9.12 npsnapshotlogコマンド(トラブルシュート情報の収集)
機能
トラブルの対処に必要なトラブルシュート情報(ログや環境設定ファイル)をまとめて,ZIP形式のファイルで取得します。なお,ここで説明していない情報は,このコマンドでは取得しません。
トラブルシュート情報は,1次資料と2次資料に分類されます。1次資料と2次資料は,それぞれ別のファイルに出力されます。
このコマンドで取得できるトラブルシュート情報のうち,1次資料としてデフォルトで取得される情報を次の表に示します。
- 注※
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ここに示したのは,デフォルトのディレクトリです。ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.portal.trace.dirプロパティの指定値によって,実際には異なるディレクトリが指定されていることがあります。
このコマンドで取得できるトラブルシュート情報のうち,2次資料としてデフォルトで取得される情報を次の表に示します。
形式
npsnapshotlog△トラブルシュート情報を出力するディレクトリ
ディレクトリは,絶対パス・相対パスのどちらでも指定できます。パスが長くなり過ぎないよう,200文字以内で指定することを推奨します。
また,区切り文字には「\」を使用します。パスに半角スペースが含まれる場合は,パス全体を「"」で囲んでください。ディレクトリのパスで使用できる記号は,これら以外には半角のコロン(:)と相対パスを表す半角ピリオド(.)だけです。
注意事項
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トラブルシュート情報を出力するディレクトリは,次の条件を満たしている必要があります。
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500MB以上の空き容量がある。
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ネットワークドライブではない。
なお,トラブルシュート情報として取得される各種ログファイルの最大出力ファイルサイズおよび最大面数をデフォルト値から増やしている場合は,500MB以上の空き容量が必要になります。
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サポートサービスをご利用の場合,障害の原因を調査するために,表9-7および表9-8に出力されるトラブルシュート情報を送付していただく必要があります。送付されたトラブルシュート情報は,障害の原因調査以外の目的に使用することはありません。
戻り値
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戻り値 |
説明 |
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0 |
トラブルシュート情報の取得に成功した,または警告レベルのエラーが発生してコマンドが正常に終了した。 |
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1 |
トラブルシュート情報の取得に失敗した。 |
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2 |
コマンドの排他エラーが発生した。 |
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9 |
実行権限のエラーが発生した。 |
- 注
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コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。
使用例
トラブルシュート情報の出力先ディレクトリが「C:\work\npsnapshotlog」の場合の例です。
> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npsnapshotlog C:\work\npsnapshotlog