Hitachi

Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


6.7.1 ユーザプラグイン(入出力)を更新する

ここでは,ユーザプラグイン(入出力)を更新する手順について説明します。ユーザプラグイン(入出力)の更新は,システム管理者が実施します。更新は,メンテナンス(運用停止)期間中に実施してください。

更新の対象となる項目と,更新時に実行される処理については,「6.7.5 更新対象の項目」を参照してください。

  1. 作業用ディレクトリを作成します。

  2. 次のコマンドを実行し,すべての業務コンテンツをエクスポートします。また,エクスポートした業務コンテンツのエクスポート一覧ファイルを取得します。

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npexport -l 一覧ファイル出力先 作業用ディレクトリ\contents_before.zip
  3. エクスポート一覧ファイルを開き,業務コンテンツの版の数(ヘッダ1行とアクセス権グループ一覧を除いた行数)を数えます。

    数えた行数をもとに実行時間を見積もります。実行時間は次の計算式で計算してください。

    プラグインパーツ更新の実行時間(単位:秒)=(業務コンテンツの版の数)×2

    ポイント

    実行時間の見積もりが,運用を停止できる時間の範囲に収まらない場合は,[プラグインパーツ更新]画面で,次の方法で更新対象の版を減らすことができます。

    • 対象とする業務コンテンツの版を[古い公開版業務コンテンツを除く]に変更します。[古い公開版を除く]を選択した場合,更新する版の数が減少するため,実行時間が短縮されます。ただし,古い公開版から派生して業務コンテンツを更新する場合,プラグインパーツをすべて配置し直す必要があります。

    • 対象とする業務コンテンツの入出力プラグインの有無を,[選択した入出力プラグインを含む業務コンテンツ]に変更します。更新対象のユーザプラグイン(入出力)の数を減らすため,更新する版の数が減少する場合があります。

  4. メンテナンス機能を有効にするため,ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.maintenance.enableプロパティにtrueを指定します。

  5. ナビゲーション プラットフォームを再起動します。

  6. システム管理者のIDでナビゲーション プラットフォームにログインし,[プラグインパーツ更新]画面を表示させます。

  7. 画面の指示に従い,プラグインパーツの更新処理を行います。

    • 定期的に[再表示]ボタンをクリックし,処理の進捗状況を確認してください。

    • 画面に表示される更新対象の版の数が想定よりも多く,やり直したい場合や,見積もった時間内に終わらないので処理を中止したい場合は,[中止]ボタンをクリックしてください。

    • [中止]ボタンをクリックして更新を中止した場合は,ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.maintenance.enableプロパティにfalseを指定してナビゲーション プラットフォームを再起動し,作業用ディレクトリにエクスポートしたcontents_before.zipをインポートし直してください。

  8. ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.maintenance.enableプロパティにfalseを指定します。

  9. ナビゲーション プラットフォームを再起動します。