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JP1 Version 10 JP1/Performance Management 運用ガイド


14.1 ネットワーク管理製品(NNM)と連携した稼働監視の概要

Performance Managementは,ネットワーク管理製品であるNNMと連携して稼働監視できます。

Performance Managementは,監視対象プログラムがしきい値を超え,アラームイベントが発生したときに,SNMPトラップを発行できます。そのため,NNMからSNMPトラップを利用して,Performance Management上で発生した障害などを監視できます。NNMと連携することで,Performance ManagementやほかのJP1製品の状態をNNMのネットワーク監視画面で監視したり,NNMのネットワーク監視画面からPerformance Managementの画面を起動させてレポートを表示したりできます。

NNMと連携したPerformance Managementによる稼働監視の例を次の図に示します。

図14‒1 NNMと連携したPerformance Managementによる稼働監視の例

[図データ]

参考 NNMとは

NNMはJP1シリーズのネットワークを管理するための製品です。企業情報システム全体を統合管理するための機能を提供します。企業情報システムのネットワークを一元管理するための機能を提供します。NNMは,SNMPプロトコルを使って大規模ネットワークを管理し,ネットワーク管理コンソールでシステム内のノード情報の構成を一元管理できます。NNMの詳細については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」またはHP NNMのマニュアルを参照してください。