9.16 npupdatesearchdataコマンド(検索用データの更新)
機能
コマンド実行時の業務コンテンツの内容を,検索用のデータに反映します。このコマンドは,業務実行画面に[検索]タブを表示している環境で使用してください。
このコマンドは,次の場合に使用します。
-
業務コンテンツを新規に公開した場合
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公開版の業務コンテンツを編集した場合
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公開版の業務コンテンツを削除,または非公開にした場合
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npimportコマンドまたはnppubimportコマンドで業務コンテンツを更新した場合
なお,サービスプロパティファイル(ucnp_service.ini)でこのコマンドを自動実行するよう設定している場合,手動での実行は不要です。ただし,npimportコマンドおよびnppubimportコマンドの実行後は,更新される業務コンテンツの数が多いことが想定されるため,これらのコマンドの実行後にnpupdatesearchdataコマンドを実行することを推奨します。
コマンド実行時には,ナビゲーション プラットフォームが起動している必要があります。
なお,このコマンドは,npstopコマンド(停止)が実行中の場合は実行できません。また,ナビゲーション プラットフォームで検索処理が実施されている間も実行できます。
形式
npupdatesearchdata△[-r]
オプション
- -r
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検索用データを更新したあと,検索用データベースを再編成します。
- ポイント
-
定期的に検索用データベースの再編成を行う必要があります。Windowsのタスクにこのコマンドを登録して,1日1回を目安に実行することを推奨します。なお,検索用データベースの再編成は時間が掛かる場合があるため,ナビゲーションプラットフォームへのアクセスが少ない時刻に実行することを推奨します。
また,検索用データを自動で更新する設定にしている場合,自動更新とWindowsのタスクで設定した再編成の処理のタイミングが重なり,コマンドの排他エラーになることがあります。再編成処理が実行できていない場合は,再編成処理を再度実行してください。
トレースファイル
このコマンドを実行すると,次に示すトレースファイルが出力されます。
- 出力先ディレクトリ
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ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥logs
- ファイル名
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ucnp_search_trace[N].log([N]:ファイル面数)
- サイズ
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ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.sizeプロパティに指定したサイズ
- 面数
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ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.backup.numberプロパティに指定した面数
- 内容
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コマンドが出力するメッセージ
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処理の開始/終了情報
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エラー発生時のエラー情報
なお,トレースが初期化される前にエラーが発生した場合は,標準エラー出力に出力され,トレースには出力されません。
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注意事項
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npimportコマンド(業務コンテンツのインポート)およびnppubimportコマンド(公開版業務コンテンツのインポート)の実行中に,このコマンドを実行しないでください。実行すると,業務コンテンツと検索用データの整合性が取れなくなることがあります。その場合,インポートコマンドが終了したあと,もう一度このコマンドを実行してください。
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このコマンド実行中に更新対象の検索用データを含む業務コンテンツが削除,または非公開に変更された場合,該当する業務コンテンツの検索用データが更新できなかったことを示すメッセージが出力されることがあります。その場合,業務コンテンツの更新が終了したあと,もう一度このコマンドを実行してください。
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更新する検索用データが多い場合,コマンドの実行に数分掛かる場合があります。
戻り値
戻り値 |
説明 |
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0 |
コマンドが正常終了した。 |
1 |
コマンドが異常終了した。 |
2 |
コマンドの排他エラーが発生した。 |
9 |
コマンドの実行権限エラーが発生した。 |
使用例
検索用のデータを更新します。
> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npupdatesearchdata