Hitachi

Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


9.20 npupdatesearchdataコマンド(検索用データの更新)

機能

コマンド実行時の業務コンテンツの内容を,検索用のデータに反映します。このコマンドは,業務実行画面に[検索]タブを表示している環境で使用してください。

このコマンドは,次の場合に使用します。

なお,サービスプロパティファイル(ucnp_service.ini)でこのコマンドを自動実行するよう設定している場合,手動での実行は不要です。ただし,npimportコマンドおよびnppubimportコマンドの実行後は,更新される業務コンテンツの数が多いことが想定されるため,これらのコマンドの実行後にnpupdatesearchdataコマンドを実行することを推奨します。

コマンド実行時には,ナビゲーション プラットフォームが起動している必要があります。

なお,このコマンドは,npstopコマンド(停止)が実行中の場合は実行できません。また,ナビゲーション プラットフォームで検索処理が実施されている間も実行できます。

形式

npupdatesearchdata△[-r]

オプション

-r

検索用データを更新したあと,検索用データベースを再編成します。

ポイント

定期的に検索用データベースの再編成を行う必要があります。Windowsのタスクにこのコマンドを登録して,1日1回を目安に実行することを推奨します。なお,検索用データベースの再編成は時間が掛かる場合があるため,ナビゲーションプラットフォームへのアクセスが少ない時刻に実行することを推奨します。

また,検索用データを自動で更新する設定にしている場合,自動更新とWindowsのタスクで設定した再編成の処理のタイミングが重なり,コマンドの排他エラーになることがあります。再編成処理が実行できていない場合は,再編成処理を再度実行してください。

トレースファイル

このコマンドを実行すると,次に示すトレースファイルが出力されます。

出力先ディレクトリ

ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥logs

ファイル名

ucnp_search_trace[N].log([N]:ファイル面数)

サイズ

ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.sizeプロパティに指定したサイズ

面数

ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.backup.numberプロパティに指定した面数

内容
  • コマンドが出力するメッセージ

  • 処理の開始/終了情報

  • エラー発生時のエラー情報

なお,トレースが初期化される前にエラーが発生した場合は,標準エラー出力に出力され,トレースには出力されません。

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

コマンドが正常終了した。

1

コマンドが異常終了した。

2

コマンドの排他エラーが発生した。

9

コマンドの実行権限エラーが発生した。

コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。

使用例

検索用のデータを更新します。

> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npupdatesearchdata