Hitachi

Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


3.4.2 操作ログのファイル容量の見積もり

次の表を参考にして,ナビゲーション プラットフォームの運用を検討してください。

表3‒3 ナビゲーション プラットフォームが想定する操作ログの運用

項番

項目

規模

(数値)

1

1日に業務実行画面を操作する利用者数

10人

2

1人の利用者が1時間当たりに実行する業務コンテンツの数

6個

3

1個の業務コンテンツ当たりのノード数

10個

4

ナビゲーション プラットフォームの1日当たりの実働時間

8時間

5

操作ログを保持する期間

180日

注※

ナビゲーション プラットフォームのレポーティング画面では,最大6か月間の操作ログを解析できます。そのため,操作ログを保持する期間は,デフォルト値の180日から変更しないことを推奨します。

この表に示した数値と異なる規模でナビゲーション プラットフォームを運用する場合は,次の計算式に従って,必要なディスク容量を見積もる必要があります。

〈この項の構成〉

(1) 操作ログのファイル容量の見積もり式(ucnpOptionsパラメタを含むURLを使用しない場合)

見積もり式(ucnp.base.server.operationlog.user.analyze.infoプロパティがtrueの場合)

1.0×{(セットアップする環境の運用で想定する,表3-3の項番1〜項番4に対応する数値)/(表3-3の項番1〜項番4の数値)} = セットアップする環境に必要な操作ログのファイル容量(単位:GB)

見積もり式(ucnp.base.server.operationlog.user.analyze.infoプロパティがfalseの場合)

ucnp.base.server.operationlog.user.analyze.infoプロパティがtrueの場合の見積もり式の計算結果×0.25 = セットアップする環境に必要な操作ログのファイル容量(単位:GB)

見積もり例
  • セットアップする環境の運用で想定する利用者数(表3-3の項番1)が20人

  • セットアップする環境の運用で想定する1人の利用者が1時間当たりに実行する業務コンテンツの数(表3-3の項番2)が9個

  • ucnp.base.server.operationlog.user.analyze.infoプロパティにtrueが指定されている

この条件を満たす環境に必要な操作ログのファイル容量は,次のように計算できます。

1.0×{20/10}×{9/6} = 1×2×1.5 = 3.0GB
ポイント

操作ログのファイル容量が大きいと,操作ログを独自に解析しづらくなります。そのため,操作ログを独自に解析する必要がない場合は,ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.operationlog.user.analyze.infoプロパティにfalseを指定することを推奨します。

(2) 操作ログのファイル容量の見積もり式(ucnpOptionsパラメタを含むURLを使用する場合)

ナビゲーション プラットフォームにアクセスするURLにucnpOptionsパラメタが含まれている場合,ucnpOptionsパラメタの指定値が操作ログに追加されます。そのため,「3.4.2(1) 操作ログのファイル容量の見積もり式(ucnpOptionsパラメタを含むURLを使用しない場合)」の見積もり式の計算結果に,次の計算式の結果を追加してください。

見積もり式(ucnpOptionsパラメタ用に必要な操作ログのファイル容量)

ucnpOptionsパラメタのサイズ×(表3-3の項番1×項番2×項番3×項番4×180 = ucnpOptionsパラメタ用に必要な操作ログのファイル容量単位:GB)