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Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


2.2.2 ユーザプラグイン

ユーザプラグインとは,ナビゲーション プラットフォームが提供するAPIを使用して開発するプラグインです。ユーザプラグインには,次の種類があります。

〈この項の構成〉

(1) 入出力プラグイン(ユーザプラグイン)の処理と動作イメージ

入出力プラグイン(ユーザプラグイン)の概要を次に示します。

図2‒6 入出力プラグイン(ユーザプラグイン)の概要

[図データ]

入出力プラグイン(ユーザプラグイン)と連携すると,次のような処理ができます。

例えば,次のような流れの業務があるとします。

  1. 契約内容の変更

  2. 変更内容の確認

1. 契約内容の変更でガイドに入力した値を,2. 変更内容の確認でガイドに表示させたい場合に,入出力プラグイン(ユーザプラグイン)とガイドを関連づけます。入出力プラグイン(ユーザプラグイン)とガイドを関連づけた場合の業務実行画面の動作イメージを次に示します。

図2‒7 入出力プラグイン(ユーザプラグイン)とガイドを関連づけた場合の業務実行画面の動作イメージ

[図データ]

入出力プラグイン(ユーザプラグイン)を使用するには,プラグインを開発することのほかに,業務編集画面で入出力プラグインとガイドを関連づける操作が必要です。この作業の詳細は,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。

(2) 中断再開プラグイン(ユーザプラグイン)の動作イメージ

中断再開プラグインを使用した場合の業務実行画面の動作イメージを次に示します。

図2‒8 中断再開プラグインを使用した場合の業務実行画面の動作イメージ

[図データ]

利用者は,業務実行画面の右上にある[一時保存]ボタンをクリックすることで,入力した情報を保存できます。業務を再開するときは,次に示す情報(中断情報)が復元されます。

注※1

ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.autoscrollプロパティがtrueの場合に,自動的にスクロールされます。

注※2

ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.directjump.enableプロパティがtrueの場合に,直接遷移できるノードが表示されます。

中断再開プラグインを使用するには,プラグインを開発することのほかに,次の作業が必要です。なお,括弧内には,詳細についての参照先を示しています。