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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Oracle


2.1.1 インストールとセットアップの前に(Windowsの場合)

PFM - RM for Oracleをインストールおよびセットアップする前に確認しておくことを説明します。

〈この項の構成〉

(1) 前提OS

PFM - RM for Oracleが動作するOSを次に示します。

(2) ネットワークの環境設定

Performance Managementが動作するためのネットワーク環境について説明します。

(a) IPアドレスの設定

PFM - RM for Oracleのホスト名でIPアドレスが解決できる環境を設定してください。IPアドレスが解決できない環境では,PFM - RM for Oracleは起動できません。

監視ホスト名(Performance Managementシステムのホスト名として使用する名前)には,実ホスト名を使用できます。

Windowsシステムではhostnameコマンド,UNIXシステムではuname -nコマンドを実行して確認したホスト名で,IPアドレスを解決できるように環境を設定してください。

監視ホスト名の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。なお,監視対象とのIPアドレス解決には,jpchostsファイルに設定したIPアドレスは使用されません。

監視ホスト名とIPアドレスは,次のどれかの方法で設定してください。

  • jpchostsファイル(Performance Managementのホスト情報設定ファイル)

  • hostsファイル

  • DNS

監視ホスト名には,実ホスト名またはエイリアス名を使用します。

  • 実ホスト名を使用する場合

    Windows環境では,hostnameコマンドの実行結果で確認できるホスト名でIPアドレスを解決できるように設定してください。

    なお,Performance Managementは,DNS環境でも運用できますが,FQDN形式のホスト名には対応していません。このため,監視ホスト名は,ドメイン名を除いて指定してください。

  • エイリアス名を使用する場合

    設定しているエイリアス名でIPアドレスを解決できるように環境設定をしてください。

監視ホスト名の設定の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,システム構築の変更について説明している章を参照してください。

IPアドレス設定時の注意
  • 複数のLAN環境で使用する場合は,jpchostsファイルでIPアドレスを設定してください。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

  • Performance Managementは,DHCPによる動的なIPアドレスが割り振られているホスト上では運用できません。このため,すべての監視ホストには,固定のIPアドレスを設定してください。

Performance Managementでは,ネットワーク構成がIPv4環境だけでなくIPv6環境にも対応しています。そのため,IPv4環境とIPv6環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Managementを運用できます。

PFM - RM for Oracleでは,PFM - ManagerとIPv6で通信できます。ただし,PFM - RM for OracleおよびPFM - Managerが導入されているホストのOSが,Windows Server 2008 R2,Windows Server 2012,またはLinuxの場合に限ります。

IPv4環境とIPv6環境での通信の適用範囲については,「付録M IPv4環境とIPv6環境での通信について」を参照してください。

IPv6で通信する場合,PFM - ManagerホストとPFM - RMホストのそれぞれでIPv6の利用設定を有効にする必要があります。この設定はjpcconf ipv6 enableコマンドで実行しますが,コマンドの実行要否は次のとおりです。

jpcconf ipv6 enableコマンドの実行が必要なケース
  • それぞれのホストで,IPv4環境からIPv6環境に変更する場合

  • IPv4環境とIPv6環境が共存していて,PFM - ManagerをIPv4環境からIPv6環境に変更する場合

jpcconf ipv6 enableコマンドの実行が不要なケース
  • それぞれのホストが,すでにIPv6環境である場合

  • IPv4環境とIPv6環境が共存していて,PFM - ManagerがIPv6環境である場合

jpcconf ipv6 enableコマンドの実行例を次に示します。

jpcconf ipv6 enable

jpcconf ipv6 enableコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。また,jpcconf ipv6 enableコマンドを実行する条件やタイミングについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のIPv6環境が含まれる場合のネットワーク構成例について説明している章を参照してください。

なお,PFM - RM for OracleとPFM - ManagerをIPv6で通信する場合,名前解決できるホスト名を指定してください。

PFM - RM for OracleとPFM - Managerとの通信は,解決できるIPアドレスで通信します。また,PFM - RM for OracleとPFM - Managerとの通信では,IPv4とIPv6が共存した環境の場合,解決できるIPアドレスで通信に失敗したとき,別のIPアドレスで通信することはありません。

例えば,IPv4で接続に失敗した場合,IPv6でリトライすることはありません。また,IPv6で接続に失敗した場合に,IPv4でリトライすることもありません。事前に接続できることを確認してください。

