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JP1 Version 10 JP1/Performance Management リファレンス


jpctool db import

〈このページの構成〉

形式

形式1

jpctool db import    -key サービスキー
                     [-inst インスタンス名]
                     [-lhost 論理ホスト名]
                     [-force]
                     -d バックアップディレクトリ[-add]

形式2

jpctool db import    -key サービスキー
                     [-inst インスタンス名]
                     [-lhost 論理ホスト名]
                     [-force]
                     -clear

機能

jpctool db importコマンドは,Storeデータベースにバックアップデータをインポートするコマンドです。

jpctool db importコマンドは,対象のStoreサービスのStoreバージョンが2.0の場合だけ使用できます。

コマンドを実行できるホスト

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pc/tools/

引数

-key サービスキー

バックアップデータをインポートするStoreサービスのサービスキーを指定します。プロダクト名表示機能が有効な場合はプロダクト名でも指定できます。ここで指定できるサービスキーは,PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーだけです。PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,命名規則について説明している個所を参照してください。

-inst インスタンス名

バックアップデータをインポートするインスタンス名を指定します。1〜32バイトの半角英数字で指定します。

このオプションは,バックアップデータをインポートするStoreサービスが,マルチインスタンスエージェントのStoreサービスの場合は必ず指定してください。シングルインスタンスエージェントの場合は指定できません。

-lhost 論理ホスト名

バックアップデータをインポートするStoreサービスの論理ホスト名を指定します。1〜32バイトの半角英数字で指定します。

このオプションを省略した場合は,物理ホストのStoreサービスにセットアップを実施します。

-force

このオプションを指定すると,確認のメッセージを表示しません。

-d バックアップディレクトリ

インポートするデータのあるバックアップディレクトリ名を指定します。ローカルディスク上のディレクトリだけを指定してください。バックアップディレクトリ名に次の文字は指定できません。

 ; , * ? ' " < > |

これらの文字を含まない1〜214バイトの相対パスまたは絶対パスで指定してください。相対パスの場合は,コマンド実行時のカレントディレクトリからの相対パスを指定してください。

-add

このオプションを指定すると現在のインポートデータに追加してインポートを実施します。このオプションを省略した場合は,現在のインポートデータは削除してインポートします。

-clear

インポートしたデータを削除します。

注意事項

戻り値

0

正常終了した。

1

引数の指定に誤りがある。

2

コマンドの実行権限がない。

3

指定されたサービスが起動していない。

5

指定されたPFM - AgentまたはPFM - RMがインストールされていない。

10

コマンドが実行中である。

11

ユーザーによって処理が中止された。

12

指定されたStoreサービスのバージョンがインポート処理の対象外である。

100

Performance Managementの環境が不正である。

102

指定された論理ホストまたはインスタンスがセットアップされていない。

104

指定されたStoreサービスはバックアップまたはエクスポート処理中である。

200

メモリーが不足している。

210

ディスク容量が不足している。

211

ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。

222

通信処理でエラーが発生した。

255

予期しないエラーが発生した。