10.4.3 PFM - Web Consoleのインストールとセットアップ
(1) インストールとセットアップの流れ
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手順中のは実行系ノードで行う項目を,
は待機系ノードで行う項目を示します。また,
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(2) インストール手順
![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
実行系ノードおよび待機系ノードに,PFM - Web Consoleを新規インストールします。インストール手順は非クラスタシステムの場合と同じです。
インストール手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップ(UNIXの場合)について説明している章を参照してください。
- 注意
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インストール先はローカルディスクです。共有ディスクにはインストールしないでください。
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実行系ノードと待機系ノードのPFM - Web Consoleは同じパスにインストールしてください。
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(3) セットアップ手順
PFM - Web Consoleを論理ホスト運用する場合,実行系ノードと待機系ノードで環境構成を同じにする必要があります。
(a) PFM - Web Consoleにエージェント情報を登録する
![[図データ]](GRAPHICS/ZU105006.GIF)
クラスタシステムでPFM - AgentまたはPFM - RMを一元管理するために,実行系ノードおよび待機系ノードのPFM - Web ConsoleにPFM - AgentまたはPFM - RMのエージェント情報を登録します。
PFM - Managerのバージョンが08-50以降の場合,PFM - AgentまたはPFM - RMの登録は自動で行われるため,PFM - AgentまたはPFM - RM情報の追加セットアップは不要です。ただし,PFM - Managerより後でリリースされたPFM - AgentまたはPFM - RMについては手動で登録する必要があります。PFM - Manager,PFM - Agent,およびPFM - RMのそれぞれのリリース時期についてはリリースノートを参照してください。
- 注意
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すでにPFM - AgentまたはPFM - RMの情報が登録されているPerformance Managementシステムに,新たに同じプロダクトIDで,同じバージョンのPFM - AgentまたはPFM - RMを追加した場合,PFM - AgentまたはPFM - RMの登録は必要ありません。
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バージョンが異なる同じプロダクトIDのPFM - AgentまたはPFM - RMを,異なるホストにインストールする場合,最新バージョンのPFM - AgentまたはPFM - RMをセットアップしてください。
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PFM - Web Consoleのエージェント情報の追加セットアップは,「図10-23 論理ホスト運用するPFM - Web Consoleのインストールおよびセットアップの流れ」で示す流れで実施します。
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セットアップファイルをコピーする。
PFM - AgentまたはPFM - RMのセットアップファイルを,PFM - Web Consoleの実行系ノードおよび待機系ノードの次の場所にコピーします。
/opt/jp1pcwebcon/setup/
コピーするセットアップファイルおよび手順は,PFM - Managerに追加セットアップする場合と同じです。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップ(UNIXの場合)について説明している章を参照してください。
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待機系ノードでセットアップコマンドを実行する。
待機系ノードで,jpcwagtsetupコマンドを実行し,エージェント情報を登録します。
次のようにコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
jpcwagtsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- 補足
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PFM - AgentまたはPFM - RMのエージェント情報をPFM - Web Consoleに登録した場合は,PFM - Web Consoleを再起動する必要があります。ただし,待機系ノードは,フェールオーバー時にPFM - Web Consoleが再起動されるため,手順2のあとの再起動は必要ありません。
(b) 接続先PFM - Managerを設定する![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
PFM - Web Consoleが接続するPFM - ManagerホストのIPアドレスまたはホスト名を,待機系ノードで,初期設定ファイル(config.xml)に設定します。接続するPFM - Managerがクラスタシステムで運用されている場合は,論理IPアドレスまたは論理ホスト名を設定してください。
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初期設定ファイル(config.xml)を開く。
/opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlファイルをテキストエディターやXMLエディターなどで開きます。
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接続するPFM - ManagerホストのIPアドレスまたはホスト名を設定する。
<vsa>タグ内の<vserver-connection>タグ直後に,次に示すタグを記述します。
<param name="host" value="IPアドレスまたはホスト名"/>
例えば,接続するPFM - ManagerホストのIPアドレスが,「10.210.24.56」の場合,次のように設定します。
<vsa> <vserver-connection> <param name="host" value="10.210.24.56"/> <!-- The host computer name to which PFM View Server uses. Specifiable values: 1024 to 65535 Default : 22286 --> <param name="port" value="22286"/> </vserver-connection>
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手順2で編集した初期設定ファイル(config.xml)を保存する。
- 注意事項
-
初期設定ファイル(config.xml)は,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。
(c) PFM - Web Consoleの論理ホストを設定する![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
PFM - Web Consoleホストの論理IPアドレスまたは論理ホスト名を,待機系ノードで,初期設定ファイル(config.xml)に設定します。
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初期設定ファイル(config.xml)を開く。
/opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlファイルをテキストエディターやXMLエディターなどで開きます。
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PFM - Web Consoleホストの論理IPアドレスまたは論理ホスト名を設定する。
<vsa>タグ内の<vserver-connection>タグ内に,次に示すタグを記述します。
<param name="ownHost" value="論理IPアドレスまたは論理ホスト名"/>
例えば,PFM - Web Consoleホストの論理IPアドレスが,「10.210.26.18」の場合,次のように設定します。
<vsa> <vserver-connection> <param name="host" value="10.210.24.56"/> <!-- The host computer name to which PFM View Server uses. Specifiable values: 1024 to 65535 Default : 22286 --> <param name="port" value="22286"/> <param name="ownHost" value="10.210.26.18"/> </vserver-connection>
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手順2で編集した初期設定ファイル(config.xml)を保存する。
- 注意事項
-
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初期設定ファイル(config.xml)は,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。
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<!-- <param name="ownHost" value="論理IPアドレスまたは論理ホスト名"/> -->というように,パラメーターのXMLタグ自身は<!-- -->でコメントアウトされています。タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。
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(d) ブックマーク定義情報の格納先を設定する![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
ブックマークの定義情報を格納するディレクトリを,待機系ノードで,初期設定ファイル(config.xml)に設定します。格納先のディレクトリは,フェールオーバー時にブックマークの定義情報を引き継がせるため,共有ディスク上のディレクトリを指定します。
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初期設定ファイル(config.xml)を開く。
/opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlファイルをテキストエディターやXMLエディターなどで開きます。
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ブックマークの定義情報を格納するディレクトリを設定する。
初期設定ファイル(config.xml)の<vsa>タグ内にある<format>タグ直後の<bookmark>タグに,格納先ディレクトリを設定します。
設定した格納先ディレクトリは,PFM - Web Consoleサービスの起動時に,自動的に作成されます。
例えば,「環境ディレクトリ/jp1pcwebcon/common/bookmarks」を格納先ディレクトリにしたいとき,次のように設定します。
</format> <bookmark> <!-- The directory where bookmark repository is stored. Default : <install directory>/bookmarks --> <param name="bookmarkRepository" value="環境ディレクトリ/jp1pcwebcon/common/bookmarks"/> </bookmark> </vsa>
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手順2で編集した初期設定ファイル(config.xml)を保存する。
- 注意事項
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初期設定ファイル(config.xml)は,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。
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<!-- <param name="bookmarkRepository" value=""/> -->というように,パラメーターのXMLタグ自身は<!-- -->でコメントアウトされています。タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。
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(e) プロセス監視定義テンプレートの格納先を設定する![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
プロセス監視の定義テンプレートを格納するフォルダを,待機系ノードで,初期設定ファイル(config.xml)に設定します。格納先のフォルダは,フェールオーバー時にプロセス監視の定義テンプレートを引き継がせるため,共有ディスク上のフォルダを指定します。
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初期設定ファイル(config.xml)を開く。
インストール先フォルダ\conf\config.xmlファイルをテキストエディターやXMLエディターなどで開きます。
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プロセス監視の定義テンプレートを格納するディレクトリを設定する。
初期設定ファイル(config.xml)の<vsa>タグ内にある<process-monitoring>タグに,格納先ディレクトリを設定します。
設定した格納先ディレクトリは,PFM - Web Consoleサービスの起動時に,自動的に作成されます。
例えば,「環境ディレクトリ/jp1pcWebCon/processMonitoringTemplates」を格納先ディレクトリにしたいとき,次のように設定します。
<process-monitoring> <!-- The directory where templates of process monitoring are stored. Default : <install directory>/processMonitoringTemplates --> <param name="processMonitoringTemplatesRepository" value="環境ディレクトリ/jp1pcWebCon/processMonitoringTemplates"/> </process-monitoring> </vsa>
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手順2で編集した初期設定ファイル(config.xml)を保存する。
- 注意事項
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初期設定ファイル(config.xml)は,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。
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<!-- <param name="processMonitoringTemplatesRepository" value=""/> -->というように,パラメーターのXMLタグ自身は<!-- -->でコメントアウトされています。タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。
