Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


9.3.2 トラブルシューティング時に参照するログファイルおよびディレクトリ一覧

ここでは,Performance Managementのプログラムから出力されるログ情報について説明します。稼働状況ログの出力先ファイル名やファイルサイズについては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のトラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 共通メッセージログ

ここでは,Performance Managementのログ情報のうち,共通メッセージログについて説明します。

Windowsの場合の出力元,ログファイル名,およびディスク使用量について,次の表に示します。

表9‒5 共通メッセージログのファイル名(Windowsの場合)

項番

ログ情報の種類

出力元

ファイル名

ディスク使用量※1

(キロバイト)

1

共通メッセージログ

Performance Management

インストール先フォルダ\log\jpclog{01|02}※2

2,048(*2)

2

インストール先フォルダ\log\jpclogw{01|02}※2

2,048(*2)

3

共通メッセージログ(論理ホストで運用する場合)

論理でホスト運用するPerformance Management

環境フォルダ※3

\jp1pc\log\jpclog{01|02}※2

2,048(*2)

4

環境フォルダ※3

\jp1pc\log\jpclogw{01|02}※2

2,048(*2)

注※1

( )内の数字は,1つのサービスに対して作成されるログファイルの数を示します。例えば,「2,048(*2)」の場合,ディスク使用量が2,048キロバイトのログファイルが最大で2つ作成されることを示します。この場合,ディスク使用量は合計で4,096キロバイトとなります。

注※2

共通メッセージログのログファイル名には,末尾に「01」または「02」が付加されます。

シーケンシャルファイル(jpclog)方式の場合

ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,上書きされます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。

ラップアラウンドファイル(jpclogw)方式の場合

ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ファイル名の末尾が「02」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「02」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,一度データをすべて削除し,先頭行からログが出力されます。そのあとログの出力ファイルが交互に入れ替わります。

ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

注※3

環境フォルダは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のフォルダです。

UNIXの場合の出力元,ログファイル名,およびディスク使用量について,次の表に示します。

表9‒6 共通メッセージログのファイル名(UNIXの場合)

項番

ログ情報の種類

出力元

ファイル名

ディスク使用量※1

(キロバイト)

1

共通メッセージログ

Performance Management

/opt/jp1pc/log/jpclog{01|02}※2

2,048(*2)

2

/opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02}※2

2,048(*2)

3

共通メッセージログ(論理ホストで運用する場合)

論理ホストで運用するPerformance Management

環境ディレクトリ※3

/jp1pc/log/jpclog{01|02}※2

2,048(*2)

4

環境ディレクトリ※3

/jp1pc/log/jpclogw{01|02}※2

2,048(*2)

注※1

( )内の数字は,1つのサービスに対して作成されるログファイルの数を示します。例えば,「2,048(*2)」の場合,ディスク使用量が2,048キロバイトのログファイルが最大で2つ作成されることを示します。この場合,ディスク使用量は合計で4,096キロバイトとなります。

注※2

共通メッセージログのログファイル名には,末尾に「01」または「02」が付加されます。

シーケンシャルファイル(jpclog)方式の場合

ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,上書きされます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。

ラップアラウンドファイル(jpclogw)方式の場合

ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ファイル名の末尾が「02」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「02」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,一度データをすべて削除し,先頭行からログが出力されます。そのあとログの出力ファイルが交互に入れ替わります。

ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

注※3

環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。

(2) トレースログ

ここでは,Performance Managementのログ情報のうち,PFM - RM for Platformのトレースログについて説明します。

Windowsの場合の出力元および格納先フォルダ名について,次の表に示します。

表9‒7 トレースログの格納先フォルダ名(Windowsの場合)

項番

ログ情報の種類

出力元

フォルダ名

1

トレースログ

Action Handlerサービス

インストール先フォルダ\bin\action\log\

2

Performance Managementコマンド

インストール先フォルダ\tools\log\

3

Remote Monitor Collectorサービス

インストール先フォルダ\agt7\agent\インスタンス名\log\

4

Remote Monitor Storeサービス

インストール先フォルダ\agt7\store\インスタンス名\log\

5

Status Serverサービス

インストール先フォルダ\bin\statsvr\log\

6

トレースログ(論理ホストで運用する場合)

Action Handlerサービス

環境フォルダ\jp1pc\bin\action\log\

7

Performance Managementコマンド

環境フォルダ\jp1pc\tools\log\

8

Remote Monitor Collectorサービス

環境フォルダ\jp1pc\agt7\agent\インスタンス名\log\

9

Remote Monitor Storeサービス

環境フォルダ\jp1pc\agt7\store\インスタンス名\log\

注※

環境フォルダは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のフォルダです。

UNIXの場合の出力元および格納先ディレクトリ名について,次の表に示します。

表9‒8 トレースログの格納先ディレクトリ名(UNIXの場合)