(b) ポート番号の設定

Performance Managementプログラムのサービスは,デフォルトで次の表に示すポート番号が割り当てられています。これ以外のサービスまたはプログラムに対しては,サービスを起動するたびに,そのときシステムで使用されていないポート番号が自動的に割り当てられます。また,ファイアウォール環境で,Performance Managementを使用するときは,ポート番号を固定してください。ポート番号の固定の手順は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

表2‒1 デフォルトのポート番号とPerformance Managementプログラムのサービス(Windowsの場合)

機能

サービス名

パラメーター

ポート番号

備考

サービス構成情報管理機能

Name Server

jp1pcnsvr

22285

PFM - ManagerのName Serverサービスで使用されるポート番号。Performance Managementのすべてのホストで設定される。

NNM連携機能

NNM Object Manager

jp1pcovsvr

22292

PFM - ManagerおよびPFM - BaseのNNM連携機能で,マップマネージャとオブジェクトマネージャの間の通信で使用されるポート番号。PFM - ManagerおよびPFM - Baseがインストールされているホストで設定される。

サービス状態管理機能

Status Server

jp1pcstatsvr

22350

PFM - ManagerおよびPFM - BaseのStatus Serverサービスで使用されるポート番号。

PFM - ManagerおよびPFM - Baseがインストールされているホストで設定される。

監視コンソール通信機能

View Server

jp1pcvsvr

22286

PFM - ManagerのView Serverサービスで使用されているポート番号です。

PFM - Managerがインストールされているホストで設定されています。

Webサービス機能

Web Service

20358

PFM - Web ConsoleのWeb Serviceサービスで使用されているポート番号です。

Webコンテナ機能

Web Console

20359

20360

PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスで使用されているポート番号です。

JP1/ITSLM連携機能

JP1/ITSLM

20905

JP1/ITSLMで設定されるポート番号です。

(凡例)

−:該当しません

これらのPFM - RM for Oracleが使用するポート番号で通信できるように,ネットワークを設定してください。

(3) インストールに必要なOSユーザー権限について

PFM - RM for Oracleをインストールするときは,必ず,Administrator権限を持つアカウントで実行してください。

(4) 前提プログラム

ここでは,PFM - RM for Oracleをインストールする場合に必要な前提プログラムについて説明します。

なお,PFM - RM for OracleをインストールしたホストをPFM - RMホストと呼びます。

プログラム構成には,大きく分けて次の2つの場合があります。システム環境に応じて,プログラム構成を検討してください。

PFM - ManagerホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合

PFM - Managerと同一ホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合のプログラム構成です。このプログラム構成の場合,PFM - RM for Oracleと同じホストにOracle Clientをインストールする必要があります。

この場合のプログラム構成を次の図に示します。

図2‒1 プログラムの構成(PFM - Managerと同一ホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合(Windowsの場合))

[図データ]

PFM - Managerホストとは異なるホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合

PFM - Managerとは異なるホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合のプログラム構成です。

このプログラム構成の場合,PFM - RM for Oracleと同じホストにPFM - Base,およびOracle Clientをインストールする必要があります。この場合のプログラム構成を次の図に示します。

図2‒2 プログラムの構成(PFM - Base,およびOracle Clientと同一ホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合(Windowsの場合))

[図データ]

(a) 監視対象プログラム

PFM - RM for Oracleの監視対象プログラムを次に示します。

  • Oracle Database Standard Edition

  • Oracle Database Standard Edition One

  • Oracle Database Enterprise Edition

仮想化OS上で監視対象プログラムを監視する場合,監視対象プログラムが仮想化OS上で保障している機能だけが監視対象となります。

(b) Performance Managementプログラム

PFM - RMホストには,PFM - RM for OracleとPFM - Baseをインストールします。PFM - BaseはPFM - RM for Oracleの前提プログラムです。同一ホストに複数のPFM - RMをインストールする場合でも,PFM - Baseは1つだけでかまいません。

ただし,PFM - ManagerとPFM - RM for Oracleを同一ホストにインストールする場合,PFM - Baseは不要です。

また,PFM - RM for Oracleを使ってOracleの稼働監視を行うためには,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleが必要です。

(5) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて

クラスタシステムでのインストールとセットアップは,前提となるネットワーク環境やプログラム構成が,通常の構成のセットアップとは異なります。また,実行系ノードと待機系ノードでの作業が必要になります。詳細については,「3. クラスタシステムでの運用」を参照してください。

