6.7.1 ユーザプラグインを更新する手順(公開版業務コンテンツに適用する場合)
公開版業務コンテンツに関連づけられている入出力プラグインのioaction.xmlファイルが更新された場合に,更新内容を業務コンテンツに反映するための条件と手順を説明します。
- 条件
-
-
公開版業務コンテンツが存在する実行環境のほかに,ナビゲーション プラットフォームをセットアップ済みの環境があること
-
最新の公開版であること
- 参考
-
ナビゲーション プラットフォームの環境が一つしかない(編集環境が実行環境も兼ねている)場合は,公開版業務コンテンツに関連づけられたユーザプラグインを更新することはできません。
また,最新ではない公開版業務コンテンツに関連づけられたユーザプラグインを更新する場合は,業務コンテンツをいったん編集版にする必要があります。編集版業務コンテンツのユーザプラグインの更新手順の詳細は「6.7.2 ユーザプラグインを更新する手順(編集版業務コンテンツに適用する場合)」を参照してください。
-
公開版業務コンテンツが存在する実行環境を「環境A」,もう一つのナビゲーション プラットフォームの環境を「環境B」と呼ぶものとして,手順を次に示します。
なお,手順内のコマンドで出力するファイル名は例です。ほかの名称でもかまいません。コマンドの詳細は「9. コマンド」を参照してください。また,業務編集画面での操作の詳細については,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。
- 注意事項
-
この手順を実施すると,中断再開情報は削除されます。ユーザプラグイン更新後も中断再開情報を利用したい場合は,あらかじめ中断再開情報をバックアップしてから手順を開始してください。バックアップした中断再開情報は,手順完了後に復元してください。
-
環境Aと環境Bに作業用の「NPWORK」フォルダを作成します。
-
「6.6.3 開発環境から受け取ったファイルを更新する手順」を参照して,環境Aのユーザプラグインを更新します。
-
環境Aで次のとおりコマンドを実行して,更新したいユーザプラグインが関連づけられている業務コンテンツをエクスポートします。
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\nppubexport -x NPWORK\pub.zip
NPWORKフォルダに公開版業務コンテンツのデータ(pub.zip)が出力されます。
-
手順3.で出力した公開版業務コンテンツのデータ(pub.zip)を,環境BのNPWORKフォルダにコピーします。
-
「6.6.3 開発環境から受け取ったファイルを更新する手順」を参照して,環境Bのユーザプラグインを更新します。
-
環境Bで次のとおりコマンドを実行して,手順4.でコピーした業務コンテンツをインポートします。
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\nppubimport NPWORK\pub.zip
必要に応じて-fオプションも指定してください。
-
環境Bのナビゲーション プラットフォームにログインして,業務編集画面を表示します。
-
更新するユーザプラグインが関連づけられている業務コンテンツを選択して,編集を開始します。
-
マッピング一覧を出力して,どのノードに更新対象のユーザプラグインが配置されているのかを確認します。
-
手順9.で確認したノードのガイド領域を表示して,操作モードをマッピングモードに切り替えます。
-
すべての更新対象のユーザプラグインをいったん削除します。
-
手順11.で削除したユーザプラグインを再度配置して,マッピング線も引き直します。
-
業務コンテンツを保存して,編集を完了します。
-
手順13.で保存した業務コンテンツを公開します。
-
環境Bで次のとおりコマンドを実行して,手順14.で公開した業務コンテンツをエクスポートします。
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\nppubexport -x NPWORK\pub2.zip
NPWORKフォルダに公開版業務コンテンツのデータ(pub2.zip)が出力されます。
-
手順15.で出力した公開版業務コンテンツのデータ(pub2.zip)を,環境AのNPWORKフォルダにコピーします。
-
環境Bで次のとおりコマンドを実行して,手順4.でコピーした業務コンテンツをインポートします。
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\nppubimport -f NPWORK\pub.zip
-
環境Aのナビゲーション プラットフォームにログインして,手順17.でインポートした業務コンテンツをテストします。
更新したユーザプラグインの内容が反映されているかどうか確認してください。