項番

ログ情報の種類

出力元

ディレクトリ名

1

トレースログ

Action Handlerサービス

/opt/bin/action/log/

2

Performance Managementコマンド

/opt/jp1pc/tools/log/

3

Remote Monitor Collectorサービス

/opt/jp1pc/agt7/agent/インスタンス名/log/

4

Remote Monitor Storeサービス

/opt/jp1pc/agt7/store/インスタンス名/log/

5

Status Serverサービス

/opt/jp1pc/bin/statsvr/log/

6

トレースログ(論理ホストで運用する場合)

Action Handlerサービス

環境ディレクトリ/jp1pc/bin/action/log/

7

Performance Managementコマンド

環境ディレクトリ/jp1pc/tools/log/

8

Remote Monitor Collectorサービス

環境ディレクトリ/jp1pc/agt7/agent/インスタンス名/log/

9

Remote Monitor Storeサービス

環境ディレクトリ/jp1pc/agt7/store/インスタンス名/log/

注※

環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。

(3) エージェントログ

ここでは,Performance Managementのログ情報のうち,PFM - RM for Platformのエージェントログについて説明します。

出力元,出力先,ログファイル名,およびディスク使用量を次の表に示します。

表9‒9 エージェントログのファイル(Windowsの場合)

項番

ログ情報の種類

出力元

出力先

ファイル名

デフォルトのディスク使用量※1

(メガバイト)

1

通常ログ

PFM - RM for Platform

インストール先フォルダ\agt7\agent\インスタンス名\log\

collect_core_nn※2

3(*4)※3

2

collect_nn※2

3

timer_core_nn※2

4

timer_nn※2

5

target_監視対象名_nn※2

6

通常ログ(論理ホストで運用する場合)

PFM - RM for Platform

環境フォルダ※4\jp1pc\agt7\agent\インスタンス名\log\

collect_core_nn※2

3(*4)※3

7

collect_nn※2

8

timer_core_nn※2

9

timer_nn※2

10

target_監視対象名_nn※2

注※1

エージェントログの最大ファイルサイズは,次の方法で確認および変更できます。

・jpcconf instコマンド

・PFM - Web Console画面のRemote Monitor Configurationプロパティ

jpcconf instコマンドでの変更方法については,「3.6.2 インスタンス環境の更新」を参照してください。

注※2

エージェントログはシーケンシャル方式です。まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」以降のログファイルがある場合は,上書きされます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。

なお,ファイル名の末尾のnnは,01〜04です。

注※3

( )内の数字は,ログファイルの数を示します。例えば,「3(*4)」の場合,ディスク使用量が3メガバイトのログファイルが最大で4つ作成されることを示します。この場合,ディスク使用量は合計で12メガバイトとなります。

1インスタンス当たりのエージェントログのディスク使用量の見積もり式を次に示します。単位はメガバイトです。

(4 + 監視対象数)*4*インスタンス環境のLog_Sizeの値

注※4

環境フォルダは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のフォルダです。

表9‒10 エージェントログのファイル(UNIXの場合)

項番

ログ情報の種類

出力元

出力先

ファイル名

デフォルトのディスク使用量※1

(メガバイト)

1

通常ログ

PFM - RM for Platform

/opt/jp1pc/agt7/agent/インスタンス名/log/

collect_nn※2

3(*4)※3

2

timer_nn※2

3

target_監視対象名_nn※2

4

通常ログ(論理ホストで運用する場合)

PFM - RM for Platform

環境ディレクトリ※4/jp1pc/agt7/agent/インスタンス名/log/

collect_nn※2

3(*4)※3

5

timer_nn※2

6

target_監視対象名_nn※2

注※1

エージェントログの最大ファイルサイズは,次の方法で確認および変更できます。

・jpcconf instコマンド

・PFM - Web Console画面のRemote Monitor Configurationプロパティ

jpcconf instコマンドでの変更方法については,「3.6.2 インスタンス環境の更新」を参照してください。

注※2

エージェントログはシーケンシャル方式です。まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」以降のログファイルがある場合は,上書きされます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。

なお,ファイル名の末尾のnnは,01〜04です。

注※3

( )内の数字は,ログファイルの数を示します。例えば,「3(*4)」の場合,ディスク使用量が3メガバイトのログファイルが最大で4つ作成されることを示します。この場合,ディスク使用量は合計で12メガバイトとなります。

1インスタンス当たりのエージェントログのディスク使用量の見積もり式を次に示します。単位はメガバイトです。

(2 + 監視対象数)*4*インスタンス環境のLog_Sizeの値

注※4

環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。