合

  • 2回以上パフォーマンスデータが収集されている必要があるフィールドで,収集した日時が減少している場合