付録A.1 システム構成
- 〈この項の構成〉
(1) 接続できるPFM - Web Console数
1つのPFM - Managerに接続できるPFM - Web Consoleの最大数は,20です。
(2) 接続できるPFM - AgentおよびPFM - RM数
1つのPFM - Managerに接続できるPFM - AgentおよびPFM - RMの最大数は,1,200です。ただし,PFM - AgentおよびPFM - RMから発行されるアラームイベントの発行頻度が高くなったり,多数のPFM - AgentおよびPFM - RMから同時にアラームイベントが発行されたりすると,PFM - Managerのアラームイベント処理に遅延が発生します。
PFM - Managerでアラームイベントを効率的に処理するために,システム内で発生するアラームイベントの数を,ピーク時で1分間につき最大150アラーム程度に抑えるよう設計してください。
なお,Performance Management以外のプログラムが原因となるシステムの性能の負荷は考慮していません。PFM - Agent,PFM - RMの数,および時間当たりの最大アラーム数は目安となっていますので,運用を始める前にシステムの動作を検証してください。
接続できるPFM - AgentおよびPFM - RM数は,次のように算出してください。
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PFM - Agentの場合
PFM - Agentの数は,動作するAgent Collectorサービスの数です。
ホスト上にマルチインスタンスエージェントが2つ,シングルインスタンスエージェントが1つの場合,そのホスト上のPFM - Agentの数は3となります。
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PFM - RMの場合
PFM - RMの数は,動作するRM Collectorサービス,監視するリモートエージェント,およびグループエージェントの数の総和です。
グループエージェントは,PFM - RMで作成されたインスタンスにつき1つ作成されます。ホスト上にPFM - RMのインスタンスが2つあり,それぞれが監視するリモートエージェントの数が10台ある場合,そのホスト上のPFM - RMの数は次のようになります。
- 注意
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PFM - AgentおよびPFM - RMの接続最大数を超えるシステムを構築する場合,拠点ごとにPFM - Managerを設置し,PFM - AgentおよびPFM - RMを分散して運用してください。その際,PFM - Web Consoleを各拠点のPFM - Managerに接続して運用してください。
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PFM - AgentおよびPFM - RMから発行されるアラームイベントの発行頻度が高くなったり,多数のPFM - AgentおよびPFM - RMから同時にアラームイベントが発行されたりすると,PFM - Managerのアラームイベント処理に遅延が発生します。その場合も,拠点ごとにPFM - Managerを設置し,PFM - AgentおよびPFM - RMを分散させて管理するようにしてください。
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アラームのアクションを設定する際,PFM - Web Consoleの[新規アラーム > アクション定義]画面の[コマンド]フィールドの[アクションハンドラ]に「LOCAL」以外を選択すると,PFM - Managerに負荷が集中します。大規模システムで,アラームを契機としてアクションを実行させる場合は,PFM - Managerホストへの負荷集中を防止するために,[新規アラーム > アクション定義]画面の[コマンド]フィールドの[アクションハンドラ]に「LOCAL」を選択するようにしてください。
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アラームを設定する際,PFM - Web Consoleの[新規アラーム > 基本情報]画面の[高度な設定]エリアで,[常にアラーム通知する]や[すべてのデータを評価する]を選択すると,アラームイベントの発行頻度が高くなります。大規模システムでこれらを選択する場合は,[発生頻度]で設定するインターバル値を高く設定することで,システムに負荷を掛けないようにしてください。
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多数のPFM - AgentおよびPFM - RMを起動している状態で,PFM - Managerを起動すると,PFM - Managerの起動に時間が掛かることがあります。その場合は,PFM - Managerを起動してから,各PFM - AgentおよびPFM - RMを起動するようにしてください。
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(3) PFM - Web Consoleが接続できるPFM - AgentおよびPFM - RM数
1つのPFM - Managerに接続できるPFM - AgentおよびPFM - RMの最大数になります。
(4) 管理できるホスト数
1つのPFM - Manageが管理できるホストの最大数は,1,024です。管理できるホストの最大数とは,物理ホスト,論理ホスト,およびPFM - RMでリモート監視するホストの合計値です。また,PFM - ManagerにPFM - AgentおよびPFM - RMがない場合,PFM - Managerはカウントされません。
ホスト数の計算方法を次の例に示します。
Performance Managementシステムの環境条件
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ホスト1にはPFM - Managerが導入され,PFM - AgentおよびPFM - RMがありません。
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ホスト2にはPFM - Agent for PlatformとPFM - Agent for Oracle(2インスタンス作成)があります。
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ホスト3にはPFM - RMのインスタンスが2つあり,それぞれが監視するリモートエージェントの数は10台あります。
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ホスト4にはPFM - Agent for Oracleが論理構成で論理上に1つインスタンスがあります。
ホスト数の計算方法
この場合のホスト数は,0 + 1 + 21 + 2 = 24となります。
それぞれのホスト数の計算方法を次に示します。
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ホスト1はPFM - ManagerにPFM - AgentおよびPFM - RMがないため,0となります。
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ホスト2はPFM - Agentは複数ありますがホストは1つなので,1となります。
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ホスト3はPFM - RMのインスタンスは2つですが同一ホスト上にあるのでホスト数は1,リモートエージェントが監視するホストは20なので,1 + 20 = 21となります。
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ホスト4はPFM - Agent for oracleが論理構成となりPFMのサービスは物理ホストと論理ホストに存在するためホスト数は2となります。