8.3.2 監視一時停止の設定情報の自動同期オプション(監視二重化の場合)
監視二重化の環境で監視を一時停止または再開する場合に,プライマリーとセカンダリーで監視一時停止の設定情報を自動同期するには,監視一時停止の設定情報の自動同期オプションを有効にします。
監視一時停止の設定情報の自動同期オプションは,初回インストール時は無効に設定されています。有効にするには,プライマリーおよびセカンダリーのPFM - Managerの起動情報ファイル(jpccomm.ini)の[Common Section]セクションで,Auto Sync for Suspend Settingの値を1に変更します。
jpccomm.iniファイルの変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,起動情報ファイル(jpccomm.ini)について説明している個所を参照してください。
なお,自動同期するにはプライマリーおよびセカンダリーのPFM - Managerで次の条件を満たす必要があります。
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監視一時停止の設定情報の自動同期オプションが有効になっている
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PFM - Managerが起動している
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Master Managerサービスが同じポート番号で固定されている
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ヘルスチェック機能の監視レベルの設定値(ヘルスチェックエージェントのHealth Check Configurationsフォルダ配下のMonitoring Levelプロパティに指定した値)が同一になっている
条件を満たしていないなどの理由で自動同期に失敗した場合は,プライマリーのPFM - Managerの共通メッセージログに,KAVE00517-Wメッセージが出力されます。その場合,定義情報を二重化してください。詳細については,「11.5 定義情報の二重化」を参照してください。
- 注意事項
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監視二重化の環境では,設定情報がプライマリーとセカンダリーで同一ではない間は,監視一時停止機能が正しく動作しません。