監視対象を更新したい場合は,監視対象名を確認し,PFM - RMホストで監視対象を設定します。
更新する監視対象の情報は,次の表であらかじめ確認してください。Microsoft SQL Serverの監視対象の詳細については,Microsoft SQL Serverのマニュアルを参照してください。
表2-11 PFM - RM for Microsoft SQL Serverの監視対象の設定
項目 | 説明 | 設定できる値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
TARGET_HOST | この値は更新できる。 監視対象となるMicrosoft SQL Serverが稼働しているホスト名。論理ホストの場合は,論理ホスト名。 | 1~32バイトの半角英数字およびハイフン(-)だけ使用できる。ただし,「-」から始まる名前は指定できない。 インスタンス内でユニークである必要がある。 | 前回の設定値 |
SQL_INSTANCE | この値は更新できる。 監視対象となるMicrosoft SQL Serverのインスタンス名。 | Microsoft SQL Serverのインストール方法によって,指定するインスタンス名は異なる。
| 前回の設定値 |
SQL_USER | この値は更新できる。 SQL Server認証に使用するMicrosoft SQL Serverのユーザー名。 | 「sa」と同等の権限を持つユーザーアカウント(固定サーバロールsysadminメンバーアカウント)。 上記以外のアカウントを用意する場合は,「2.1.4(2)(d) Microsoft SQL Serverのログインの権限」を参照のこと。 | 前回の設定値 |
SQL_PASSWORD | この値は更新できる。 SQL Server認証に使用するMicrosoft SQL Serverのユーザーのパスワード。 | SQL_USERに対応するパスワード。 | 前回の設定値 |
TIMEOUT | この値は更新できる。 データベースアクセス時のクエリータイムアウト時間を秒単位で指定する。 | 1~3600(単位:秒)。 | 前回の設定値 |
LOGIN_TIMEOUT | この値は更新できる。 データベースへの接続タイムアウト時間を秒単位で指定する。 | 1~3600(単位:秒)。 | 前回の設定値 |
DB_FREE_PERC_OPTION | この値は更新できる。 PD_DSレコードのFree %フィールドがマイナス値になる場合の動作を指定する。 | {Y|N} 「Y」を指定した場合,DB_FREE_PERC_NUMBERで指定した値を設定する。 「N」を指定した場合,Free %フィールドにマイナス値がそのまま設定される。 | 前回の設定値 |
DB_FREE_PERC_NUMBER | この値は更新できる。 PD_DSレコードのFree %フィールドがマイナス値になった場合に置き換える値を指定する。DB_FREE_PERC_OPTIONで「Y」を指定した場合だけ有効。 | -1~999 | 前回の設定値 |
LIMIT_PD_LD_NUMBER | この値は更新できる。 PD_LDレコードの最大収集件数を指定する。 | - | 前回の設定値 |
監視対象名を確認するには,jpcconf target listコマンドを使用します。また,監視対象を更新するには,jpcconf target setupコマンドを使用します。
監視対象を更新する手順を次に示します。複数の監視対象を更新する場合は,次の手順を繰り返し実施します。
jpcconf target list -key RMSQL -inst インスタンス名
Targets:
targethost1
targethost2
Groups:
All
jpcconf target setup -key RMSQL -inst インスタンス名 -target targethost1
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。