Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Performance Management 運用ガイド


2.4 ユーザーアカウントの認証モードを設定する

ユーザーアカウントの認証モード(管理方式)は,jpcvsvr.iniファイルで設定します。なお,デフォルトの認証モードはPFM認証モードです。PFM認証モードのまま運用する場合,ここで説明する手順は不要です。

  1. PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleのサービスを停止させる。

    PFM - Web Consoleのサービス,PFM - Managerのサービスの順に停止させてください。

  2. テキストエディターなどで,jpcvsvr.iniファイルを開く。

    jpcvsvr.iniファイルは,次の場所に格納されています。

    物理ホストの場合

    Windowsの場合

     インストール先フォルダ\mgr\viewsvr\jpcvsvr.ini

    UNIXの場合

     /opt/jp1pc/mgr/viewsvr/jpcvsvr.ini

    論理ホストの場合

    Windowsの場合

     環境ディレクトリ\jp1pc\mgr\viewsvr\jpcvsvr.ini

    UNIXの場合

     環境ディレクトリ/jp1pc/mgr/viewsvr/jpcvsvr.ini

  3. jpcvsvr.iniファイルのUserServer.authenticationModeの値を変更する。

    表2‒5 認証モードの設定内容

    認証モード

    設定内容

    PFM認証モード

    UserServer.authenticationMode=PFM

    JP1認証モード

    UserServer.authenticationMode=JP1

    参考

    不正な値を指定した場合は,PFM認証モードが設定されます。

  4. jpcvsvr.iniファイルを保存して閉じる。

  5. PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleのサービスを起動させる。

    PFM - Managerのサービス,PFM - Web Consoleのサービスの順に起動させてください。

    変更したjpcvsvr.iniファイルが読み込まれ,認証モードが設定されます。

注意

認証モードの設定後,設定したモードと異なる管理方式のユーザーアカウントでPFM - Web Consoleにログインした場合は,認証エラーを示すメッセージが表示されます。

参考

jpcvsvr.iniファイルの設定内容をインストール時の状態に戻すには,jpcvsvr.iniファイルの格納先フォルダにあるjpcvsvr.ini.modelファイルをjpcvsvr.iniファイルに上書きしてください。