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JP1 Version 10 JP1/Performance Management リファレンス


jpctool config mgrexport

〈このページの構成〉

形式

jpctool config mgrexport    -d エクスポート先ディレクトリ

機能

jpctool config mgrexportコマンドは,監視二重化の環境にあるPFM - Managerの定義情報ファイルを,指定されたディレクトリにエクスポートするコマンドです。

エクスポートする定義情報は次のとおりです。

また,UNIXで実行する場合は,Kornシェル(ksh)を利用できる環境である必要があります。適用するパッケージの詳細については,PFM - Managerのリリースノートを参照してください。

コマンドを実行できるホスト

PFM - Manager

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー(uid=0のユーザー)

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pc/tools/

引数

-d エクスポート先ディレクトリ

定義情報のエクスポート先のディレクトリを指定します。

1〜35バイトの半角英数字,半角空白,または次に示す記号を指定できます。

-_#():/\

ディレクトリは,相対パスでは指定できません。必ず絶対パスで指定してください。

空白文字を含む場合," "で囲んでください。また,次の記号を指定する場合,シェルまたはコマンドプロンプトで解析されるのを防ぐため," "で囲んで指定してください。

( )

ディレクトリ名としてPerformance Managementのインストール先ディレクトリを指定しないでください。また,配下にファイルまたはディレクトリのない空のディレクトリを指定してください。

注意事項

戻り値

0

正常終了した。

1

コマンドラインの形式が不正である。

2

コマンドの実行権限がない。

5

Performance Managementホスト以外のホストで実行された。

10

コマンドが実行中である。

12

監視二重化の環境で実行されていない。

100

Performance Managementの環境が不正である。

105

カレントディレクトリがjpctool config mgrexportコマンドの格納先ディレクトリではない。

200

メモリーが不足している。

210

ディスク容量が不足している。

211

ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。

235

1つ以上のファイルのコピーに失敗した。

255

予期しないエラーが発生した。

使用例

/tmp/pfmexportディレクトリに定義情報をエクスポートする場合のコマンド実行例を次に示します。

jpctool config mgrexport -d /tmp/pfmexport