(6) 障害発生時の資料採取の準備

トラブルが発生した場合にメモリーダンプ,クラッシュダンプ,ユーザーモードプロセスダンプなどの資料が必要になります。トラブル発生時にこれらのダンプの資料を採取するために,あらかじめメモリーダンプ,クラッシュダンプ,およびユーザーモードプロセスダンプが出力されるように設定してください。

(a) Windows Server 2003の場合の設定

  • メモリーダンプの出力設定

    1. [コントロールパネル]から[システム]をダブルクリックする。

    2. [詳細設定]ページの[起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。

    3. [デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリダンプ]を選択し,出力先のファイルを指定する。

注意

メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。

メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。

詳細は,OS付属のドキュメントを参照してください。

  • クラッシュダンプの出力設定

    1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。

    2. テキストボックスに「drwtsn32」と入力し,[OK]ボタンをクリックする。

      ワトソン博士のダイアログボックスが表示されます。

    3. [クラッシュ ダンプ ファイルの作成]をチェックし,[クラッシュダンプ]に出力先のファイルを指定する。

    4. [OK]ボタンをクリックする。

注意

クラッシュダンプに出力される情報はJP1だけでなく,ほかのアプリケーションプログラムのトラブル情報も出力されます。また,クラッシュダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。クラッシュダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域を確保しておいてください。

(b) Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合の設定

  • ユーザーモードプロセスダンプの出力設定

    次のレジストリを設定することによって,アプリケーションプログラムの異常終了時,即座に調査資料のユーザーモードプロセスダンプを取得できます。

    \\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps

    このレジストリキーに,次のレジストリ値を設定します。

    • DumpFolder : REG_EXPAND_SZ ダンプ出力先のフォルダ名

      (出力先フォルダには書き込み権限が必要です)

    • DumpCount : REG_DWORD 保存するダンプの数

    • DumpType : REG_DWORD 2

注意
  • レジストリを設定することで,JP1だけでなくほかのアプリケーションプログラムでもユーザーモードプロセスダンプが出力されるようになります。ユーザーモードプロセスダンプの出力を設定する場合はこの点をご注意ください。

  • ユーザーモードプロセスダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。ユーザーモードプロセスダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域が確保されているダンプ出力先フォルダを設定してください。

(7) 注意事項

ここでは,Performance Managementをインストールおよびセットアップするときの注意事項を説明します。

(a) 環境変数に関する注意事項

Performance ManagementではJPC_HOSTNAMEを環境変数として使用しているため,ユーザー独自に環境変数として設定しないでください。設定した場合は,Performance Managementが正しく動作しません。

(b) 同一ホストにPerformance Managementプログラムを複数インストール,セットアップするときの注意事項

Performance Managementは,同一ホストにPFM - Manager,PFM - Web Console,およびPFM - RM for Oracleをインストールすることもできます。その場合の注意事項を次に示します。

  • PFM - ManagerとPFM - RM for Oracleを同一ホストにインストールする場合,PFM - Baseは不要です。この場合,PFM - RM for Oracleの前提プログラムはPFM - Managerになるため,PFM - ManagerをインストールしてからPFM - RM for Oracleをインストールしてください。

  • PFM - BaseとPFM - Managerは同一ホストにインストールできません。PFM - BaseとPFM - RM for OracleがインストールされているホストにPFM - Managerをインストールする場合は,PFM - Web Console以外のすべてのPerformance ManagementプログラムをアンインストールしたあとにPFM - Manager,PFM - RM for Oracleの順でインストールしてください。また,PFM - Manager とPFM - RM for OracleがインストールされているホストにPFM - Baseをインストールする場合も同様に,PFM - Web Console以外のすべてのPerformance ManagementプログラムをアンインストールしたあとにPFM - Base,PFM - RM for Oracleの順でインストールしてください。

  • PFM - ManagerがインストールされているホストにPFM - RM for Oracleをインストールすると,接続先PFM - ManagerはローカルホストのPFM - Managerとなります。この場合,PFM - RM for Oracleの接続先PFM - ManagerをリモートホストのPFM - Managerに変更できません。リモートホストのPFM - Managerに接続したい場合は,インストールするホストにPFM - Managerがインストールされていないことを確認してください。

  • PFM - RM for OracleがインストールされているホストにPFM - Managerをインストールすると,PFM - RM for Oracleの接続先PFM - Managerは自ホスト名に設定し直されます。共通メッセージログに設定結果が出力されています。結果を確認してください。

  • PFM - Web Consoleがインストールされているホストに,PFM - RM for Oracleをインストールする場合は,ブラウザの画面をすべて閉じてからインストールを実施してください。