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(f) usrconfig.cfgを設定する![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
システムロケールとusrconf.cfgファイルの言語設定が異なる場合,待機系ノードでusrconf.cfgファイルの設定を変更します。
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テキストエディターなどでusrconf.cfgファイルを開く
usrconf.cfgファイルは,次のフォルダに格納されています。
/opt/jp1pcwebcon/CPSB/CC/web/containers/PFMWebConsole/usrconf/
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usrconf.cfgファイルを編集する
例えば,システムロケールが日本語でusrconf.cfgファイルの言語設定が英語の場合,日本語に設定を変更したいときはusrconf.cfgファイルを次のように設定します。
add.jvm.arg=-Duser.language=ja add.jvm.arg=-Duser.country=JP
usrconf.cfgファイルの設定の変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,LANG環境変数の設定について説明している章を参照してください。
(g) 設定ファイルの実行系ノードへのコピー
![[図データ]](GRAPHICS/ZU115910.GIF)
(b),(c),(d)および(e)で編集した初期設定ファイル(config.xml)を,実行系ノードにコピーします。実行系ノードの次の場所にコピーしてください。
/opt/jp1pcwebcon/conf/
(f)で待機系ノードのusrconf.cfgファイルの設定を変更した場合は,実行系ノードにコピーします。実行系ノードの次の場所にコピーしてください。
/opt/jp1pcwebcon/CPSB/CC/web/containers/PFMWebConsole/usrconf/
(h) 共有ディスクのオンライン確認![[図データ]](GRAPHICS/ZU115910.GIF)
実行系ノードで共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。共有ディスクがオンラインになっていない場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャーの操作などで,共有ディスクをオンラインにしてください。
(i) PFM - AgentまたはPFM - RM情報を追加セットアップする
![[図データ]](GRAPHICS/ZU105006.GIF)
実行系ノードで(a)でコピーしたセットアップファイルを使い,PFM - AgentまたはPFM - RMのエージェント情報を追加セットアップします。
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実行系ノードで,PFM - Web Consoleサービスを停止する。
クラスタソフトへの登録前の場合,jpcwstopコマンドでサービスを停止させてください。強制停止する場合は,jpcwstopコマンドに-immediateオプションを付けて実行してください。
クラスタソフトへの登録後,PFM - AgentまたはPFM - RMの追加など構成を変更する場合,クラスタソフトからサービスを停止させてください。なお,構成変更の詳細については,「10.5 クラスタシステムでの構成変更(UNIXの場合)」を参照してください。
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実行系ノードでセットアップコマンドを実行する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
jpcwagtsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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実行系ノードで,PFM - Web Consoleサービスを起動する。
手順1で停止させていたPFM - Web Consoleサービスを起動します。
(4) クラスタソフトの設定手順
クラスタソフトにPFM - Web Consoleを設定します。実行系ノードと待機系ノードでそれぞれに設定します。
(a) クラスタソフトでのPFM - Web Consoleの登録
![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
PFM - Web Consoleを論理ホスト運用する場合は,クラスタソフトに登録し,クラスタソフトからの制御でPFM - Web Consoleを起動したり停止したりするように設定します。
クラスタソフトに,アプリケーションを登録する場合に必要な項目は「起動」「停止」「動作監視」「強制停止」の4つがあります。
PFM - Web Consoleでは,次の表のように設定します。
項目 |
説明 |
---|---|
起動 |
次のコマンドを実行して,PFM - Web Consoleを起動する。 /opt/jp1pcwebcon/tools/jpcwstart |
停止 |
次のコマンドを実行して,PFM - Web Consoleを停止する。 /opt/jp1pcwebcon/tools/jpcwstop |
強制停止 |
次のコマンドを実行して,PFM - Web Consoleを強制停止する。 /opt/jp1pcwebcon/tools/jpcwstop -immediate |
動作監視 |
次のプロセスが動作していることを,psコマンドで確認する。 ps -ef | grep "プロセス名" | grep -v "grep監視対象のプロセス" プロセス名については「10.6.1(3) サービス名について」を参照のこと。 |
- 注意
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クラスタに登録するPFM - Web Consoleは,クラスタから起動および停止を制御しますので,OS起動時の自動起動設定をしないでください。
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PFM - Web Consoleを日本語環境で実行する場合,クラスタソフトに登録するスクリプトでLANGを設定してから,起動コマンドを実行するようにしてください。
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クラスタソフトがコマンドの戻り値で実行結果を判定する場合は,PFM - Web Consoleのコマンドの戻り値をクラスタソフトの期待する値に変換するように設定してください。PFM - Web Consoleのコマンドの戻り値については,各コマンドのリファレンスを確認してください。
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ユーザーがPFM - Web Consoleを操作中にjpcwstopコマンドを実行した場合など,停止処理に時間が掛かる場合があります。
クラスタソフトにjpcwstopコマンドを登録する際に,jpcwstopコマンドの戻り値(4)が返された場合に,数分待ってから再度jpcwstopコマンドを実行するスクリプトを作成して,jpcwstopコマンドを登録してください。
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psコマンドでプロセス名および論理ホスト名を特定する場合,psコマンドがプロセス名および論理ホスト名の取得に失敗することがあります。psコマンドがプロセス名および論理ホスト名の取得に失敗すると,[ ](角括弧)が付いて表示されるケースがあります。OSのpsコマンドのリファレンスを確認して,コマンドを再実行してください。
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(b) クラスタソフトからの起動と停止の確認
![[図データ]](GRAPHICS/ZU115920.GIF)
クラスタソフトからの操作で,PFM - Managerの起動および停止を各ノードで実行し,正常に動作することを確認してください。