13.4.1 JP1/ITSLMと連携したあとにホスト名を変更する場合の流れ
JP1/ITSLMと連携したあとにPFM - Managerホスト,JP1/ITSLMホスト,PFM - Web Consoleホスト,PFM - Agentホスト,およびPFM - RMホストの物理ホスト名または論理ホスト名を変更する場合の流れについて次に示します。
Performance Managementの通常のホスト名の変更手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の物理ホスト名の変更手順について説明している個所,クラスタシステムを利用している場合はこのマニュアルの「10.3.3 運用開始後のマシンの論理ホスト名の変更」または「10.5.3 運用開始後のマシンの論理ホスト名の変更」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) PFM - Managerのホスト名を変更する流れ
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通常のPFM - Managerのホスト名の変更手順に従って,ホスト名を変更する。
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JP1/ITSLMでPFM - Managerのホスト名を変更する。
JP1/ITSLMホストから,変更後のManagerホスト名の名前解決ができるように設定してください。
JP1/ITSLMでのPFM - Managerのホスト名の変更方法については,マニュアル「JP1/IT Service Level Management」のPFM - Managerのホスト名を変更する手順について説明している個所を参照してください。
カスタム監視項目定義ファイルを利用し,ヘルスチェックエージェントをJP1/ITSLMと連携させている場合は,「13.4.1(4) PFM - AgentおよびPFM - RMのホスト名を変更する流れ」の作業を実施する必要があります。
(2) JP1/ITSLMのホスト名を変更する流れ
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通常のJP1/ITSLMのホスト名の変更手順に従って,ホスト名を変更する。
JP1/ITSLMのホスト名の変更については,マニュアル「JP1/IT Service Level Management」のJP1/ITSLM - Managerのホスト名を変更する手順について説明している個所を参照してください。
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PFM - Managerで変更前のJP1/ITSLMとの連携を解除する。
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PFM - Managerで変更後のJP1/ITSLMのホストとの連携を設定する。
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PFM - AgentおよびPFM - RMで,JP1/ITSLMのホスト名を設定する。
JP1/ITSLMとの連携に関係するPFM - AgentおよびPFM - RMホストから,変更後のJP1/ITSLMホスト名の名前解決ができるように設定してください。
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JP1/ITSLMで監視対象であるすべてのPFM - AgentおよびPFM - RMに対して,再度監視開始を実施する。
連携解除および連携の設定については,「13.3.3 JP1/ITSLMとの連携を解除する手順」および「13.3.1 JP1/ITSLMと連携するためのセットアップ手順」を参照してください。
(3) PFM - Web Consoleのホスト名を変更する流れ
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通常のPFM - Web Consoleのホスト名の変更手順に従って,ホスト名を変更する。
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JP1/ITSLMでPFM - Web Consoleのホスト名を変更する。
Webブラウザを利用するホストから,変更後のPFM - Web Consoleホスト名の名前解決ができるように設定してください。
JP1/ITSLMでのPFM - Web Consoleのホスト名の変更方法については,マニュアル「JP1/IT Service Level Management」のJP1/PFM - Web Consoleのホスト名を変更する(JP1/PFMとの連携)について説明している個所を参照してください。
(4) PFM - AgentおよびPFM - RMのホスト名を変更する流れ
PFM - AgentおよびPFM - RMのホスト名を変更する場合,JP1/ITSLMで設定した監視項目は受け継がれません。そのため,ホスト名の変更後,再度JP1/ITSLMで監視を設定する必要があります。
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対象のPFM - AgentおよびPFM - RMを起動する。
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JP1/ITSLMで対象のPFM - AgentおよびPFM - RMの監視停止を実行する。
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通常のPFM - AgentおよびPFM - RMのホスト名の変更手順に従って,ホスト名を変更する。
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JP1/ITSLMで構成情報の更新を実行する。
変更前のPFM - AgentおよびPFM - RMが削除され,変更後のPFM - AgentおよびPFM - RMが表示されます。
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JP1/ITSLMで変更後のPFM - AgentおよびPFM - RMに対して監視設定を実施する。
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JP1/ITSLMで変更後のPFM - AgentおよびPFM - RMに対して監視開始を実行する。
手順2の監視停止をしないで以降の手順を実施した場合は,監視コンソールから対象のPFM - AgentまたはPFM - RMとJP1/ITSLMの接続停止をしてから手順6の監視開始を実行し直してください。このとき,手順4,5を実施していない場合は,あわせて実施してください。
接続停止については,「13.3.3(3)(b) 接続停止の手順」を参照してください。
(5) 監視対象ホストのホスト名を変更する流れ
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JP1/ITSLMで構成情報の更新を実行する。
変更したホストが属する業務グループの設定を見直す必要があれば,PFM - Managerで見直しを実施してください。