  • Performance Managementプログラムを新規にインストールした場合は,ステータス管理機能がデフォルトで有効になります。ステータス管理機能の設定を変更する場合は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

    ポイント

    システムの性能や信頼性を向上させるため,PFM - Manager,PFM - Web Console,およびPFM - RM for Oracleはそれぞれ別のホストで運用することをお勧めします。

(c) バージョンアップの注意事項

古いバージョンのPFM - RM for Oracleからバージョンアップする場合の注意事項を次に示します。

なお,バージョンアップの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録を参照してください。

  • Performance Managementのプログラムをインストールするときは,ローカルホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止しておいてください。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

  • すでにPerformance ManagementプログラムがインストールされているホストにPFM - RM for Oracleをインストールする場合,PFM - RM for Oracleのインストールパスは,すでにインストールされているPFM - Web Console以外のPerformance Managementプログラムのインストールパスと同じになります。インストールパスを変更したい場合は,インストール済みのPFM - Web Console以外のPerformance Managementプログラムをすべて削除し,インストールし直す必要があります。

  • PFM - BaseとPFM - Managerは同一ホストにインストールできません。PFM - BaseとPFM - RM for OracleがインストールされているホストにPFM - Managerをインストールする場合は,PFM - Web Console以外のすべてのPerformance ManagementプログラムをアンインストールしたあとにPFM - Manager,PFM - RM for Oracleの順でインストールしてください。また,PFM - ManagerとPFM - RM for OracleがインストールされているホストにPFM - Baseをインストールする場合も同様に,PFM - Web Console以外のすべてのPerformance ManagementプログラムをアンインストールしたあとにPFM - Base,PFM - RM for Oracleの順でインストールしてください。

  • バージョンアップでStoreデータベースのデータモデルバージョンが変更される場合,既存のStoreデータベースを自動的にバージョンアップするため,一時的にStoreデータベースの格納先のディスクにStoreデータベースのサイズ2倍の容量を必要とします。バージョンアップする前に,Storeデータベースの格納先のディスク空き容量が十分かどうか確認してください。必要な空き容量は,現在のStoreデータベースの合計サイズを基準に考慮してください。例えば,現在のStoreデータベースの合計サイズが100ギガバイトの場合,バージョンアップインストールに必要なディスクの空き容量は200ギガバイト以上です。Storeデータベースの格納先ディスクを変更している場合は,変更後のディスク容量に対して考慮してください。

(d) その他の注意事項

  • 監視対象プログラムを監視する場合,Oracle Client 32-bitのインストールと環境設定が必要です。

  • Oracle Database 12c Release 1以降を監視する場合,マルチテナント(CDB)環境を監視することはできません。非CDB環境だけ監視できます。

  • Performance Managementのプログラムが1つもインストールされていない環境に新規インストールする場合は,インストール先フォルダにファイルやフォルダがないことを確認してください。

  • Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラム(例えばWindowsのイベントビューアーなど)を起動したままインストールした場合,システムの再起動を促すメッセージが表示されることがあります。この場合は,メッセージに従ってシステムを再起動し,インストールを完了させてください。

  • Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラム(例えばWindowsのイベントビューアーなど)を起動したままの状態,ディスク容量が不足している状態,またはフォルダ権限がない状態でインストールした場合,ファイルの展開に失敗することがあります。Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラムが起動している場合はすべて停止してからインストールし直してください。ディスク容量不足やフォルダ権限不足が問題である場合は,問題を解決したあとでインストールし直してください。

  • Performance Managementのプログラムをインストールする場合,次に示すセキュリティ関連プログラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,次の説明に従って対処してください。

    • セキュリティ監視プログラム

      セキュリティ監視プログラムを停止するか,または設定を変更して,Performance Managementのプログラムのインストールを妨げないようにしてください。

    • ウィルス検出プログラム

      ウィルス検出プログラムを停止してからPerformance Managementのプログラムをインストールしてください。

      Performance Managementのプログラムのインストール中にウィルス検出プログラムが稼働している場合,インストールの速度が低下する,インストールが実行できない,正しくインストールできないなどの問題が発生することがあります。

    • プロセス監視プログラム

      プロセス監視プログラムを停止するかまたは設定を変更して,Performance Managementのサービスまたはプロセス,および共通コンポーネントのサービスまたはプロセスを監視しないようにしてください。

      Performance Managementのプログラムのインストール中に,プロセス監視プログラムによって,これらのサービスまたはプロセスが起動されたり停止されたりすると,インストールに失敗することがあります。